国内初の大型ジンイベント「ジン-ポジウム」に潜入!活況ぶりにジンのさらなるブームを確信

ジン-ポジウム・ジャパン・取材レポート

以前LiquorPageでもご紹介した、ジン専門の国内初の大型イベント「ジン-ポジウム・ジャパン 2017」に取材参加してきました。

ジンといえば、クラフトジンや国産ジンに注目が集まり、今やテレビや新聞等でも取り上げられるほどブームになっているお酒。
そのジンの、国内初の大型イベントとあってジン-ポジウムは注目度が高かったイベントです。

本記事では、当日の会場内の様子をレポートしていきます。

イベントを取材してみて、やはりジンは「今アツいお酒」であり、より一般レベルでの今後のさらなる流行を確信できました。
それでは振り返っていきます。

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そもそもジン-ポジウム・ジャパンとはどんなイベント?

まずはそもそも「ジン-ポジウム・ジャパン」がどのようなイベントなのか、ざっくりおさらいしておきましょう。

ジン-ポジウム・ジャパン2017

©︎日本ジン協会

ジン-ポジウムは、端的にいうと「ジンを知り、ジンを楽しむためのイベント
12/3(日)に東京都内のホテル・イースト21で開催され、主催は日本ジン協会。出展企業は34、出展ブランド数はなんと70を超え、それらを一同に味わうことができる大規模イベントです。
ジン-ポジウムは二部制になっており、第一部はジンをセミナーなど「知る」ことに特化し、第二部は出展ブランドやジンカクテルを試飲できるなど「楽しむ」ことに特化しています。

これまで洋酒界隈では、ウイスキーのイベントは数多く行われ、さらにテキーラやラムの大型イベントはありましたが、ジンは初
昨今の世界的なジンブームを受け、ようやくジン専門のイベントも開かれるに至ったワケです。

いざイベントへ潜入!会場の広さ、人の多さにびっくり!

まず、イベント当日を迎える前に驚いたのが、第一部からのチケットが事前に売り切れたこと。
この時点ではチケットの枚数までは分からなかったのですが、当日、会場のホテル・イースト21に着いてびっくり!
まず、第一部の会場がとても広く、席数がかなり多いことに驚きます。運営スタッフに伺ってみると、売り出された第一部チケットはなんと400枚。予想以上に多いことに驚き、ジン-ポジウム、そしてジンの注目度が高さが伺えます。

とても広い第一部の会場

第一部の会場。とても広く、席数も多い。

第一部の流れは、まず日本ジン協会(会長・岸久氏)の挨拶から始まり、ゲストによるジンを知るセミナー、そしてジャパニーズジンの大手4ブランド(Roku(六)、季の美、和美人、カフェジン)の特別セミナーと続きます。

まずは「ジンを知る」セミナーからスタート!

ジン-ポジウムのために来日している特別ゲストのアンガス・ウィンチェスター氏によるセミナーでは、ジンの“正しい”歴史や「そもそもジンってどんなお酒」という知識について詳しく知ることができます。
実は、ジンそのものに関する情報は意外と出回っておらず、こういった専門家によるセミナーはとても貴重です。

第一部会場はやや緊張感のある雰囲気だったのですが、英国人らしく時折ジョークを交えながらのトークで少しずつ雰囲気は和んでいきます。
各セミナーの後半ではジンのテイスティングがあり(なんと計9種も!)、専門家や生産者から直接話を伺いながらのテイスティングは、イベントならではの貴重な経験です。

第一部では計9種のジンをテイスティング

第一部では計9種のジンをテイスティング。なかには日本未入荷のジンも。

こうしてテイスティングしてみると、どのジンにも明確な個性と香りや味の明確な違いがあり、ジンの面白さや奥深さを垣間見ることができます

第二部ではジンやカクテルが70種以上も試飲し放題!イベントらしい盛り上がりに

第二部は、試飲がメインのパーティーということもあり、第一部から雰囲気が打って変わって、いかにもイベント・お祭りらしい雰囲気に。
第二部からの参加者もいるため来場者はさらに増え、公式発表によれば600人もの人が集まっていたとのことで、広い会場にも関わらず人で溢れかえっています。

