日本酒にこだわる人が増え、“飲む”だけじゃなく、“知る”ことへの需要も増している昨今。
「酒蔵に行ってみたい」「製造現場を見てみたい」という方も増えていることでしょう。
しかし、日本酒の酒蔵は全国各地に数えきれないほどあり、「どこへ行っていいのか分からない」と迷ってしまう方も多いでしょう。
当記事ではそんな方にピッタリの「酒蔵マップ」をご紹介。
一覧で各地の酒蔵をチェックでき、しかも見学を受け付けているかどうかも分かる、かなりの優れものです。
日本酒ラバーはもちろん、ちょっと興味があるという方にもオススメできます。
全国の酒蔵をマップで、しかも見学可否までわかる!国税庁の「酒蔵マップ」とは
今回ご紹介する「酒蔵マップ」を発行するのは国税庁。
国税庁は、お酒への課税はもちろん、お酒にまつわるあらゆることを管轄する担当省庁です。
その国税庁が発行する酒蔵マップは、日本全国の日本酒の酒蔵がマップ形式で掲載されており、随時更新もされているようです。
全国版はありませんが、東北、関東、関西など国税局の支署ごとにマップが発行されています。
(全ての地域で発行されているわけではないようです)
マップのデザインは支署ごとに異なりますが、基本的にPDF形式となっており、ネットで簡単に見ることができます。
国税庁の「酒蔵マップ」がかなり便利な理由
実はこの酒蔵マップ、筆者自身も最近知ったのですが、初めてみた際に、日本酒の書籍を数多く所有する筆者ですら「これは便利!」と思いました。
その理由をざっくりご紹介していきます。
見学の可否が一目瞭然
日本酒の酒蔵は大小さまざま、また各蔵元の方針も相まって、全ての酒蔵で見学を受け付けている訳ではありません。
目星をつけた酒蔵が見学不可だったら本末転倒。
しかし、この酒蔵マップでは各都道府県の酒蔵が一覧で表示されており、そこに見学の可否も記されています。
全国の酒蔵の見学可否を一覧形式で見られるものはそうそうありません。
(一部地域のマップには記されてないようです)
大まかな場所も載ってるから感覚でチェックできる
酒蔵マップには、全国の酒蔵が各都道府県の地域ごとにマッピングされています。
さすがに緻密にマッピングされているわけではありませんが、各蔵元の大まかな場所をパッと見た感覚で理解することができます。
各蔵、代表銘柄も一緒に載っている
酒蔵マップの一覧表にはその蔵元の代表銘柄も記されています。
銘柄名と蔵元の名前が一致していないことはよくありますが、ともに表記されていれば「何を造っている蔵元」かがすぐ分かります。
日本酒以外の、ウイスキー、ワインなどのマップも
実はこの酒蔵マップ、日本酒のマップだけではありません。
日本酒以外の、ウイスキーやワイン、ビールなどの洋酒のマップも別で公開されている、もしくは酒蔵マップに一緒に掲載されています。
ウイスキーの蒸留所やワイナリー、クラフトビールのブリュワリーの見学を考えている方にもオススメです。
マップを保存しておくと旅の際に役立つ
このように、とても便利な酒蔵マップ。
データはPDFとなっており、誰でも無料でダウンロードできるので、今の内にスマホなどに保存しておけば、旅行の際にもサッとチェックできるのでオススメです。
また、酒蔵見学だけでなく、全国の酒蔵を覚えたいという、日本酒マニアの方にも良いかもしれません。
以下、国税庁のダウンロードページです。
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