ウイスキー蒸留所が手がけるクラフトジンまとめ【全8銘柄】

ウイスキー蒸留所発・クラフトジンまとめ

今年のブームになるとも言われるジンですが、なかでも大注目なのがクラフトジン。
クラフトウイスキー同様、スモールバッチを基本としており、ジン特有のボタニカル(ハーブ、果皮、スパイスなど)には地域の特産物やユニークなものを使用したりと、個性的な銘柄が多いのがクラフトジンの特徴です。

ウイスキー愛好家の方ならご存知の方も多いかもしれませんが、クラフトジンは、新たに新設されたウイスキー蒸留所が、ウイスキーを寝かせている間の(リリースまでの)収入源として手がけることが多いのも特徴。
そのためクラフトジンを手がける蒸留所は、ウイスキーを造っていることも多いのです。

日本のジン愛好家の方は、ウイスキー愛好家でもあることが多いと思われます。
そこで本記事では、ウイスキー蒸留所が手がけるクラフトジン銘柄を8つピックアップしご紹介していきます。

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ウイスキー蒸留所発のクラフトジン8銘柄

それでは銘柄紹介に移ります。
なおご紹介する銘柄は、いずれもウイスキー、ジンともに日本で入手できるものです。(生産途中であるものは除く)

ザ・ボタニスト / ブルイックラディ蒸留所

産地:スコットランド

ウイスキー蒸留所が造るジンとして、おそらく最も有名であろう銘柄がザ・ボタニストです。
ブルイックラディやポートシャーロット、そして世界最強のピーテッド・ウイスキー「オクトモア」を造るアイラ島の蒸留所・ブルイックラディ蒸留所が手がけています。
同蒸留所はアイラ島のテロワール(風土・気候・地域性)にこだわりがあることでも知られ、このジン銘柄も同様です。
アイラ島で採れたボタニカルを22種も使用し、一般的なジンのボタニカル9種と合わせ、計31種ものボタニカルを使用しています。
ウイスキーファンならまずは飲んでおくべきクラフトジン銘柄でしょう。

コーヴァル / コーヴァル蒸留所

産地:アメリカ

コーヴァルは、アメリカ・シカゴにあるクラフトウイスキー、クラフトバーボンで有名な蒸留所・コーヴァル蒸留所が手がけています。
コーヴァル蒸留所は造り出す全てのお酒がオーガニックであることでも知られ、もちろんジンも当局によってオーガニック認定を受けています。
それだけでなく原料は全て契約農家から調達。さらに世界一厳しいとも言われる食品認定である「コーシャ認定」を受けるなど、造りに非常にこだわりが詰まっています。
ジンはドライジンと、ウイスキー蒸留所らしい樽熟成させたバレルドジンがあります。(樽はコーヴァルのウイスキーに使用したもの)

コーヴァルについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
オーガニックでおしゃれなクラフトジン「コーヴァル」の魅力に迫る

ヒュー / ヒュースピリッツ蒸留所

産地:アメリカ

ヒューもコーヴァル同様、シカゴにあるクラフトウイスキー、クラフトバーボンの蒸留所・ヒュースピリッツ蒸留所が手がけています。
ヒューが造り出すクラフトジンは、ウイスキーのニューポッドをベーススピリッツとして使用しているのが特徴で、そのため一般的なジンに比べ穀物系の甘みを感じるものとなっています。
ちなみにヒューも樽熟成させたバレルジンがあります。

キュロ / キュロ蒸留所

産地:フィンランド

キュロは北欧フィンランドに2014年に誕生(操業開始)したクラフトディスティラリーで、ジンとウイスキーをメインに生産しています。
北欧ではメジャーな穀物とされるライ麦のみをスピリッツの原料としており、ジンのベーススピリッツもライスピリッツを使用しています。
下野草や白樺の葉などフィンランドで採れたボタニカルもふんだんに使用しているのも特徴です。キュロも上記の銘柄同様、通常のジンとバレルジンがあります。

