獺祭といえば大人気の日本酒銘柄で、今や”代表的な日本酒”とも言える銘柄。
大人気ということもあり、他の多くの人気銘柄のように”入手困難””レアな日本酒”のイメージがありますが、それは過去の話で、実は今、獺祭は入手が困難なお酒ではありません。
しかしながら、多くの方が獺祭は今も入手が難しいと思っています。
本記事では獺祭の人気の経緯と基本情報について簡単に触れながら、今や獺祭は多くの方が味わえる銘柄になった、ということについてご紹介していきます。
それでは見ていきましょう。
獺祭が入手困難だったのは過去の話
今や日本酒好き以外の方もその名を知るようになった獺祭。
獺祭は山口県の旭酒造が造る銘柄で、人気が急騰したのは2010〜2011年ぐらいからだったかと思います。
酒米の王様と言われる山田錦を使用し、純米大吟醸という最高級のグレードにも関わらず、一般的な日本酒と変わらない価格帯でしかも美味しいとあり、瞬く間に大人気銘柄となりました。
ちなみに、安倍首相がオバマ大統領(2014年当時)に贈った日本酒としても有名で、それも人気を後押ししたことは間違いないでしょう。
しかし、大人気銘柄の運命ではありますが、その後は多くの方がご存知のように品切れ状態が続く入手が困難に状況になり、ネットではプレミア価格で販売されるように。
これによって獺祭が”レアな日本酒”とイメージされるようになったのだと思われます。
しかしそれはもう過去の話。
獺祭の蔵元「旭酒造」は蔵の増築や酒米の栽培環境を整理することで増産体制が整い、今では比較的安定した供給となっています。
【参考文献】
「獺祭」生産3倍 旭酒造が新工場|日本経済新聞
日本酒「獺祭」の増産を富士通が支援、日立・トヨタも農業ITを本格化|ITpro
今やAmazonでも定価で買える
このように、増産体制が整ったことで今や容易に飲める日本酒となりました。
「とはいえどこで買える?」と気になる方もいるかもしれませんが、今ではなんとAmazonで、当たり前ですが定価で、ほぼ品切れなどなく販売されています。
しかもマーケットプレイス等ではなく、Amazonが直接販売を担当しています。
ところが今でも「獺祭はレアな日本酒だからなかなか飲めるものではない」と思っている方が多く、この事実はそれほど多くの方には知られていません。
そもそも獺祭はコストパフォーマンスの良さに魅力がある
すっかり”レアな日本酒”のイメージがついてしまっているだけに、高いお金を払って飲もうとする方もいますが、そもそも獺祭が人気となったのはコストパフォーマンスの良さが主な要因として挙げられ、比較的安く旨く飲める日本酒なのです。
もちろんこれは、獺祭の大きな魅力でもあります。
獺祭の蔵元「旭酒造」では、日本酒の伝統的な職人制度である「杜氏(要するに総監督)」をあえて置いていません。
職人の経験と勘に頼らず、徹底的に管理されたデータによってカバーしているのです。
さらに最新の施設や設備を導入することで、安定的な品質で、年間を通しての生産が可能にしています。
このように新しい技術とデータを駆使することで、まるで最高級日本酒のような味わいながらも価格は控えめな高コストパフォーマンスの日本酒となっているのです。
⇒獺祭はなぜ人気?日本酒初心者でもわかるように理由を解説
まとめ
ここまで獺祭の今の流通状況について解説してきました。
最後にざっくりまとめると…
- 獺祭が入手困難なのは過去の話で今は安定供給
- 今も大人気だがAmazonでも定価で販売されている
- 獺祭のそもそもの魅力はコストパフォーマンスの良さ
今では飲みたいときに飲めるお酒となりつつある獺祭。
超有名になってしまったせいか今でも獺祭をあたかも高級なお酒として捉える人も少なくなく、筆者としてはちょっと違和感があったわけです。(まあこれは獺祭に限った話ではないが…)
筆者が思うに獺祭は「いつでも飲めていつでも美味しい日本酒」
ぜひ気軽に楽しんでください。
それではこの辺で。
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