家庭用にワインセラーは必要?ワインの適切な保管方法とは

家庭用にワインセラーは必要?

ここ数年、ワインはより幅広い層の方に飲まれるようになりました。
ワイングラスの注目度が高まっていることからもわかるように、自宅でワインを飲む方も増えてきています。

自宅でワインを楽しむとなると、気になるのがワインの保管方法。
ワインは非常にデリケートなお酒というのはよく知られている話。

王道の保管方法といえば、ワインセラーを活用することですが、「そこまでする必要ある?」と思っている方も多いことでしょう。
そこで本記事では、ワインの理想的な保管環境と家庭用ワインセラーの必要性について解説していきます。

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ワインの理想的な保管環境

暗所に保管されたワイン

まずはワインの適切とされる保管環境についてみていきましょう。

前述のようにワインは、数あるお酒の中でもとりわけデリケートで、購入後飲むまでの間、適切に保管することが望ましいとされています。
よくお金持ちのワイン愛好家の方が、何十年も前のワインを保管していることもあるように、適切に保管すれば長期熟成が可能。(ワインのタイプによる)
瓶の状態でもしっかり熟していくのです。
しかし一方で、誤った方法で保管しているとたちまち劣化を招いてしまいます。

ワインの理想的な保管環境は下記のとおり。

ワインの理想的な保管環境

  • 年間を通じて温度が低め(12〜15℃)
  • 湿度はやや高め(70〜75%)
  • 光の当たらない暗所
  • 振動がない場所
  • 異臭物と一緒にしない
  • ボトルは横に寝かせる

これらを見ると、気温は低め、湿度は高めで環境の変化が少ない場所が望ましいことがわかります。(ボトルを横に寝かせるのはコルクの乾燥を防ぐため)
ワイン生産者がよく、ワインの貯蔵庫を地下に構えるのは、理想的な保存環境だからなのですね。

家庭用ワインセラーはある方が良い?

ワイン生産者は地下貯蔵庫を用意することができますが、普通は地下に貯蔵庫など用意することができません。

そこで有効なのがワインセラー。
ワインセラーなら言わずもがな理想的な保管環境を満たしています。
よって、人それぞれ状況は異なるでしょうけれど、ワインセラーはあるにこしたことはないと言えるでしょう。

意外と安く買える

ワインセラーというと、かなり高いイメージがあるかもしれませんが、実はそれほど高くありません。
飲食店や販売店などで用いる何十本も入るようなセラーだとさすがに高額ですが、家庭用の8本程度のワインセラーであれば、安いものならだいたい1万円前後
意外と手頃な値段で購入できます。

ワインのために1万円以上となると少々高額な気もしますが、消耗品ではなく、壊れるまでずっとワインの理想的な保管環境を手にすることができると考えると、コストパフォーマンスは十分かと思います。
しかも、セラーのサイズによっては日本酒なども保管できます。

購入後すぐに飲むことが多い場合、セラーは必要ない

とはいえ、ワインを家で飲まれる全ての方にセラーが必要というわけではありません。
多くの方は購入したワインを、保管するのではなくすぐに飲まれることでしょう。
このような場合、もちろんセラーは必要ありません

ただ、例えば1万円以上の高級ワインなども嗜むような方ですと、高級ワインは長期熟成させた方が良いものが多いですし、もったいなさもあり、購入後あまりすぐには飲みたくないもの。
このように、高級なワインなども嗜むという方はセラーはあった方がいいかもしれません。
安心感が違います。

ワインセラーなしでワインを保管するには?

このように家庭用ワインセラーの必要性は人それぞれ異なります。
なかには、ワインを保管したいけど(することもあるだろうけど)セラーの必要性は感じていないという方もいることでしょう。

そこで気になるのが、セラーなしでワインを保管する方法。
それは、前述の「理想的な保管環境」の項目をできるだけクリアできる環境に保管するというもの。

具体的な方法としては、気温が低い冬場は自宅内の暗所に置き、気温が20℃を超える夏場だけは冷蔵庫で保存する方法が有効です。
なお冷蔵庫に入れる場合、温度が高めで湿度もある程度保たれる野菜室が良いとされます。
この方法なら最低限、劣化は防げることでしょう。

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まとめ

ワインは非常にデリケートなお酒であり、その保管に最適なのがワインセラー。
セラーがあるにこしたことはないにしても、人それぞれ必要性は異なるでしょうから、必ずしもあった方がいいというわけではありません。
しかしながら家庭用なら意外と安く買えるので、頻繁に家でワインを楽しまれる方ならあってもいいかもしれませんね。

ちなみに、百貨店のワイン売り場やワインの専門店に行くと、室内がちょっぴりひんやりし、照明も暗めなのはお気付きでしたでしょうか?
これは前述した「理想的な保管環境」のためで、他も売り物とは違い、明るい照明は避けているのです。
ぜひ次回ワインショップに行く際はチェックしてみてください。

それではこの辺で。

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小針 真悟
著者:小針 真悟

LiquorPage運営者。様々な業態のバーテンダー経験からジンやウイスキー、日本酒や焼酎など幅広い知識を持つ。

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