バーテンダーへの8つの質問 – Bar 若林 / 東京・蒲田

元々は鳶職をやっていました。当時は後先を考えずに遊びすぎて、お金は減る一方だしこのままじゃダメだなと…そういう現状を変えたいと思い、鳶職を続けながら夜にアルバイトを始めたんですが、それがたまたま偶然バーだったんです。
そこでお酒の世界と出会ったことでのめり込んでいきましたし、元から人と話すこと好きだったこともあり接客が楽しくて…バーの世界に惹かれていきました。
それ以前から、ぼんやりですがいつか自分の飲食店を開きたいとは思っていまして…というのも離婚して離れ離れになった子供がいるんですが、「お父さんは何をやってるんだろう？」と20歳ぐらいに成長した子供が思った時に、自分のお店を出せば会えるかもしれないなと思ったんです。
そうした思いがありつつ、バーテンダーは性に合っているとも思いましたし、その世界を突き詰めてみたいと思い、2018年に念願だった自分のお店を出すことができました。

テキーラです！
実は一時は悪い飲み方をしすぎたせいで苦手だったんですが、自分のお店を出すにあたってGatitoさん(東京・大井町のテキーラバー)に勉強を兼ねて飲みに行った時に、テキーラの美味しさに気付かされたんです。それまではただ飲み干すだけで美味しさに気づけなかった…それがいざちゃんと味わってみたら、美味しいし、テキーラそのもののイメージが変わりました。嫌いから好きに変わるほどの衝撃でしたし、だからこそテキーラを中心としたバーを出すことにしたんですよ。

農業をやりたいですね。
実はおばあちゃん家がスイカ農家で、それだけで生計を立てているんですけど、小さい頃からそれを見ていて、どこか自分の中で憧れみたいなものがあるのかもしれませんね。

強いて言うなら映画を一日に一本は見てるかもしれません。特別映画マニアというわけではないんですが、リフレッシュするためのスイッチみたいな感じですかね。洋画、邦画、ジャンルは問わず、無意識に見ていることもあります。ただし恋愛モノは恥ずかしくて見ませんね(笑)

京都に行ってる時ですね！本当に好きで、年に15回ぐらいは行っています。観光はほとんどしたことがないんですけど、人と雰囲気がすごい好きで、自分と合っている気がするんです。勝手に(笑)

京都です！それぐらい好きなんです。人も街も。よく京都の友人からも移住も勧められているんですよ。

子供が産まれた時です！それを超えるものは今後絶対にないですね！本当に興奮しましたし、自分が父親になるんだなと…言葉では言い表せない初めての感情でした。

蒲田とテキーラの良いイメージを発信していきたいです。
テキーラは過去に自分が経験したように、しっかり味わえる場があることで美味しさに気づいてもらえると思ってるので、自分のお店を通してそれを伝えていきたいですね。それと、バーをもっと気軽に体験していただけるように、イメージを変えていきたいとも思っています。だからこそゲストバーテンダーを招いたイベントをたくさんやってきたのですが、今後もそうしたイベントを企画していくことで、お客様に興味を持っていただくキッカケを作っていきたいです。
お店がある蒲田は、東京の住みたくない街ランキングなどで注目を浴びたり、あまり良くないイメージを抱かれることも少なくないんですが、そういった活動を続けていくことで、蒲田という街のイメージアップにも貢献したいと思っています。