「ジンをとおして広島を知ってほしい、そして実際に広島に来ていただきたい」
– 山本さんが感じるSAKURAOの良さは何でしょうか?
山本:(ジンの王道である)ロンドンドライジンの良さと、広島の魅力をうまく融合できてると思います。
開発の段階で意識していた「ジン&トニックとして美味しいジン」についても、サンプルを持って帰っては自分でジン&トニックを作って飲むというテストを地道に繰り返しました。その甲斐あってか、お客様には「すごく美味しいね」と言っていただけていますし、目指していたものができたかなと思います。
世界的な酒品評会で最高賞や金賞を受賞したことなど、世界からも評価いただけたことは本当に嬉しい限りですね。
– SAKURAOが今後目指すものや実現させたいことは何でしょうか?
山本:地元の素材を使うことで、広島のことをたくさんの方に知っていただきたいという思いは開発当初からありました。広島には色々と魅力があるので、ジンをとおしてそれを知ってほしいですね。そして、実際に広島に来ていただきたいです。(蒸溜所は一般見学を受け付けている)
それを実現させていくことに、私たちがここで活動していくことの意味があると思っています。
それともう一つ、現在広島にジュニパーの森を作ってまして、(ジンの素材として)収穫ができるようなモデルケースを作りたいです。10〜20年はかかると思いますが、そうした次の世代に残していけるものを地元の林業の方などと一緒に作って、地域活性化につなげたいですね。
– 最後に、今や世界に羽ばたくSAKURAOの開発を手掛けた山本さんにとって、“ジンとは何”ですか?
山本:人との繋がりを作ってくれた特別なお酒ですね。
ボタニカル探しの際に色々な方と会って話しをしていた中で「それならこの人なら知ってるかも」と紹介していただいて、繋がることができたんですよ。
取引を諦めざる得なかった農家の方も、当プロジェクトを気にかけてくださったり、「イベントやるからぜひ来て」と言っていただいたり、ジンを造る中で人間関係ができていったと言いますか、新たな人との繋がりを作ってくれましたね。
– インタビューへのご協力ありがとうございました!
まずは味わってみては?
広島の中国醸造が、創業100周年に向けた新たなスタートととして始めた洋酒のプロジェクト。
広島の素材にこだわり、地元の農家の方や様々な人々を巻き込みながら誕生させたSAKURAO GINは、「広島であること」を突き詰めたまさに“地ジン”とも呼べるでしょう。
発売から2年弱。今や日本を代表するジンの一つに数えられますが、新たに始めたジュニパーの森の取り組みに代表されるように、広島を盛り上げようとする姿勢から、地元への強い愛が感じられます。
まだSAKURAOを未体験の方、まずは一度味わってみては?
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