超個性的!ちょっと変わったおすすめクラフトジン8選

個性的なクラフトジン集

クラフトジンといえば世界的に流行している今大注目の分野。
日本でもブームになりつつあり、取り扱うお店が増えているため「最近飲んだ」という方もいるかもしれません。

クラフトジンは、普通のジンとは違い銘柄ごとの個性が強いのが特徴でもあります。
だいたいの銘柄で「これは〇〇なのが特徴」と一言で説明できる個性を持っているのですが、なかには従来的なジンではありえなかった製法や素材を使用する銘柄もあります。

そこで本記事では、数あるクラフトジンの中でも特に変わった個性を持つ銘柄にスポットを当て、その中で筆者おすすめの銘柄を8つに厳選しご紹介していきます。

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クラフトジンについておさらい

コーヴァルや季の美など王道のクラフトジン

まずはクラフトジンの基本情報についておさらいしたいと思います。
まずそもそもジンとは、ベースとなるスピリッツにハーブや果皮などのボタニカルをいくつか加え蒸留させた、アルコール度数40〜50%前後のお酒。
一言で表すなら、ジンはボタニカルのお酒ということですね。

【よくジンで使用されるボタニカル】
ジュニパーベリー(必須)、コリアンダーシード、アンジェリカ、生姜、シナモン、シトラス系の果皮など、だいたい5〜10種ほど

そしてクラフトジンとは、簡単にいうと「少量生産で製法や素材に徹底的にこだわったジン」です。
「クラフトジンの定義」というものはないのですが、前述のようにとにかく銘柄ごとの個性が強いのが特徴。
これまでのジンでは一般的ではなかったボタニカルや、地域特産の素材を使用したりなどこだわりが強く、そして小規模な生産者が多いのも特徴です。

プレミアムジンと呼ばれることもあり普通のジンより値段は高めですが、そのぶん味わいもプレミアム。
それぞれの銘柄で味わいが大きく異なり、また普通のジンに比べてトゲがなく味わい深いため、ロックやストレートでも楽しめるのもクラフトジンの醍醐味です。

クラフトジンについて詳しくはこちらの記事で解説しています。
日本でも流行必至!クラフトジンとはどんなジンなのか?

超個性的なクラフトジン8銘柄

それでは銘柄紹介に移ります。
ここでは王道or定番のクラフトジンではないかもしれないけれど、とりわけ変わった個性を持つ銘柄をご紹介します。
まだクラフトジンを味わったことがないという方は、まず王道銘柄を味わってみてからの方が良いかもしれません。

王道&定番のクラフトジンはこちらの記事でご紹介しています。
クラフトジン入門・とりあえず飲んでおきたい定番8銘柄

※番号が振ってありますがランキングでありませんので紹介順は関係ありません。

1. コーヴァル・バレルドジン

コーヴァル自体はすでに日本でも有名なクラフトジンですが、このバレルドジンはジンでは比較的珍しい樽熟成させたものです。そのためややゴールドっぽい色味がついています。
コーヴァルブランド最大の特徴は、使用するすべての素材がオーガニックであること。
そしてこのジンを手がけるコーヴァル蒸留所(アメリカ・シカゴ)は、クラフトウイスキーのとても有名な作り手で、ウイスキー作りにおける熟成のノウハウを最大限活かしたのがバレルドジンというわけですね。

ジンファンのみならずウイスキーファンも味わっておきたい銘柄です。

特有のボタニカル
アンジェリカルード、ローズヒップなど

味わい
ジンらしい華やかでフローラルな香りと樽由来のバニラのようなな香りが融合しています。味わいはとても丸みがあり、フルーティーでココナッツのような風味も感じます。

2. ル・ジン

ル・ジンは、カルヴァドスというリンゴを使用したブランデー作りで有名なクリスチャン・ドルーアン社が手がけるフランスのジンです。
普通のジンは、ベースとなるスピリッツに穀物類や廃糖蜜などを原料としてものを使っているのですが、さすがはカルヴァドスで有名な作り手。このル・ジンはリンゴが原料のベーススピリッツを使用しています。
これこそがル・ジンの最大の特徴です。
リンゴ由来のフレッシュな甘みを感じる飲みやすいジンです。

特有のボタニカル
ジンジャー、バニラ、アーモンド、レモン、ローズなど計8種

味わい
シトラス&フルーティーのフレッシュな香り、丸みのあるクリーミーな味わいで、程よい甘みを感じます。

3. アンガヴァ

アンガヴァはカナダ産のクラフトジン。
ボタニカルはカナダの中でも極北に位置するイヌイットの人々が住むアンガヴァ地方で採れたものを使用。しかもそれらはすべて天然のもので現地の人々が手摘みで採取したものです。
レシピも変わっていて、クロウベリー、ホロムイチゴ、ラブラドルティなど現地で古くから食されてきたボタニカルを使用しています。
やや色づいていますが、コーヴァル・バレルドジンのように熟成によるものではなく、ボタニカルによって色づいています。

