バーテンダーへの8つの質問 – Bar LIBRE / 東京・池袋

元々家族や友人と食事を楽しむのが好きで、将来は自分のお店を持ちたくて居酒屋やバール、ダイニングバーでアルバイトをしていました。
それがある日、YouTubeで「Scent of Taiwan by Angus Zou.」という動画を見て…ダイニングバーやカフェとはどこか違う、ザ・バーテンダーって感じの映像で…そのあまりのカッコよさに衝撃を受けました。オーセンティックバーなんてそれまで行ったこともなかったのですが、動画を見た翌月には、地元の香川から一人で東京に飲みに行き、絞りに絞った4店のバーを回りました。そうしてバーテンダーという職に憧れを持つようになり、お金を貯めていち早く東京に引っ越そうと思いましたが、香川に帰ってすぐに、高松市のとあるバーから声をかけていただきました。一瞬迷いましたが、なんと、そのお店のマネージャーが、僕が東京で訪れた4店のうちの1つで、立ち上げから2年働いていた方だったんです。「これはもう運命だ」と感じずにはいられず、そのまま就職しました。当時23歳、そこからバーテンダーとしての勉強と修行の日々が始まりました。

キューバリブレが好きですね。
糖分の取りすぎなんてことは気にせず、生ハムを食べながらガブガブ飲むのが好きです。ベトナムで勤務していた頃は、ビーチで潮風を浴びながらライムの効いたキューバリブレを飲むのが至福の時間でした。夜更けにはロンサカパをストレートで楽しむのが好き。くどくない甘さがいい。色々と飲みますが、結果ラムが好きなのかな？ 

建築家かフラワーアーティストだと思います。
結局は何かを表現したり、人にプレゼントするのが好きですし、自然に存在する形や色の美しさを、手元で小さく表現できるスキルに憧れを感じます。

仕事柄、どうしても帰りは遅いですが、必ず午前中には起きて行動しています。
サラリーマンの方だって、どれだけお酒を飲んでも朝から働いていますし、そうすることで充実した一日になると思っています。

美術館や植物園を散策するのが好きです。あとは映画。
人が作った美しいものに触れる時間が好きなんです。特に詳しいわけではないですが、そういう時間があるとすごくリフレッシュできますし、やりたいことやアイディアも湧いてきます。

デンマークやイギリスなどなど…なんとなくヨーロッパですかね。
「ここ！」って決めるより、その時々の流れで人生を決めてきたので、今後そんな流れがあればぜひ乗りたいなと思っています。 今の自分にある、なんとなくのイメージと、現地に住んでみて感じることは絶対に違うと思いますし、 ヨーロッパって遠いじゃないですか。簡単には日本に帰れないところだからこそ得られるものも多いと思っています。実際、ベトナムでの経験は、カクテルのスタイルを大きく変えましたし。現地で感じたことを今後の作品に載せていくことで、オンリーワンの面白い作品ができるようになりたいです。

ベトナム代表として参加した、カクテルのアジア大会です。ベトナム・ホーチミンでの開催でした。
開催の2週間前に発表があり、当時まだまだ喋れなかった英語を、現地で出会ったイギリスの友達と特訓して挑みました。見知らぬ土地、伝わらない言葉…そのときは笑顔とジェスチャー、持ち前のコミュニケーション能力で乗り切りました。現地の市場でのマーケットチャレンジや、200人も集まったアジアのカクテルラバーたちの前でのプレゼンテーションは、本当にエキサイティングでしたね。結果は準優勝でしたが、そこで知り合ったインドネシアやフィリピンのバーテンダーたちとは、今でも連絡を取り合う仲です。その経験と知り合った友達は今でも宝物です。

当社オーナーの清崎をはじめ、LIBREチームでどんどん面白いカクテルカルチャーを発信していきたいです。
チームとして何か実績を残すこと、個人でも長年の目標である大会での受賞を目標に、世界にも目を向けて進んで行きたいと思っています。 また、BAR TIMES STOREのアンバサダーに選んでいただいたので、日本の素晴らしいバーツールを世界にしっかりと発信していきたいと思っています。