第二部の会場の様子。600人もの人が来場したとのこと。

第二部では来場者がさらに増え、イベントらしい盛り上がりに。

第二部では国内外の70種以上のジン・クラフトジンを一同に試飲でき、各ブースではジンそのものだけでなく、バーテンダーによるジンカクテルもたくさん飲むことができます。
時間の経過とともにだんだんと顔を赤くする人も見え始め、生産者・メーカー担当者との会話や意見交換も弾み、皆楽しそうです。

改めてみると、600人もの人が一様にジンを飲んでいる光景は異様。それほど大規模なイベントを開催するに至ったということは、ジンがそれだけ注目されているということなのでしょう。

特別ゲストのアンガス氏がカクテルを作成。

第二部ではゲストのアンガス氏が特別にカクテルを作成。

国内外のジン・クラフトジンが70種以上試飲できる。

右上から時計回りに、アリア、ヘンドリックス、テヌ、ボビーズのブース。

ジンそのものだけでなく、カクテルの試飲も可能。

ジンそのものだけでなく、カクテルの試飲も可能。

ジャパニーズジンのブースがとても目立つ

昨今のジンブームを牽引するクラフトジンは、ボトルデザインも個性的で香水のようなおしゃれなボトルも多く、ブースに並べられたジンを見ているだけでワクワクします。

各ブースで特徴的なジンが出展されていますが、なかでも目立ったのが日本産のジン、つまりジャパニーズジンのブースです。
計9ブランドものジャパニーズジンが出展されており、どのブースも常に人で賑わっています。

その様子を見るに、今後も新たなジャパニーズジンが誕生し、ウイスキーと同じようにさらに盛り上がっていくでしょう。

右上から時計回りに、季の美、Roku(六)、和美人、プレミアム和ジンのブース。和美人ブースではイベント限定のモルト樽熟成の和美人も。

右上から時計回りに、季の美、Roku(六)、和美人、プレミアム和ジンのブース。和美人ブースではイベント限定のモルト樽熟成の和美人も。

振り返ってみて 〜 ジンのさらなる流行を確信

ジン-ポジウムの開催時間は13〜18時までの計5時間、特に第二部の2時間はあっという間にすぎ、少し物足りなさすら感じました。

振り返ってみると、来場者の数や会場の活気に、ジンが「今アツいお酒」であることが確信できたイベントでした。
来場者の層だけを見れば、盛り上がっているとはいえ、バーテンダーやインポーターなど業界関係者と思しき人が多く(スーツやフォーマルな服装が目立った)、一般の人の割合はあまり多くはなさそうでした。
とはいえ、ジンなど嗜好性が高いお酒は、興味を持っていきなり自分で購入する人は少なく、基本的にはバーなど飲食店が第一の接点になることから、さらなるブームのためには関係者の間での盛り上がりは必要不可欠です。

そういった意味では、今回のジン-ポジウムにてジンの注目度の高さを確認できたことから、今後ジンブームはさらに盛り上がりをみせ、より一般層にも浸透していくだろうと感じました。

各ブース常に人で賑わっており、注目度の高さが伺えた。

各ブース常に人で賑わっており、注目度の高さが伺えた。

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最後に…

特別ゲストのアンガス氏によれば、今やジンの数は世界で6,000にもなるとのこと。とはいえ日本に入ってきているのはまだ数百種で、まだまだ知らないジンの世界があります。
今後の流れによっては、例えばウイスキーと同じように国内でもより多くのジンが飲めるようになり、楽しむ人の数や層はもちろん、楽しみ方も多様になっていくことでしょう。

知らないことが多いお酒かもしれませんが、そもそもはジントニックに代表されるようにジンはかなり身近なお酒です。
ぜひジンそのものにも着目してみてください。実は面白いお酒であることに気づくかもしれません。

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小針 真悟
著者:小針 真悟

[LiquorPage代表 / CRAFTGIN.JP共同運営者 / ジンフェスティバル東京 運営事務局] 豊富な現場経験と長年のお酒愛によって、ジンを筆頭にあらゆるお酒の知識を持つ。ジン専門書籍やテキーラメディアなど外部酒類メディアの執筆・編集にも携わる。

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