特有のボタニカル
ワイルド・ローズヒップ、クロウベリー、ホロムイチゴ、ラブラドルティ、アークティック・ブレンドなど

味わい
フローラルでフルーティーな華やかな香り、独特のベリー系の甘味も感じる味わいで、少しクリーミーな口当たりです。

4. ブラックウッズ リミテッドエディション

ブラックウッズはスコットランド最北のシェットランド諸島発のクラフトジン銘柄です。
このリミテッドエディションは文字どおり限定品なのですが、アルコール度数60%という際立った特徴があります。
ジンは概ね40〜50度程度が多いなか、60%というのは貴重で、流通しているジンの中では最も度数が高いジンの一つと言われています。
度数が高いことにより、各種ボタニカルの風味がしっかりと残り、ワインでいうならフルボディタイプのジンとなっています。

特有のボタニカル
ウォーターミント、シモツケソウ、カシア、ニオイショウブ、他一般的なボタニカル

味わい
ハーバルな香りとシトラス系の香りでやや華やかな香り。ドライでほんのりビターで骨太な味わい。

5. 和美人

和美人は日本のクラフトジン銘柄で、焼酎やウイスキーなどで知られる本坊酒造が手がけています。
鹿児島の津貫蒸留所で作られるこの銘柄は、ベーススピリッツにお米100%のものを使用しており、焼酎で有名な同社らしくこのスピリッツの仕込みには麹を使用しています。
季の美などもお米のスピリッツをベースとしていますが、麹を使用するのは非常に珍しく鹿児島のジンならではといえます。
他にも鹿児島で採れたボタニカルを9種使用するなど、独特の個性が光る銘柄です。
焼酎にも通じるものがあり、焼酎好きの方でもすんなり味わえるのでおすすめです。

特有のボタニカル
へつか橙、月桃、けせん、緑茶、金柑、ゆず、紫蘇など計10種

味わい
米っぽい味わいと旨味がベースにありながらも、柑橘系の爽やかな甘みも感じ、だんだんドライな後味になっていきます。

日本のジンについてはこちらの記事で詳しくご紹介しています。
ジャパニーズ・クラフトジンが今アツい!話題の4銘柄をご紹介

6. ミッケラー

ミッケラーはクラフトビールで有名な作り手で、ビール好きの方ならその名を聞いたことがあるかもしれません。
ブリュワリーが手がけるジンとだけあって、ベーススピリッツにはエールビールを蒸留させたものを使用。もちろんホップもしっかり投入されています。
世界的に評価が高いブリュワリーが作るジンというだけあって注目度が高い銘柄で、ジンファンのみならずビールファンも必見です。
ちなみにミッケラーと並んで有名なブリュワリー・ブリュードッグもスピリッツ作りを始めていて、日本への上陸は未定ですがこちらも楽しみです。(銘柄名はローンウルフ)

特有のボタニカル
レモングラス、カルダモンなど一般的なジンのボタニカル

味わい
ハーバルな香りと麦っぽい芳醇な香りも少し感じます。香りの印象ままにちょっぴりビターで芳醇な味わい。

7. ショリゲル

ショリゲルは既にリカーページで取り上げている銘柄ですが、この記事には欠かせない特徴あるジンなのでご紹介します。
このショリゲルの特徴は、ボタニカルをジュニパーベリーしか使用していないこと。
通常ジンでは5〜10程度のボタニカルを使用するのですが、ショリゲルはあえてジンづくりで必須のジュニパーベリーしか使用しないという、かなり珍しいジンです。
ある意味では最もジンらしいジンとも呼べる銘柄で、ジン好きなら一度は味わっておきたい銘柄です。

特有のボタニカル
ジュニパーベリーのみ

味わい
決して華やかではないながらもジュニパーベリーのビター&ハーバルな風味をしっかり感じます。程よい苦味とスパイシーな味わいです。

8. セイクレッド

セイクレッド自体は比較的有名なクラフトジンなのですが、このジンが面白いのはジンシリーズとは別に、ブレンドする前の各ボタニカルごとのスピリッツを販売していること。
つまりアンジェリカならアンジェリカだけのスピリッツ、リコリスならリコリスだけのスピリッツを販売しているのです。(ジュニパーベリーを含まないのでジンではなくスピリッツという分類)
このボタニカル別のスピリッツを味わえるのはとても貴重で、これらを味わうことでどのようにジンの風味が形成されているか知ることができます。
販売されているボタニカルスピリッツはどれも一般的なジンのボタニカルのものなので、ジンファンの方ならまずそれぞれを味わっておくことをおすすめします。

セイクレッドシリーズをもっと見る

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まとめ

ここまでクラフトジン8銘柄をご紹介してきました。
どれもかなり個性的なジンですので、いくつか気になる銘柄は見つかったことでしょう。

ここでご紹介した銘柄のように、どの銘柄も唯一無二とも言える個性を持っていて、違いがはっきりわかるのがクラフトジンの面白さでもあります。
数ある酒類の中でも原料に対して柔軟なジンだからこそ成し得るのですね。

ジンファンである筆者としては、少しでも多くの方に少しでも多くのジン銘柄を味わっていただきたいですね。

それではこの辺で。
以上「超個性的!ちょっと変わったおすすめクラフトジン8選」でした。

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小針 真悟
著者:小針 真悟

LiquorPage運営者。様々な業態のバーテンダー経験からジンやウイスキー、日本酒や焼酎など幅広い知識を持つ。

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