焼酎が劇的に美味しくなる飲み方!?“前割り”を試してみよう

焼酎が劇的に美味しくなる飲み方!?“前割り”を試してみよう

ほんの一手間加えるだけで、それが劇的に美味しくなる飲み方があるとしたら、試してみたくありませんか?

焼酎の伝統的な飲み方の一つであり、本場九州や焼酎通の間で愛されている飲み方が「前割り」。
世間一般に浸透しているとは言えない手法ですが、実はほんの一手間加えるだけで、いつも以上に焼酎を美味しく味わうことができる飲み方なのです。
今回は前割りについて、その特徴や作り方などを簡単にご紹介!
特別な道具など準備せずとも誰でも簡単に試すことができるので、ぜひ覚えておくと良いでしょう。

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「前割り」は水割りを寝かせたもの

焼酎の「前割り」とは、その言葉のイメージ通り、前もって焼酎を水で割り馴染ませておくこと。要するに水割りを前もって作って寝かせておくことを言います。
割ったものを数日〜1週間程度放置するだけで焼酎と水がよく馴染み、即席で作る水割りに比べ味わいがとてもまろやかに変化、つまり美味しく感じられるのです。

芋焼酎や麦焼酎など基本的にはどの焼酎でも実践でき、水を加えることでアルコール度数が概ね10〜15度前後まで低下。それによってアルコールの刺激が和らぐ他、原料由来のやさしい甘みや華やかな香りを感じやすくなります。
出来上がったものは、氷を加えて冷やして飲むのも良し。または温めて飲むこともできます。

前割り用のボトル

あまり広くは知られていない前割りですが、焼酎の歴史的産地であり、その文化が根付く鹿児島など九州南部では伝統的な飲み方の一つとされており、来客用などに仕込んで振る舞っていたのだそう。
それゆえ九州の居酒屋や、焼酎専門店などでは前割りの焼酎を提供しているようです。

前割りの作り方

前割りの作り方は至ってシンプルで、専門的な道具やスペースは必要ありません。
何らかの瓶やペットボトルなどに「焼酎5:水5」または「焼酎6:水4」の割合で入れ(割合は好みでOK)、それを日の当たらない場所で保管。3日〜1週間程度置いておくだけで完成です。
あとはそれを冷やすなり温めるなり、好みの飲み方で美味しく味わうだけ。

黒じょかで焼酎を温めている様子

ちなみに、あまり時間をかけたくない場合、1日置くだけでもOK。それでも効果を感じることができます。
なお、使用する水は軟水のミネラルウォーターがオススメ。鉄分など成分量が少ない軟水なら、焼酎由来の成分の邪魔をしないためです。
また、基本的には水で行う前割りですが、炭酸水でも可能とのこと。その場合は焼酎をやや薄めにすると良いようです。

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前割り焼酎や専用ボトルも販売

ここまで紹介したように、割って待つだけでシンプルにできる前割りは、誰でも自宅で試すことができます。
それを後押ししてくれるような「前割りボトル」なる、前割り用の目盛りがついた遮光性のある専用ボトルも販売されています。

一方で、特別な手間が必要ない前割りですが、なかには「待つのがイヤ、すぐに飲みたくなってしまう」という方もいるかもしれません。
そういった方にオススメなのが、アルコール度数10〜15度前後で販売されている前割りテイストの焼酎。要するにあらかじめ蔵元で前割りされた焼酎で、仕込み水と同じ水を使用するため、より質の高い前割りを楽しむことができます。購入後はグラスに注いでゆっくり味わうだけです。

前割りテイストの芋焼酎「球」

黒木本店の芋焼酎「球」はアルコール度数が14度で、前割りテイストとなっている

このように実は良いことだらけの前割り。
記事を読んで前割りに興味を持った方はぜひ一度試してみてください。
そして、普通の水割りやお湯割との味わいの違いを感じてみてください。
きっととても美味しく感じられるはずです。

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小針 真悟
著者:小針 真悟

[LiquorPage代表] 豊富な現場経験と長年のお酒愛によって、ジンを筆頭にあらゆるお酒の知識を持つ。ジン専門書籍やテキーラメディアなど外部酒類メディアの執筆協力の他、イベントの企画運営にも携わる。

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