世界一売れているテキーラは?2015年のTOP3を発表!

世界のテキーラ売上TOP3

世界で最も売れている、つまり最も飲まれているテキーラは何か?
本記事では2015年の年間売り上げTOP3のブランドをご紹介していきます。

日本で有名なテキーラといえば、サウザクエルボ
きっとみなさんの予想では、このサウザかクエルボのどちらかがTOPではないでしょうか?
果たしてこれらのブランドは、世界でも売れているのか。

それではまず3位から見ていきましょう。

本記事は、イギリスのDrinks Internationalが2016年6月に発表したデータを元に作成しています。
※データは2015年の年間売り上げ、調査会社はEuromonitor
スポンサーリンク

3. エルヒマドール(エルジマドール)

売上:約110万ケース(1ケース12本)

世界的な蒸留酒メーカー、ブラウン・フォーマン社が所有するテキーラブランドで、日本ではアサヒが販売しています。
日本では、エルジマドールという呼び名で定着してしまっていますが、本来的な読み方では「エルヒマドール」で、こちらが正式名称です。
(数年前までは酒類関係者でもエルジマドールと呼ぶことの方が一般的でしたが、最近ではしっかりエルヒマドールと呼ばれることが増えてきました)

エルヒマドールの人気の秘訣は、コストパフォーマンスが高いこと。
決して値段が高くないながらも、全てのラインナップがアガベ100%でつくられています。
(アガベはテキーラの主原料で、アガベ100%とは、ビールでいう大麦麦芽100%のような意味合いです)

よってエルヒマドールは、いわゆるプレミアムテキーラに該当し、かなり安価で飲めるプレミアムテキーラだから人気なのでしょう。

ちなみに…
実はエルヒマドールは、同じくプレミアムテキーラとして有名な「エラドゥーラ」のセカンドブランド(弟分的な存在)です。

2. パトロン

売上:約220万ケース

パトロンは、プレミアムテキーラとして日本でも最も有名なテキーラブランドの一つ。
日本での販売は、バカルディ・ジャパンとの提携のもとサッポロが行なっています。
プレミアムテキーラ人気の火付け役とも言われ、プレミアムテキーラブランドではNO.1の売り上げを誇るブランドです。
アメリカの、特にハリウッドでの人気度が高いとされ、売り手側もそれをセールスポイントとしてあげていることが多いです。

パトロンは、エルヒマドール同様、全てのラインナップがアガベ100%のプレミアムテキーラです。
パトロンにはレギュラーシリーズのパトロンと、高級シリーズのグランパトロンがあります。
その全てのラインナップのボトル1本1本には、責任の証、つまり品質保証としてシリアルナンバーが記載されています。

一度飲めば、通常の一般的なテキーラとは味の質が違うことがわかります。

1. サウザ

売上:約370万ケース

2015年、世界で最も売れたテキーラは、日本でもおなじみサウザでした。
ウォッカやウイスキーなど他の蒸留酒と比べて、まだまだ市場が小さいテキーラながらも約370万ケースも販売するとは素晴らしいですね。
(参考までに挙げると日本の「角」より売れていることになります(350万ケース))

サウザは、クエルボと並ぶテキーラの二大巨頭で、抜群の知名度を誇るテキーラブランド。
現在日本のサントリーグループが所有、販売しています。

テキーラとして由緒ただしきブランドで、創業者のドン・セノビオ・サウザは「テキーラの父」とも呼ばれています。
それまでメスカルとして売り出されていたお酒を、初めて「テキーラ」という名で売り出した人物です。(サントリーのブランドサイトより)
つまりテキーラの名付けの親でもあるわけですね。

そんなサウザは、エルヒマドールやパトロンとは違い、どちらかというと安さをウリにする大衆的なテキーラブランドでした。
しかし最近では、プレミアムテキーラにも力を入れていて、最近発売された「サウザ・ブルー」や「サウザ・オルニートス・ブラックバレル」がこれにあたります。

ちなみにサウザは、2015年のISC(インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ)という世界的なお酒の品評会で、テキーラプロデューサー・オブ・ザ・イヤー(最優秀メーカー賞)を受賞しました。

しかし、事実上の売り上げトップは「クエルボ」

ここまでご紹介した売上ランキングでは、あの有名なテキーラ「ホセ・クエルボ」が含まれていません。
しかし、クエルボはよく「世界売り上げNO.1のテキーラ」と謳われていて、日本の販売元であるアサヒのサイトにもそう記載してあります。

