日本の伝統的なお酒として、老若男女、幅広い層に親しまれている芋や麦に代表される焼酎。
飲食店だけでなく、コンビニやスーパーならどこでも買えることから家飲み用としても人気が高いお酒ですが、健康に気を使う方の中には糖質が気になる、という方はいるはず。
しかし実は芋焼酎や麦焼酎など、焼酎類は基本的に糖質がゼロなんです!
今回は焼酎の糖質、そしてカロリーについて、他のお酒とも比較しながら解説します。
芋焼酎や麦焼酎など焼酎は全て糖質ゼロ!その魅力とは
一口に焼酎と言っても、芋焼酎や麦焼酎、米焼酎、黒糖焼酎、はたまた泡盛や韓国焼酎(甲類焼酎)など、原料や製法の違いによって様々なカテゴリーがあります。
当然の如くそれぞれ味は大きく異なり、銘柄の数に至っては数えきれないほどあるバラエティ豊かなお酒なのです。
また、焼酎は、アルコール度数が基本的には25度前後と、程よい高さであることから、そのままロックで楽しむこともできれば、水割りやソーダ割り、そしてカクテルと、様々な飲み方で楽しむことができます。
日本の食文化とも相性も良く、食中酒としても活躍する他、冬はお湯割りで体を冷やすことなく味わうことも可能です。
そんな様々な魅力がある焼酎。冒頭でも説明したように糖質がゼロなのですが、それはなぜなのでしょうか?
焼酎は、ビールや日本酒などと違い、蒸溜という工程を経て造られており、酒類の中でも、ウイスキーやジン、テキーラなどと同じ「蒸溜酒」というカテゴリーに分類されます。
蒸溜は、基本的にアルコール度数を高めるために行われる手法ですが、その過程で糖質の元となる炭水化物が消失し、糖質がゼロになるのです。
つまり、焼酎同様に、ウイスキーやジン、テキーラなども基本的には糖質がゼロということになります。
カロリーも含めてその他のお酒と成分を比較
では次に、ダイエット中の方や健康的な飲酒を心がける方が気にしがちなカロリーも含めて、ビールや日本酒など他のお酒と成分を比較してみましょう。
なお、各お酒アルコール度数が異なり、それに伴い飲酒量も変わることから、一律アルコール20g換算で成分を比較しています。
(ちなみにアルコール20gは厚生労働省が定める一日の飲酒量の適量とされる量です)
【各お酒のカロリー比較(アルコール20gあたり)】
お酒の種類 | カロリー(kcal) | 炭水化物/糖質(g) | たんぱく質(g) | お酒の量(ml) |
ビール | 216 | 16 | 1.6 | 540 |
日本酒(普通酒) | 196 | 8 | 0.7 | 180 |
ウイスキー | 142 | 0 | 0 | 60 |
甲類焼酎 | 144 | 0 | 0 | 70 |
本格焼酎 | 102 | 0 | 0 | 70 |
データ元:食品成分データベース・文部科学省
上記の表を見ればわかるように、実は焼酎は糖質だけでなくカロリーも低めの傾向にあります。
焼酎はダイエットの味方
よく焼酎はダイエットの味方とも言われますが、少なくとも他のお酒と比べると真実であると言えるでしょう。
もちろん、その他のお酒がダメというわけでありませんし、いくら焼酎が糖質ゼロだからといって暴食するようでは元も子もありません。
適度な食事と適量の飲酒が健康には一番です。
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