バーに行った際にスマートにオーダーするために、できればある程度カクテルのことは知っておきたいですよね。
本記事では、数あるカクテルのなかでも「ウォッカ」をベースに作られたカクテルに絞り、材料や度数、味わいなどをご紹介していきます。
本記事でご紹介するのは、バーに行ったならぜひオーダーしたい有名なウォッカベースのカクテル8つです。
覚えておいて損はありませんよ。
⇒初心者向け!ウォッカとはどんなお酒?がざっくりわかる記事
1. バラライカ
By Cocktailmarler – Own work, CC BY-SA 4.0, Link
製法:シェイク
度数:約30度前後
材料:ウォッカ、ホワイト・キュラソー、レモンジュース
日本での人気はさておき、ウォッカを使用した代表的なカクテルとしてあげられるのがバラライカです。
このレシピは、カクテルでよく用いられるレシピで、ウォッカをジンに変えればホワイト・レディに、ラムに変えればXYZに、ブランデーに変えればサイドカーになります。
とてもサッパリした飲み口のカクテルで、甘さと酸味が入り混じるバランスの良い味わいです。
ちなみにこのカクテルの名は、ロシアの伝統弦楽器バラライカにちなんでいます。
※分類のショートカクテルとは、主に写真のような逆三角形のグラスで提供されるカクテルです。
※製法のシェイクとは、シェイカーを用いてカクテルを作るスタイルです。
※キュラソーとは、オレンジの皮のエキスを使用したリキュールです。
2. ソルティードッグ
By Momoji3 – 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, Link
製法:ビルド
度数:約15度前後
材料:ウォッカ、グレープフルーツジュース、塩
ソルティードッグは、グラスの縁を塩や砂糖で装飾するスノースタイルでつくられる有名なカクテルです。
グレープフルーツジュースの甘ずっぱさと塩けが絶妙にマッチしていてとても飲みやすいカクテルです。
スノースタイルを用いない場合(塩を使用しない場合)、ブルドッグというカクテルに変わります。
※分類のロングカクテルとは、基本的には量が多めで氷が入ってるカクテルです。(ジントニック、ウーロンハイなど)
※製法のビルドとは、グラスに氷とお酒を直接入れて混ぜるシンプルな製法です。 (ジントニック、ウーロンハイなど)
3. ブラック・ルシアン
By Will Shenton – https://bevvy.co/cocktail/black-russian/bjh, CC BY-SA 3.0, Link
製法:ビルド
度数:約30度前後
材料:ウォッカ、コーヒーリキュール
ロシアの国民酒であるウォッカを使用するカクテルは、ロシアにちなんだ名がついたカクテルが多く、その中で代表的なのがこのブラック・ルシアンです。
ウォッカは無味無臭なのでほぼコーヒーリキュールの味わいとなり、比較的飲みやすいカクテルです。
しかし、アルコール度数が約30度前後と高めなので飲み過ぎは注意です。
4. コスモポリタン
By TheCulinaryGeek from Chicago, USA – Cosmopolitan
Uploaded by the wub, CC BY 2.0, Link
製法:シェイク
度数:約25度前後
材料:ウォッカ、ホワイト・キュラソー、クランベリージュース、ライムジュース
Cosmopolitan(世界的な、国際的な)の意味のとおり、世界的に知名度が高く、かつ人気のカクテルです。
クランベリージュースによって色合いが淡い赤になり、味わいは甘酸っぱくジューシーになります。
その見た目と飲みやすさから女性向きとされるものの、度数は決して低くありません。
5. カミカゼ
By Momoji3 – 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, Link
製法:シェイク
度数:約30度前後
材料:ウォッカ、ホワイト・キュラソー、レモンジュース
カミカゼという名は、第二次世界大戦時の日本の戦闘機にちなんでついた名です。しかし発祥は日本ではなくアメリカ。
爽快感と鋭さを持ち合わせたカクテルで、飲み飽きしない味わいとなっています。
レシピはバラライカと似ていますが、カミカゼではライムジュースを使用し、氷の入ったロックグラスで提供することが多いです。
6. ブルー・ラグーン
By John Phelan – Own work, CC BY-SA 3.0, Link
製法:シェイク
度数:約25度前後
材料:ウォッカ、ブルー・キュラソー、レモンジュース
ブルー・ラグーンはリゾート感溢れる見た目が人気を呼ぶカクテルです。
ブルーの涼しげな見た目のとおり、レモンの酸味の効いた爽やかな味わいとなっています。
飾り付けのフルーツはお店によって異なり、レモンやチェリーだけでなく、リゾート感を際立たせるためにパイナップルを飾ることもあります。
7. セックス・オン・ザ・ビーチ
By Abi Skipp:Hamburg, CC BY 2.0
製法:シェイク
度数:約20度前後
材料:ウォッカ、フランボワーズリキュール、メロンリキュール、パイナップルジュース、クランベリージュース
セックス・オン・ザ・ビーチは代表的なトロピカルカクテルの一つで、トムクルーズ主演の映画「カクテル」で一気に有名になったカクテルです。
大胆なネーミングとは裏腹に、とても飲みやすい味わいで、甘くフルーティーながら少しサッパリもしています。
しかしレシピが定まっていないカクテルで、メロンリキュールの代わりにピーチリキュールを使用したり、オレンジジュースを使用したりするお店もあります。
8. シーブリーズ
By Wendy from Minneapolis, MN – The Seabreeze that kicked my ass., CC BY 2.0, Link
製法:シェイク
度数:約15度前後
材料:ウォッカ、グレープフルーツジュース、クランベリージュース
シーブリーズは、その名のとおり海のそよ風を感じさせる、爽やかでスッキリした味わいのカクテルです。
クランベリージュースのベリー系の甘ずっぱさと、グレープフルーツの柑橘系の甘ずっぱさが絶妙にマッチしています。
ウォッカを抜くと「ヴァージン・ブリーズ」というノンアルコールカクテルになります。
筆者イチオシカクテル
最後におまけとして、上記の8つのカクテルほど知名度はないものの、筆者的におすすめしたいカクテルをご紹介します。
ガルフ・ストリーム
製法:シェイク
度数:約15度前後
材料:ウォッカ、ピーチリキュール、ブルー・キュラソー、グレープフルーツジュース、パイナップルジュース
鮮やかなブルーが美しいリゾート風のカクテルです。
トロピカル風味の甘さにグレープフルーツの爽やかさが加わり、とても飲みやすいカクテルです。
お店おレシピにより度数は変わりますが、味わい的にはお酒が苦手な方や女性にもおすすめできるカクテルです。
まとめ
飲みたいカクテルは見つかりましたでしょうか?
ウォッカは基本的に無味無臭のお酒なため、他の材料の味が際立つカクテルが多いです。
特にシーブリーズ、ガルフ・ストリームあたりは度数もやや低めなため、どなたにでも飲みやすいのでおすすめです。。
ここでご紹介したカクテルはほんの一部に過ぎないので、ぜひ色々なカクテルを試してみてください。
それではこの辺で。
以上、「バーで飲みたい「ウォッカ」を使った代表的なカクテル8選」でした。
参考文献:カクテル・パーフェクトブック・日本文芸社 著・桑名伸佐
参考サイト:サントリー・カクテルレシピ