ズイダム / ズイダム蒸留所

産地:オランダ

ズイダム蒸留所はオランダとだけあって、ジン(ジュネヴァ)の蒸留所として約50年前に操業を開始しました。
2000年代以降ウイスキーも手がけるようになり、現在は「ミルストーン」というシングルモルトとライウイスキーを生産しています。(日本でも入手可能)
ズイダム蒸留所は、オランダの伝統ジンであるジュネヴァを樽熟成の年数で分けて商品化しており、それだけでなく一般的なドライジンも手がけています。

グレンダロウ / グレンダロウ蒸留所

産地:アイルランド

グレンダロウは、アイルランドに2013年に新設されたクラフト系の蒸留所・グレンダロウ蒸留所(グレンダロッホと呼ばれることも)が手がけています。
ご存知の方も多いと思いますが、アイリッシュウイスキーは現在復活の兆しを見せており、新興蒸留所も続々誕生しています。
その一つであるグレンダロウはウイスキーはもちろん、ジンもスモールバッチで、地元で採れたボタニカルをふんだんに使用している、これぞクラフトジンといった感じです。
また、ジンは季節によってボタニカルをレシピを変え、春夏秋冬それぞれをバージョンをリリースするなど面白い試みもやっています。(画像リンクは通年バージョン)

ストラスアーン / ストラスアーン蒸留所

産地:スコットランド

ストラスアーンは2013年にスコットランドに誕生したクラフト蒸留所で、ウイスキー的な区分けで見ればギリギリハイランド地方に入るところ。
ストラスアーンはポットスチルにアランビックを使用しており、シングルモルトは現在一般リリース待ちで、ニューポッドなら購入ができる状態です。
ジンに関してはすでに2種リリースされており、ボタニカルにヒース(ヘザー)やバラなどを使用した「ヘザー・ローズ・ジン」と、樽熟成させた「オークド・ハイランド・ジン」があります。

コッツウォルズ / コッツウォルズ蒸留所

産地:イギリス(イングランド)

コッツウォルズは、その名の通りイギリス・コッツウォルズ地方に、2014年に誕生した蒸留所でウイスキーやジンの他リキュールなども造る蒸留所です。
ウイスキーについてはシングルモルトが2017年にリリースとあったのですが、どうやら10月にリリースされる予定らしく蒸留所公式サイトから情報が見れます。(日本への輸入時期は未定)
ちなみにこのコッツウォルズ蒸留所は、あの「季の美」を造る京都蒸留所の蒸留所長・アレックス・デーヴィス氏が同職に就いていたことでも有名で、コッツウォルズのジンは非常に高い評価を得ています。
ジンのボタニカルには、コッツウォルズらしくラベンダーも使用しています。

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まとめ

気になる銘柄はありましたでしょうか?
ここでご紹介した銘柄はクラフトジンというだけでなく、多くが新鋭の蒸留所が手がけ、ウイスキーに関してもスモールバッチでクラフトウイスキーであることが多いですね。

ちなみにクラフトジンは、日本でも生産が活発になっており、先に触れた季の美を除いて多くの銘柄がウイスキーも手がけるメーカーによって作られています。(サントリー・ROKUやニッカ・カフェジン、本坊酒造の和美人など)
いずれも大きなメーカーが手がけているため本記事でご紹介した銘柄とは、参入の背景が異なりますが、いずれにせよ高品質なものとなっています。

日本の人についてはこちらで詳しく解説しています。
ジャパニーズ・クラフトジンが今アツい!話題の4銘柄をご紹介

ご興味ある方は色々飲み比べてみてください。

それではこの辺で。
以上「ウイスキー蒸留所が手がけるクラフトジンまとめ【全8銘柄】」でした。

【参考文献】
改訂・世界ウイスキー大図鑑|柴田書店 監修・チャールズ・マクリーン
稲富博士のスコッチノート|バランタイン公式ブランドサイト
キュロ蒸留所公式HP
ヒュースピリッツ公式HP
コッツウォルズ蒸留所公式HP

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小針 真悟
著者:小針 真悟

[LiquorPageオーナー / GINfest.TOKYO運営メンバー] 豊富な現場経験や長年のお酒愛によって、ジンを筆頭にあらゆるお酒の知識を持つ。

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