獺祭はなぜ人気?日本酒初心者でもわかるように理由を解説

獺祭、人気のワケとは

今や日本酒をよく知らない人でも、その名は知るブランドとなった「獺祭
獺祭といえば、今年に入り「獺祭ストア 銀座」をオープンさせたり、ファッションやスポーツのイベントとコラボしてみたり、など話題にこと欠かさない日本酒ブランドでもあります。

とはいえ、獺祭が「日本酒の定番・王道」にまでなったのは、ここ数年の話です。
なぜ、ここまでの人気を集めたのでしょうか?

というわけで本記事では、獺祭が人気の理由を、日本酒初心者の人でもわかりやすいように解説していきます。

獺祭が人気ブランドである、主な4つの理由

獺祭が人気を集めている理由として、考えられるのは主に以下の4つ。

  1. 圧倒的な飲みやすさ
  2. コストパフォーマンスの良さ
  3. 知名度・ブランド力
  4. オバマ元大統領に贈られた日本酒

それぞれ詳しくご紹介していきましょう。

圧倒的な飲みやすさ

美味しくない日本酒が人気を集めることはできません。
さらにはより多くの人に愛されるには万人ウケする味である必要もあります。日本酒の場合、とにかく「飲みやすさ」が重要とも言えるでしょう。

獺祭が人気を集めている、特に大きな要因が「圧倒的な飲みやすさ」です。
一度飲んだ方ならわかると思いますが、獺祭はいわゆる辛口の日本酒とは異なり、フルーティーで若干の甘みを感じる味わいとなっています。
マスカットやメロンのような華やかな香りとジューシーな甘みも感じ(とはいえ甘すぎるわけではない)、日本酒をあまり飲み慣れない人でも、すんなり飲めてしまう味わいとなっています。
これが口コミなどで広がり、人気が高まったとされています。

ワイングラスに注いだ日本酒

ワイングラスで飲むと、より華やかな香りを感じることができる。

コストパフォーマンスの良さ

獺祭はリリースされている全て銘柄が「純米大吟醸」にあたります。
純米大吟醸とは、日本酒のグレードの最高位にあたるもので、基本的にはかなり高価になります。
さらに全銘柄で使用している酒米は「山田錦」という品種。
これは酒米の王様とも言われる品種で、こちらの高級酒にしばしば使用されています。

このように獺祭は「山田錦の純米大吟醸」という組み合わせなのですが、このような最高級の日本酒は一升瓶(1.8L)で5,000円前後するものが多い傾向にあります。
ところが獺祭は、定番銘柄「獺祭 50」の値段は一升瓶で約3,000円

このように、コストパフォーマンスも圧倒的に優れており、「味が良いのに安い」と口コミで広まっていきました。

知名度・ブランド力

実は、獺祭のようにフルーティーで飲みやすい日本酒は他にもたくさんあります。コストパフォーマンスが良い日本酒も少なくありません。
獺祭のような日本酒は今や他にもあるのですが、獺祭が他の日本酒ブランドとは違うのが、圧倒的な知名度そしてブランド力です。

口コミで話題となり、今や多くの一般メディアに取り上げられるようになり、日本酒をよく知らない人でも「獺祭は聞いたことがある」と答えます。
知名度が人気の起爆剤となり、人気がさらなる人気を呼ぶのは世の常。
そうした人気が例えば多くの著名人にも愛されるキッカケとなり、最終的にはブランド力を身につけます。

知名度・ブランド力ともに、ここまでのレベルに達している日本酒はそう多くありません

オバマ元大統領に贈られた日本酒でもある

上記3つの理由により、獺祭は多くの人に愛されているのですが、その味とコストパフォーマンスの良さを証明し、知名度・ブランド力向上にさらに拍車をかけたのが、安倍首相が当時のアメリカ大統領だったオバマ元大統領に、この「獺祭」を贈ったことでしょう。(しかもプーチン大統領に贈っている)

多くの人はこのような「誰々が〜」というものを好みます。
それが世界最高峰の要人であるアメリカ大統領に贈られたものであるなら、さらなる人気を呼ぶことは想像に難しくありません。

今や品薄は解消し、Amazonでも定価購入ができる

さて、このような理由により「日本酒の定番」とも言えるブランドになったわけですが、一時はそのあまりの人気ぶりに管理の品薄状態になり、お店ではプレミア価格で販売されることも多くありました。
それもあり、未だに獺祭を「入手困難な日本酒」「レアなお酒」と感じている人が多いのですが、蔵元の生産体制を整え増産したこともあり、そのような状況は改善されています。

その証拠に、獺祭は実はAmazonでも定価で販売されています。

詳しくはこちらの記事で取り上げています。
獺祭はもう入手困難酒ではない?実はAmazonでも定価で買える

まとめ

ここまで獺祭の人気の理由について、簡単にご紹介してきました。

最後にざっくりとまとめると…獺祭の人気の理由は…

  • 圧倒的な飲みやすさとコストパフォーマンスの良さ。
  • 多くの人が知っているという知名度・ブランド力。
  • オバマ元大統領に贈られた日本酒でもある。

ちなみに本記事では取り上げていませんが、知名度の裏には「一度聞いたら忘れないブランド名」であることも関連しているでしょう。
何はともあれ、今や獺祭はレアな日本酒ではなく、身近でいつでも飲める美味しい日本酒となりつつあります。
今後もさらなる人気を集めていくことでしょう。

小針 真悟
著者:小針 真悟

[LiquorPage運営責任者] お酒の現場を7年経験したのちに独立。お酒の魅力を多くの人に知ってもらうべく、2016年11月に「LiquorPage」の運営を開始。 洋酒から和酒まで幅広い知見をベースに、ジン専門書籍やテキーラメディアなど外部酒類メディアの執筆協力の他、イベントの企画運営にも携わる。(ただの酒好き)

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