ジントニックとモスコミュールの作り方や材料は?

ジントニックとモスコミュールのレシピ

ジントニックとモスコミュールといえば、言わずと知れた超人気カクテルです。
みなさんも一度はお飲みになったことがあるのではないでしょうか?

居酒屋やカラオケの飲み放題にも含まれるなど、かなり馴染み深いカクテルですが、意外と何で作られているかご存知ない方が多いんですよね。

そこで本記事では、ジントニックとモスコミュールの作り方についてと、ちょっとした豆知識をご紹介していきます。

ジントニックの材料はジン+トニックウォーター

結論から言うとジントニックは、その名のとおり、ジン+トニックウォーターで作られています。
さらにライムも絞り落とします。お店によっては絞らずにグラスに添えることもありますね。

Gin Tonic 2.jpg
By Foto: Achim Schleuning / , CC BY-SA 3.0 de, Link

レシピ

ジン:30ml
トニックウォーター:適量
ライム:絞り落とし

割合でいうと、
[ ジン 2:8 トニックウォーター ]
です。

ジンの量は好みで変えてOKです。
ただしアルコール度数が40度と高いお酒なので、入れすぎは注意です。

そもそもジンとはどんなお酒?

ジンはウイスキーや焼酎などと同様に蒸留酒(スピリッツ)に分類されます。
主な産地はイギリスで、他にもオランダやドイツなどでも作られています。

ベースとなるスピリッツにジュニパーベリーやコリアンダー、レモンピールなどのいわゆるボタニカルを複数種加えて作られます。
ジンの独特のハーブっぽい風味はこれらボタニカル由来のものです。

ちなみにジンは元々は薬酒、つまりとして作られました。
利尿作用があったことから熱病の特効薬とされていたそうです。(バーテンダーズマニュアルより)

ジンについて詳しくはこちらをご参考ください。

あまり飲む習慣のないトニックウォーター

トニックウォーターは、果物の皮などを混ぜて作られた炭酸飲料です。
糖分もしっかり入っているため、ジュースとして普通に飲めます。
爽やかな甘みと、程よいほろ苦さで美味しい飲み物ですよ。

飲食店で働いていると、お店にトニックウォーターがあるので頻繁に飲んだりできるのですが、
そうでない方は、トニックウォーターをジュースとして飲む機会はあまりないと思います。

スーパーや酒屋、Amazonなどで買うことができるのでぜひ飲んでみてください。

モスコミュールの材料はウォッカ+ジンジャーエール

モスコミュールもジントニック同様に非常にシンプルな材料です。
ウォッカ+ジンジャーエールに、ライムもしくはレモンを絞って作られます。

Moscow Mule at Rye, San Francisco.jpg
By Will Shenton – https://bevvy.co/cocktail/moscow-mule/gsp, CC BY-SA 3.0, Link

レシピ

ウォッカ:30ml
ジンジャーエール:適量
ライムorレモン:絞り落とし

割合でいうと、
[ ウォッカ 2:8 ジンジャーエール ]
です。

ウォッカの量は好みで変えてOKです。
ただし、ウォッカもアルコール度数が40度と高いお酒なので、入れすぎは注意です。

そもそもウォッカとはどんなお酒?

ウォッカもジンと同様、蒸留酒に分類されます。
主な産地はロシア、ポーランド、アメリカなどの寒い地域です。
原料は大麦、ライ麦、トウモロコシなどの穀物です。

ウォッカの特徴は何といっても「無味無臭」です。
原料は味はほとんど感じず、(正直に言うと)ほとんどアルコールの味です。

全くと言っていいほどクセがないため、カクテル用として重宝されています。

世界一アルコール度数が高いスピリタスがあるなど、度数が高いウォッカも多くあります。

モスコミュールではなく正しくはモスコー・ミュール

飲食店のメニューでは、便宜上モスコミュールと表記されることも多いですが、正しくはモスコー・ミュールです。
英語にするとその理由は明らかで、英語では「Moscow Mule」と表記します。

意味は「モスクワのラバ」で、「ラバに蹴り飛ばされたように効いてくるお酒」が語源だそうです。
アルコールの強いウォッカがベースになっていることから、度数は意外と高めの10度前後

ビールのようにグビグビ飲んでいると、確かに後から効いてきますね。

まとめ

ちなみに、ジントニックとモスコミュールは、それぞれの割りものを変えることで別のカクテルになります。
ジンをジンジャーエールで割れば、ジンバック
ウォッカをトニックウォーターで割れば、ウォッカトニック
このように変化します。
ぜひこちらも試してみてください。

ちょっと余談ですが…
ジントニックもモスコミュールも非常にシンプルに作られたカクテルです。
しかし、シンプルだからこその奥深さがあります。
作り手によって味が微妙に異なり、ジントニックを頼めばバーテンダーの腕がわかるとも言われています。

それではこの辺で。
以上、「ジントニックとモスコミュールのそもそもの作り方や材料は?」でした。

著者:小針 真悟

[LiquorPage運営責任者] お酒の現場を7年経験したのちに独立。お酒の魅力を多くの人に知ってもらうべく、2016年11月に「LiquorPage」の運営を開始。 洋酒から和酒まで幅広い知見をベースに、様々な酒類専門メディアの執筆・編集のほか、酒類イベントの企画運営やWEB制作、プロモーション業にも携わる。写真撮影も行うなど、お酒を通じた様々な制作業を一人でこなす。(ただの酒好き)

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