スコットランドのアイラ島といえば、「ウイスキーの聖地」とも呼ばれ、そこで造られるシングルモルトは高い人気を誇ることで知られています。
そういった、いわゆるアイラモルトといえば、ピート(泥炭)による独特のスモーキーフレーバーが魅力。
その中でも「ポートシャーロット」は、そうしたフレーバーが強い銘柄の代表格と言えるでしょう。
実はこの銘柄、最近、商品の仕様が変わり、生まれ変わった新銘柄が発売されることはご存知でしょうか?
当記事ではまさにこの新ポートシャーロットについてご紹介していきます。
ポートシャーロットとは
スコットランド・アイラ島のブルイックラディ蒸留所で造られるポートシャーロット。
同蒸留所は、1881年に設立された当時のままの伝統的な蒸留設備と、革新的なウイスキーづくりが見事に融合した蒸留所で、テロワール(土地風土、特性など)を重視していることでも知られています。
そのためウイスキーは、スコットランド産の大麦のみを原料としており、アイラ島大手の中では唯一全てのウイスキーをアイラ島内で熟成し、ボトリングしています。
同蒸留所では、ウイスキーは3ブランド造られており、ポートシャーロットはピートを多く使う(へビリーピーテッド)アイラモルトならではのスモーキーフレーバーをしっかり感じられるブランドです。
「ポートシャーロット 10年」「ポートシャーロット アイラ・バーレイ2011」が新発売!
今までポートシャーロットは複数銘柄展開されていましたが、実はこの度色々と仕様が変更になったようで、定番銘柄である「ポートシャーロット スコティッシュ・バーレイ」が終売となり、その代わりとなる新たな定番銘柄「ポートシャーロット 10年」が登場!
さらに同時に「ポートシャーロット アイラ・バーレイ2011」も新登場します!
“10年”はポートシャーロット初となる定番ヴィンテージ商品
過去にもポートシャーロットでは“10年”がリリースされていましたが、これらは全て数量限定品でした。
今回新登場する10年は、それらとは異なり、定番商品としてリリースされます。
ヴィンテージ商品(年数表記)が、定番商品としてリリースされるのは同ブランドでは初のことです。
中身は当然スコットランド産の大麦を100%使用し、モルティさとスモーキーな力強さも踏襲しつつ、10年熟成により、現行の定番商品であるスコティッシュバーレイより深みが増しているとされます。
ボトルデザインも完全リニューアル!
新たに発売されるポートシャーロット10年とアイラ・バーレイ2011は、ボトルのデザインも大幅に変更になりました!
これまでは良い意味でウイスキーらしからぬモダンなボトルデザインでしたが、新商品はグリーンのボトルとなり重厚感が増しています。
メーカー曰く「伝統的なヘビリー・ピ―テッドのアイラウイスキーらしさを取り入れた」とのことです。
商品詳細
今回新発売される2商品はいずれも【2018年9月3日(月)発売予定】です。
以下、リリース資料より。
商品詳細<ポートシャーロット 10年>
■ フェノール値:40PPM
■熟成年数:10年
■アルコール度数:50%
■容量 :700ml
■大麦の産地:スコットランド産大麦100%(インバネス州産)
■熟成樽:ファーストフィル・アメリカンウイスキー樽 65%
セカンドフィル・アメリカンウイスキー樽 10%
セカンドフィル・フレンチワイン樽 25%
■ボトリング:アイラ島の湧き水を使用。ノン・チルフィルター、着色料無添加
■色調:プリムローズからシトリン(黄水晶)
■味わい:バーベキューの煙、リッチでスパイシー、同時に甘い麦の香り
商品名
ポートシャーロット 10年(PORT CHARLOTTE 10yo)
アルコール度数/容量
50度/700ml
希望小売価格(本体)
7,000円
商品詳細<ポートシャーロット アイラ・バーレイ2011>
■フェノール値:40ppm
■ヴィンテージ:2011年
■アルコール度数:50%
■大麦の産地 :アイラ島産大麦100%(ダンロシット、キルヒアラン、サンダーランドの3農場)
■大麦の品種:オックスブリッジ、パブリカン
■熟成樽:ファーストフィル・アメリカンウイスキー樽 75%
セカンドフィル・ワイン樽(シラー、メルロー)25%
■ボトリング:アイラ島の湧き水を使用。ノン・チルフィルター、着色料無添加
■色調:柔らかな日差しのあたる砂浜
■味わい:ドライなスモーク、塩キャラメル、アップルソース
商品名
ポートシャーロット アイラ・バーレイ2011(PORT CHARLOTTE ISLAY BARLEY 2011)
アルコール度数/容量
50度/700ml
希望小売価格(本体)
8,500円