ジン・トニックをもっと美味しく飲むために知っておきたい4つのこと

ジン・トニックをもっと美味しく飲むために知っておきたい4つのこと

20歳を迎えたばかりの頃と言えば、居酒屋やカラオケなどどこでも飲めたこともあってか、ジン・トニックは誰しもが通った道と言えます。
しかし、大人になってから味わう方は意外にも少なく、その魅力をしっかり堪能していない方が少なくありません。

実はそのジン・トニックが今、世界で最もHOTなカクテルの一つということはご存じでしょうか?

当記事では、ジン・トニックを美味しく味わうために知っておきたい4つのポイントをまとめていきます。
これらを知ってから改めて味わうジン・トニックは、格別のはずです。

今後ジン・トニックが美味しくなる4つの情報

ジン・トニックは、その名のとおりジンとトニックウォーターで作るシンプルなカクテルですが、そのシンプルさゆえに奥が深く、とりわけバーでは最も重要視されるカクテル。
ここではその魅力とジン・トニックの今、歴史、そして作り方の4つを各項目ざっくりとまとめていきます。

1. ジン・トニックの魅力

最近ではハーブやフルーツを加えるジン・トニックも多く見かけるように。

最近ではハーブやフルーツを加えるジン・トニックも多く見かけるように。

実はジン・トニックは、シンプルで王道のカクテルでありながら、様々な魅力を持っています。

例えばその香りと味わい。ジンのボタニカル(ハーブ、スパイス、フルーツなど)由来の華やかな香りと、トニックウォーターのハーバルでシトラスのような香りは絶妙にマッチし、香りを嗅ぐだけでもリフレッシュされます。味わいもサッパリしていて食前、食中、食後いずれも美味しく味わうことができます。
また、アルコール度数が10度前後と低いため飲み手を選ばない傾向にあり、その爽やかな味わいから昼間からカジュアルに楽しめる一方、夜はバーなどでフォーマルに楽しむこともできます。

最近バーなどで提供されるジン・トニックは、ハーブやフルーツなどのボタニカルが入っていたりするなど、ビジュアルの良さはもちろん、香りの楽しみ方も多様になっています。

ちなみに、ジン好きほど(他の飲み方ではなく)ジン・トニックを好む傾向にあります。

2. クラフトジンを筆頭にジンが世界的に大ブーム

ブームによりジン専門店も増加。写真はCOCKTAIL WORKS 神保町店。カウンターに並んでいるのは全てジン。

ブームによりジン専門店も増加。写真はCOCKTAIL WORKS 神保町店。カウンターに並んでいるのは全てジン。

ここ数年、クラフトジンを筆頭にジンが世界的に大ブームになっているのはご存じでしょうか?

造り手の強いこだわりのもと造られるクラフトジンは、日本も含め世界各地で造られています。
ジンの香りの決め手となるボタニカルに各産地の名産品を使用してみたり(日本のジンなら茶葉やゆずなど)、ボトルがオシャレだったり、とにかく個性的。
もちろん味わいも個性的で、ラベンダーの香りがするジンや、リンゴやブドウの甘みを感じるジン、それにまるで香水のような香りのジンなど、多様性に富んでいます。

そうしたクラフトジンに引っ張られるようにジンは世界的に脚光を浴び、今や日本で飲めるジンだけでも500銘柄以上、全世界だとなんと6000銘柄にものぼるとされています。

ジン・トニックは、ベースのジンを変えるだけでたちまち別物になるのも魅力であり、日本だけで見ても500種以上のジン・トニックがあるということになります。

3. ジン・トニックの歴史

ジン・トニックは薬としてはじまった?

ジン・トニックは薬としてはじまった?

さて、ジンのブームもあり今HOTなジン・トニックですが、その始まりを知ると一層面白いカクテルと感じるかもしれません。

ジンはそもそも、14世紀ごろヨーロッパで薬として始まり、それがオランダ、ベルギーで“ジュネバ”として今日のような飲酒文化が始まり、17世紀ごろイギリスの地で今に続く“ジン”へと進化していきました。そこから世界に羽ばたいていったのはイギリス海軍の影響が大きく、彼らが船に常備し、行く先々で薬酒もとい楽しいお酒として嗜んでいたことが関係しています。
一方トニックウォーターもまた、18世紀ごろヨーロッパで、抗マラリア薬として知られるキニーネを用いた“薬”として始まりました。マラリアは、当時イギリス海軍にとって深刻な疫病でした。そのためトニックは必要不可欠だったのですが、当時のそれは苦味が強く、飲みたくなるような味ではなかったと言います。そこで海軍は、船に積んであったジンと砂糖をトニックに混ぜました。するとかなり飲みやすく、飲むことが楽しいお酒へと変わりました。
これがジン・トニックの原型となったとされています。

つまりは、ジンもトニックも始まりは薬であり、それらを混ぜたジン・トニックもまた、当初の本来の用途は薬だったのです。

4. ジン・トニックの作り方

ここまで知ると、ジン・トニックの作り方についても知っておきたいことでしょう。
その作り方は極めてシンプルで、ジンとトニックウォーターさえあれば誰でも作ることができます。

ジン・トニックの作り方
[材料] ジン 1/4、トニックウォーター 3/4
氷入りのグラスに材料を注ぎ、そっと混ぜるだけ。

本来はライムを加えるのですが、近年は様々なハーブやボタニカルが加えられたり、ジンとトニックの味わいをしっかり堪能するべく何も加えないケースも増えています。
また、トニックが甘いと感じるときはソニック(トニックにソーダを加えたもの)で作ると、よりサッパリします。
より味わいを求めるなら、プレミアム・トニックウォーターを使用するのも良いでしょう。

ジン・トニック専門店も登場。写真はThe Flying Circus(渋谷)。カジュアルなスタイルでクラフトジンのジン・トニックを味わえる。

ジン・トニック専門店も登場。写真はThe Flying Circus(渋谷)。カジュアルなスタイルでクラフトジンのジン・トニックを味わえる。

今こそジン・トニックを飲んでみよう

ジン・トニックの魅力と、その歴史と今のブーム、そして作り方といった、4つの情報を知った今、きっとジン・トニックが飲みたくなっていることでしょう。
薬としてのルーツを持つカクテルですが、時代とともに味が洗練され、ここ最近もどんどん進化を続けています。

今こそ、改めてジン・トニックを飲んでみましょう!
「昔飲んだジン・トニック」とは違う、シンプルなのに奥が深い美酒としてのジン・トニックがあなたを待っています。

著者:小針 真悟

[LiquorPage運営責任者] お酒の現場を7年経験したのちに独立。お酒の魅力を多くの人に知ってもらうべく、2016年11月に「LiquorPage」の運営を開始。 洋酒から和酒まで幅広い知見をベースに、様々な酒類専門メディアの執筆・編集のほか、酒類イベントの企画運営やWEB制作、プロモーション業にも携わる。写真撮影も行うなど、お酒を通じた様々な制作業を一人でこなす。(ただの酒好き)

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