モルトファンを魅了してやまないアイラ島のシングルモルト。
同地のシングルモルトは、スモーキーフレーバーの元となるピートを多用することで知られ、その度合いはフェルール値で表されます。
そのアイラ島のなかでも、いや全世界のシングルモルトのなかでも、とりわけフェノール値が高いことで有名なのがブルイックラディ蒸留所が手がける「オクトモア」
そのオクトモアの新たなエディション「オクトモア 08.3 アイラバーレイ」が3月16日にリリースされます。
今回のエディションは、過去最高のフェノール値である「309.1ppm」を記録しているモンスターモルト。
アイラ島のテロワールを表現しながらも、独自性が追求されている今回のエディションも期待できそうです。
※以下、リリース資料より。
シングルモルト・スコッチウイスキー「オクトモア 08.3 アイラ・バーレイ」新発売のご案内
Rémy Cointreau Japan株式会社(レミー コアントロー ジャパン/東京都港区/代表取締役 宮﨑俊治)は、スコットランド アイラ島のシングルモルトウイスキー 「オクトモア」の新エディション「オクトモア 08.3 アイラ・バーレイ」を2018年3月16日 (金) より出荷いたします。
オクトモアは、ゲール語で「偉大なる8番手」を意味する、世界で最もヘビリーピーテッドなシングルモルトウイスキーのシリーズです。2018年1月、「オクトモア08.1 スコティッシュ・バーレイ」が「8」を冠する記念すべき「08」シリーズ第1弾として登場しました。第2弾となる「オクトモア08.3 アイラ・バーレイ」は、アイラ島内の「オクトモア農場」で収穫された大麦のみを使用した、「オクトモアの中のオクトモア」です。
2010年の秋、アイラ島は長雨と強風に見舞われ、さらに雁や赤鹿による被害で、オクトモアの農場の収穫量はごくわずかとなってしまいました。しかし、その希少な大麦をモルティングした結果、309.1PPMという驚くべきフェノール値(ピーティーさを示す数値/通常のウイスキーは0~50ppm)を叩き出したのです。しかし、「08.3」はただ過去最高の数値を持つだけでなく、フェノールの世界の知られざる繊細さを明らかにし、新たな世界へと導いてくれる特別な存在となるはずです。
なお、現行の現行「オクトモア 07.3 アイラ・バーレイ」は、在庫がなくなり次第販売終了となります。
WE BELIEVE TERROIR MATTERS. ―私たちはテロワールが重要だと信じている。
ブルックラディ蒸留所は、ヘブリディーズ諸島、アイラ島の西海岸沿いにあり、1881年に設立された当時のままの伝統的な蒸留設備と、革新的なウイスキーづくりが見事に融合した蒸留所です。
ブルックラディのウイスキーには蒸留所の信念が語られています。それは、ウイスキーは信頼性を持つべきだ、という考えです。どこで蒸留され、どこで熟成されたのか。テロワールはそれがつくられた土地や原材料の大麦や水について語り、人の魂がスピリッツに命を与えるのだと信じています。
テロワールを重んじ、徹底して原産地を追及したブルックラディのウイスキーは、100%スコットランド産の大麦を原料につくられています。また、アイラ島大手の中では唯一全てのウイスキーをアイラ島内で熟成し、ノンチルフィルター、着色料無添加でボトリングしています。
■ 商品詳細
商品名
オクトモア08.3 アイラ・バーレイ
OCTOMORE 08.3 ISLAY BARLEY
アルコール度数/容量
61.2度/700ml
希望小売価格(税別)
22,000円
【蒸留】
■シングル・ファーム、シングル・フィールド、
シングル・ヴィンテージ
■2010年収穫、2011年蒸留
■フェノール値309.1 ppm
■アルコール度数61.2%
■ノン・チルフィルター、着色料無添加
■ゴールデンシロップ/ 雷嵐のようなウイスキー
【熟成】
■全期間アメリカンオークのバーボン樽で熟成した原酒56% /
全期間ヨーロピアンオークのワイン樽で熟成した原酒44%
(ポイヤック、ヴァントゥー、ローヌ、ブルゴーニュワイン)
■アイラ島で5年熟成
■全世界で18,000本限定
<特徴>
これは究極のアイラ・オクトモア。雷嵐のようなウイスキー。目を閉じて一口含み、すべての感覚をシャットダウンして、この一杯に向き合うことに集中したい。
<色>
ゴールデンシロップ。
<香り>
トーストしたオークと土っぽいピートの煙、バンデージ。メープルシロップ、洗い立てのリネン、貝。ピートモスの上に茂るヒースの上に寝転んだ記憶を呼び起こし、あたたかな日差しが野の花の香りを和らげている。さくらんぼ、桃、マンゴー等のフルーツに、オークと麦由来のクリームブリュレとトフィー。
<味わい>
最初に訪れる爆発的なピートのサプライズは苦味を伴い、圧倒的。もう一口含むと、さくらんぼとピーチ、トーストして甘さの出たオーク、ダークチョコレート、ブーツ磨き、海藻。このレベルではピートは雷雲のようで、あたりの空気までも煙で包み込む。骨まで染みるようだ。
<フィニッシュ>
複雑。少し焦げすぎたカラメルのクリームブリュレ。ダークプラム、オレンジとキウイがモルティングされた大麦の甘さとうまくまとまっている。ピートの煙は、ローストしたコーヒーや焦げたヒースを感じさせつつ凄まじい存在感を示し、永遠に記憶にとどまるはずだ。
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