3. ボンベイ / Bombay
売上:400万ケース
産地:イングランド
鮮やかなブルーのボトルが特徴的なボンベイ・サファイアなどを展開するジンブランド「ボンベイ」は、ここ数年3位に定着しています。
戦後ウォッカ人気に押され、ジンが暗黒時代にあった中、1987年に発売したボンベイ・サファイアは、それまでのジンのイメージを覆すボトルデザイン、全使用ボタニカルを公開するという当時では異例のプロモーション、そして洗練された味わいによって暗闇に光を照らし、ジンに変革をもたらしました。
そのクリアな味わいも相まってカクテルベースとして人気が高く、日本では近年お茶の間にも浸透してきています。
2. ゴードン / Gordon’s
売上:510万ケース
産地:イングランド
ボンベイよりも100万ケース以上多く売上げたのは、ロンドンジンの中でも最古参ブランドの一つ「ゴードン」。
1769年にロンドンの地でアレキサンダー・ゴードンが興し、粗悪品が蔓延していた時代にいち早く高品質なジンを手がけるなど長年の功績が認められ、1925年にはジンブランドとしては初めて英国王室御用達の認可を取得。ジンの歴史において重要な役割を果たしたブランドは、今日や世界中に普及しています。
所有するのはスピリッツメーカー最大手であるディアジオ社。大手ブランドでありながらも昨年より11%売上が伸びており、今の世界的なジン人気を象徴しているとも言えます。
1. ヒネブラ サンミゲル / Ginebra San Miguel
売上:2410万ケース
産地:フィリピン
2410万ケースというとんでもない数を売上げ、ダントツの1位に輝いたのはフィリピンの「ヒネブラ サンミゲル」。
ビールでも有名なサンミゲル社が手がけるブランドは、ジンカテゴリーでは不動の1位であり、スピリッツ・リキュール全体でも4位にランクインするという巨大ブランドです。
とはいえ世界的にはあまり知られておらず、大半がフィリピン国内で消費されるブランド(日本での販売は無し)なのですが、実はフィリピンはジン消費量が世界一。そんな同国で最も普及しているジンがこのブランドというわけです。
直近4年間で40%売上を売上いることから、今後もしばらくはジンブランドのトップに君臨し続けるでしょう。
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