今大人気の日本酒「新政No.6」のX-type・S-type・R-typeを飲んでみた

新政No.6・X-type、S-type、R-type

新政といえば、今全国的に大人気となっている秋田の名酒。
新政にはラピスやエクリュといったカラーシリーズや、亜麻猫などのラボシリーズなど様々なシリーズがありますが、今やいずれも入手困難
特に代表シリーズである「No.6」は人気が高く、定価以上での価格で市場に出回るほどの人気ぶりとなっています。

そのNo.6には実は「R-type、S-type、X-type」の3銘柄あるのですが、今回これらの銘柄の特徴やそれぞれの違いをご紹介するとともに、飲んだ際の感想を綴っていこうと思います。
専門用語は控えめに、ビギナーの人でもわかるようにご紹介していきます。

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新政の代表シリーズ「No.6」3銘柄の特徴

筆者が、新政が現在の新体制になってから初めて飲んだ銘柄が「No.6 S-type」
飲んだ際に「こういう日本酒もあるのか」と衝撃を受け、それ以降新政は見かけるたびに購入しており、飲む機会がわりと多い日本酒となっています。
(筆者の自宅近くに有名な地酒屋があり、新政は入手しやすい環境にある)

というわけで、これまでNo.6以外シリーズも含め多くの新政を飲んできたわけですが、No.6はやはり特別です。
新政はいずれのシリーズ・銘柄も、蔵の伝統である6号酵母(日本酒用としてはかなり古い酵母。これを使用すると香りは控えめで大人しい日本酒になるとされている)を使用しており、造りは全て生酛純米、シュワっと微かな炭酸を感じる上品な酸味と端麗でキレイな味わいを特徴としていますが、No.6では特にそれが顕著。
それからNo.6は「R-type、S-type、X-type」の3銘柄とも生酛純米の「生酒」という非常に珍しい造りをしています。

生酛純米で、生酒という造りはとても珍しい。

生酛純米で、生酒という造りはとても珍しい。

と、ここまでの情報で気になるのが「No.6の3銘柄は何が違うのか?」という点でしょう。

これら3銘柄の違いは主に「精米歩合」です。
値段の一番高いX-typeが、当然ながらよりお米が磨かれており精米歩合が高くなっています。上からX-type、S-type、R-typeの順です。
(具体的なスペックについては後述します)

新政No.6のR-type、S-type、X-typeを飲んだみた感想

それではいよいよ飲んだ感想についてご紹介していきます。

No.6 R-type

新政No.6 R-type

造り:生酛純米・生酒
精米歩合:麹米40%、掛米60%
酒米:麹米→主に秋田県産吟の精、掛米→主に秋田県産酒こまち

飲んでみた感想
よく見かけるあからさまにフルーティーで華やかなタイプとは異なり、香りは控えめ。
主張は控えめながら、みずみずしいマスカットのような香りを感じます。
口に含むと、シュワっと微かな泡感を感じ、柔らかな酸味と香りそのままの甘みがあり、白ワインのようです。(ドイツのリースリングワインっぽい)
味には芯があり程よくお米の旨味の膨らみも感じますが、後味のキレが思いのほかしっかりしており、全体的にスッキリまとまっている印象。

No.6の中では一番味がはっきりしており、飲んでいて面白い銘柄と言えるかもしれません。

No.6 S-type

新政No.6 S-type

造り:生酛純米・生酒
精米歩合:麹米40%、掛米50%
酒米:麹米→主に秋田県産吟の精、掛米→主に秋田県産酒こまち

飲んでみた感想
S-typeも香りは控えめで、マスカットのような香りと微かにミネラルっぽい香りも感じます。
R-type同様、シュワっと泡感がありますがこちらの方が酸味が上品。
前半はジューシーな甘みと上品な酸味、後半はキリっとしたキレがあり対照的ですが、全体的に洗練されており「キレイな日本酒」といった印象です。
淡麗ですが、よく言われる淡麗辛口ではなく、水っぽいワケでもありません。強いていうなら淡麗旨口です。

ちなみに開栓後2日目以降はフレッシュな酸味が落ち着き、甘みが増します。やはり開栓したその日が「新政らしさ」をより強く感じ、美味しく感じます。

No.6 X-type

新政No.6 X-type

造り:生酛純米・生酒
精米歩合:30%
酒米:麹米→主に秋田県産吟の精、掛米→主に秋田県産酒こまち

飲んでみた感想
純米酒を名乗っていますが、精米歩合だけを見ると純米大吟醸の、それも最高峰といったところ。

他の高級酒と比べ香りは控えめながらもかなり上品。超高級シャンパンのようなブドウとミネラルの香りを感じ、日本酒が苦手な人が感じるような「日本酒っぽい」クセのある香りやアルコール臭さが全くありません。
泡感と上品な酸味が主体ですがかなり洗練されており、やさしく柔らかい印象です。雑味やエグ味が一切なくキレイな味わいで、香りだけでなく味もさながら高級シャンパンです。

精米歩合が30%にもなることから、当然のようにNo.6シリーズの中では一番「キレイな日本酒」となっており、上品で洗練されているのですが、それは良くも悪くも面白みには欠けるということでもあります。
開栓後2日目以降では味がかなり変わってしまうので、すぐに飲みきることをおすすめします。

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まとめ

このように、新政のNo.6シリーズは基本スタイルは同じですが、精米歩合が異なることから香りや味が微妙に異なり、比べてみると明確な違いがあります。
もしNo.6を初めて飲むなら「S-type」がおすすめです。S-typeで物足りなさを感じるならR-type、気に入ったならX-typeにグレードアップという味わい方が良いかもしれません。
とはいえNo.6シリーズはいずれも入手困難で、飲食店だと「開栓したて」を飲めない可能性があることは留意しなければなりません。

新政No.6を見かけた際はぜひ味わってみてください。(ボトルがかなり特徴的なのでとにかく目立ち、見つけやすいです)
それではこの辺で。

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小針 真悟
著者:小針 真悟

[LiquorPage代表] 豊富な現場経験と長年のお酒愛によって、ジンを筆頭にあらゆるお酒の知識を持つ。ジン専門書籍やテキーラメディアなど外部酒類メディアの執筆協力の他、イベントの企画運営にも携わる。

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