なぜこのランキングに、クエルボが含まれていないか?
発表元のDrinks Internationalによれば、実はクエルボ側が一年分の売り上げデータを提供することを拒んでいるため、このランキングに反映されていないそうです。
(大手統計サイトであるStatistaでも、同様のランキングでクエルボは除外されていました)

しかし、Statistaによれば、クエルボはアメリカだけで約350万ケース(1ケース9L換算)売り上げています。
本国メキシコや他の国々の売り上げも考慮すると、サウザの370万ケースを下回ることは、まずありえません。

よって事実上の世界一売れているテキーラは、クエルボと言って良いでしょう。

【追記】
メーカー担当者に問い合わせたところ、クエルボは世界一売れているテキーラブランドで間違いないとのことでした。
その売上は2015年年間で約570万ケースとダントツの数字となっています。(調査会社はIWSR)
スポンサーリンク

まとめ

統計上の世界一のテキーラはサウザ。
しかし事実上の世界一はクエルボ。
という少し歯切れの悪い内容となってしまいました。

とはいえ事実上のランキングで見れば、1位がクエルボ2位がサウザと、筆者的には順当な結果だと感じています。
ただ、プレミアムテキーラの中でも、高級な部類に入るパトロンのランクインは眼を見張るものがあります。
プレミアムテキーラ分野は、高い成長率を見せているので、今後パトロンがサウザを抜くこともあり得ますね。

筆者的にも世界だけでなく日本にもテキーラがより根付くうえでは(罰ゲーム用としてではなく)、プレミアムテキーラは非常に重要な分野だと思っています。
今後が楽しみですね。

それではこの辺で。
以上「世界一売れているテキーラは?2015年のTOP3を発表!」でした。

スポンサーリンク
小針 真悟
著者:小針 真悟

[LiquorPageオーナー / GINfest.TOKYO運営メンバー] 豊富な現場経験や長年のお酒愛によって、ジンを筆頭にあらゆるお酒の知識を持つ。

関連記事

  1. アネホなのに透明?ドンアグスティン・クリスタルアネホが日本初上陸! アネホなのに透明?ドンアグスティン・クリスタルアネホが日本初上陸…
  2. ALTOS BANDERA Competition 人気のテキーラ「オルメカ・アルトス」のカクテルコンペが開催!優勝…
  3. 超高級テキーラ・おすすめ8選 おすすめの超高級テキーラ8選!贈り物にも最適!
  4. プレミアムテキーラ・悪酔いしにくい? プレミアムテキーラが悪酔い・二日酔いになりにくいのは本当?
  5. 骸骨の貴婦人も登場?11/1-2の死者の日は「ドン・フリオ」テキ…
  6. テキーラはサボテンのお酒ではない なぜテキーラは「サボテンのお酒」と誤解されるのか?
  7. テキーラ選びのポイント ワンランク上のテキーラの選び方【産地編】
  8. テキーラの産地・メキシコはどんな国? テキーラの産地・メキシコってどんな国?特徴・魅力をざっくりご紹介…

おすすめ記事

ピーチパインを使用したトロピカルな沖縄産ジン「ORI-GiN 1848」が発売! ピーチパインを使ったトロピカルな沖縄産ジン「ORI-GiN 1848」が発売!

製法や素材にこだわり、日本の要素も取り入れた国産クラフトジンがブームとなる中、沖縄の瑞穂酒造が手がけ…

「AGAVE LOVE × TEQUILA FESTA in TOKYO」レポート&写真ギャラリー 「AGAVE LOVE × TEQUILA FESTA 2018 in TOKYO」レポート&写真ギャラリー

この度日本初上陸を果たしたオーストラリア発の世界的なアガベスピリッツのイベント「AGAVE LOVE…

写真で振り返る「AGAVE LOVE × TEQUILA FESTA」オープニングパーティー@六本木AGAVE 写真で振り返る「AGAVE LOVE × TEQUILA FESTA」オープニングパーティー@六本木AGAVE

オーストラリア発祥のシンガポール、マレーシア、香港、マカオ、モスクワ、ヘルシンキなど世界9カ国で開催…

人気の記事

  1. あのパーカーポイントが日本酒に!90点以上78銘柄を発表 日本酒版パーカーポイント
  2. ジャパニーズ・クラフトジンが今アツい!話題の4銘柄をご紹介 ジャパニーズ・クラフトジン
  3. 日本でも流行必至!「クラフトジン」の特徴と銘柄まとめ クラフトジンとは?
  4. ウイスキー世界売り上げランキングTOP20 世界ウイスキー売上ランキング
  5. 世界一売れているビールは?2015年世界シェアTOP10を発表! 世界一のビールは?

新着記事

関連記事

PAGE TOP