世界では一体どんなお酒のブランドが人気があるのか?
お酒が好きな方ならどうしても気になってしまうもの。
世界には今6000種以上のジンがあると言われていますが、その中で最も売れているブランドは何なのでしょうか?
当記事では、英Drinks Internationalによる「THE SPIRITS RANKING 2019」を元に、世界におけるジンの売上(出荷数)ランキングの上位8ブランドをご紹介。
日本でもよく見かけるあのジンブランドたちは、果たして世界でも人気があるのか、8位から順に見ていきましょう。
8. ヘンドリックス / Hendrick’s
売上:110万ケース (以下ケースあたり9L換算)
産地:スコットランド
ウイスキーで有名なウィリアム・グラント&サンズ社が手がけ、1999年に誕生した「ヘンドリックス」が8位にランクイン。
通常の香りづけのボタニカルの他に、バラとキュウリのエキスを加えるそのスタイルは、大きな話題となり、近年世界を席巻しているクラフトジンのムーブメントの土台の一つとなりました。
決して安価ではないプレミアムジンながらも、発売以降順調に売上を伸ばし、特に直近の4年間では出荷数が2倍に成長。
プレミアムジンの雄として、今後も快進撃は続いていくでしょう。
7. ラリオス / Larios
売上:140万ケース
産地:スペイン
世界でもトップクラスのジン消費量を誇るスペインの中でも、圧倒的な人気を誇るブランドが「ラリオス」。
マラガで誕生し、元々はラリオス家が手がけるジンブランドでしたが、今はビームサントリー社が所有。
野生のジュニパー他、地中海のレモンやオレンジなどをボタニカルとして使用しており、いくつもの銘柄が展開されています。
順位自体は昨年と変わらず7位でしたが、売上は13%伸びています。
なおこちらは、日本では展開されていません。
6. シーグラム ジン / Seagram’s Gin
売上:260万ケース
産地:アメリカ
売上の伸びと順位の変動はなかったものの、変わらず高い人気を示した「シーグラム ジン」。
クラウン・ローヤルといった人気ウイスキーを手がけるシーグラム社が展開するジンでしたが、2000年に世界的なスピリッツメーカーであるペルノリカール社の傘下入りしており、現在は同社が所有するブランドです。
長期熟成が特徴のジンで、特に北米で高い人気を誇るようです。
以前までは日本でも展開されていたブランドでしたが、現在は展開されていません。
5. ビーフィーター / Beefeater
売上:280万ケース
産地:イングランド
ロンドン塔の兵隊のラベルが印象的で、日本はもちろん、世界的に高い人気を誇るジンブランド「ビーフィーター 」が5位という結果に。
昨年と売上と順位は変わらなかったものの、新たなラインナップを世界的に展開するなど動きを活発化させています。
日本でも今年7月より「ピンクストロベリー」をリリースしており、その見た目の鮮やかさやカジュアルな飲み方をアピールするなどして、若い層など新たなジンラバー獲得しています。
伝説的なロンドンジンとして、今後も王道の一つであり続けるでしょう。
4. タンカレー / Tanqueray
売上:350万ケース
産地:イングランド
世界中のバー・カルチャーを支える王道ジンブランド「タンカレー」が4位にランクイン。
定番商品はもちろん、2000年に発売しジンのプレミアム化に一役買ったタンカレー ナンバーテンも、変わらず高い人気を誇り、バーテンダーと飲み手双方から支持されています。
伝統的なロンドンドライジンとして、そしてジンカクテルの主役として、クラフトの波が押し寄せる中でもその魅力が色褪せる事はありません。
長い歴史を誇る王道ブランドながらも、昨年より17%成長しており、来年は順位を一つあげているかもしれません。