世界的なブームを発端に、日本でも新ブランドが続々と登場しているクラフトジン。
今度は広島から初のジャパニーズクラフトジンが登場しました。
その名は「SAKURAO GIN」
新たに誕生したクラフトディスティラリー「SAKURAO DISTILLERY」が生産を手がけ、3月5日にリリースされます。
本記事ではこの「SAKURAO GIN」について、どのようなジンなのかリリース情報をもとにご紹介していきます。
「SAKURAO GIN」は他の多くのクラフトジンと同様に、地域性が如実に現れたジンのようです。
ジャパニーズクラフトジン「SAKURAO GIN」とは
この度新たにジャパニーズクラフトジンのラインナップに加わった「SAKURAO GIN」は、広島県廿日市市桜尾に拠点を置く「中国醸造」が、同地に新設した蒸留所「SAKURAO DISTILLERY」にて造られています。
SAKURAO DISTILLERYは、2018年に操業スタートしたばかりのクラフトディスティラリー。
しかしながら中国醸造は、100年以上に及ぶ酒造りの経験で培った蒸留技術をもっており、今後はシングルモルトウイスキーの生産も予定しているようです。
同蒸留所初の製品であり、広島初のクラフトジン「SAKURAO GIN」は、「広島らしさ」が色濃く反映されたジンブランド。
スタンダード版とプレミアム版の2銘柄同時リリースが予定されており、それらはドイツ・ホルスタイン社製の最新型ハイブリットスチルを使用し、広島産のジュニパーベリーやレモン・柚子など、厳選されたボタニカルによって風味づけされます。
蒸留技術を持つ広島の中国醸造によって、ドライ・ジンの本場イギリスの伝統的な製法を用いつつ、地元の広島らしさにこだわり造られる、まさに「Made in 広島」のクラフトジンです。
広島らしさ溢れる「SAKURAO GIN」の特徴
それではSAKURAO GINが、具体的にどのような特徴を持つクラフトジンなのか見ていきましょう。
- 広島らしさ溢れるボタニカル
- ジュニパーベリーも広島産を使用
- ボタニカルの蒸留方法は2パターン
それぞれ詳しくみていきましょう。
レモンや牡蠣殻など広島らしさ溢れるボタニカル
SAKURAO GINには広島の特産ともいうべくものがボタニカルとして使用されています。
広島といえばレモンや牡蠣が有名。
広島産のレモンはもちろんのこと、なんと牡蠣の殻までもボタニカルとして使用されます。
(海外のジンでも、昆布など海の幸を使用する例はある)
他にもゆずやヒノキ、そして蒸留所がある桜尾の象徴でもある「桜」もボタニカルとして使用され、それらボタニカルは17種が広島産というこだわりぶりです。(スタンダード版は9種)
ジュニパーベリーも広島産を使用
SAKURAO GINでは、ジュニパーベリーまでも一部広島産のものが使用されています。
国内外のブランド問わず、ジンでは主に東欧産ジュニパーベリーが使用され、他のジャパニーズクラフトジンにおいても主に東欧産が使用されているのですが、SAKURAO GINではここでも広島産のものも使用しており、「広島らしさ」への強いこだわりが伺えます。
ボタニカルの蒸留方法は2パターン
SAKURAO GINに使用される広島産ボタニカルは、それぞれのボタニカルに適した方法で蒸留されます。
スティーピング方式(浸漬し香味を抽出)かバスケット方式(蒸気のみで香味を抽出)か、ボタニカルの特性によって使い分けることで、それぞれの特性を活かしながら香味・風味を反映させることができます。
SAKURAO GINは2銘柄同時にリリース
SAKURAO GINは、使用ボタニカルなどが異なる2銘柄「LIMITED」と「ORIGIANL」が、3月5日に同時にリリースされます。
※以下リリース資料より
商品名:SAKURAO GIN LIMITED 700ml
アルコール分:47%
容量・容器 :700ml・びん
品目 :スピリッツ
参考小売価格:5,500円(消費税別)
【味の特徴】
山海の幸が豊富な広島の厳選した17種類のボタニカルを原料に使用。創業の地の象徴、桜香のアクセントと柑橘系の香りの余韻が印象的です。
商品名:SAKURAO GIN ORIGINAL 700ml
アルコール分:47%
容量・容器 :700ml・びん
品目 :スピリッツ
参考小売価格:2,000円(消費税別)
【味の特徴】
広島産のフレッシュな柑橘類など9種類のボタニカルを原料に使用。柑橘の香りと伝統的なジンの風味が融合したアロマが特徴です。
まとめ
ジャパニーズクラフトジンのみならず、クラフトジンは、その産地の風土や素材を活かし「らしさ」が反映されるのが特徴であり魅力でもあります。
今回新たなに日本のジンのラインナップに加わったSAKURAOもまさに、産地である「広島らしさ」が光るクラフトジンと言えるでしょう。
SAKURAO GINはもちろんのこと、ジャパニーズクラフトジンの今後に期待したいところです。
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