初心者向け!ウォッカとはどんなお酒?がざっくりわかる記事

ウォッカってどんなお酒?

あまり単体でスポットを浴びることが少ないウォッカ…
みなさんはウォッカについてどれくらいご存知でしょうか?

そもそも何から作られているか、産地はどこか、どんな銘柄があるか、など…
意外と知らない方も多いと思われます。

そこで本記事ではウォッカにスポットを当て、知っておくべき基本情報について分かりやすいようシンプルまとめてお送りします。
本記事によってウォッカについてざっくりとわかるようになります。

ウォッカとは穀物から作られる無味無臭の蒸留酒

ウォッカ(Vodka)とは、穀物類を原料に、蒸溜、活性炭濾過によって作られる蒸留酒(スピリッツ)のことです。
ジン、ラム、テキーラとともに4大スピリッツに含まれますが、他のスピリッツとは違い、基本的には無味無臭のアルコールに近い味わいとなっています。
そのまま飲むことはもちろん、カクテル用としてもかなり多く使用されます。

原料となる穀物は様々で、大麦などの麦系、とうもろこし、ジャガイモなどです。
それらを原料に【発酵→蒸留→活性炭濾過→ボトル詰め】という工程で作られ、基本的に貯蔵や熟成は行いません

そうして出来上がるお酒は基本的に無味無臭でかなりクリアなものとなります。
アルコール度数はだいたい40度前後ですが、ものによっては90度を超えるものがあるなど様々ですね。

白樺の活性炭濾過によって味が決まる

濾過に使われる白樺の木

ウォッカは蒸留工程で一度アルコールが90度前後まで高められるため、原料の味や成分はほとんど残りません。
しかもウイスキーやラムなどのように樽での熟成はさせません。

では銘柄による味の違いはないのか?というとそうでもないのですね。
蒸留後のお酒は、白樺の木を使用した活性炭で濾過されるのですが、これが味わいを大きく左右します。

ウォッカは、味わいがクリアであればあるほど質が良いとされます。
つまりこの濾過工程でどれだけクリアな酒質にできるかがポイントなのですね。

白樺の活性炭の層を、蒸留後のお酒がゆっくりつたっていくことで、不純物やアルコールの刺激が取り除かれクリアなお酒になります。
この活性炭の質や濾過にかける時間によって、出来上がるウォッカの質に差が出ます。

つまりウォッカは、白樺の活性炭濾過によって味が決まるということですね。

主な産地は?

雪が降る寒い地域

ウォッカと聞いてまずロシアを思い浮かべる方は多いと思います。
実際ウォッカはロシアの地酒だったと言われていて、これが世界各地に広がったとされています。

しかし、現在ではロシア以外の国でも盛んに作られています。
例を挙げると、ポーランド、スウェーデン、フィンランド、アメリカ、ウクライナなど…
基本的には寒い地域になりますね。

例えば、ポーランドは96度のアルコール度数を誇る「スピリタス」や世界的評価の高い「ベルヴェデール」の産地です。
スウェーデンでは日本でも有名な巨大ウォッカブランド「アブソルート」を作っています。

ロシアが主産地の一つであることは間違いないのですが、基本的には寒い地域全般で作られています。

ウォッカの語源は?

ウォッカの語源はロシアと深い関わりがあります。

ロシアの地酒であったウォッカは、初めは「ジーズナヤ・ヴァダー」と呼ばれていました。
ジーズナヤ・ヴァダーとは「生命の水」という意味です。

寒い地域であるロシアでは、(体を温めてくれる)ウォッカはまさに生命の水だったのですね。

このジーズナヤ・ヴァダーがやがてヴァダに短縮され、さらに変化しウォッカになったと言われています。

ウォッカを使用したカクテル

ウォッカの基礎知識が身についたころでしょうか?
せっかくですのでウォッカを使用した代表的なカクテルをいくつかご紹介しましょう。

  • モスコーミュール
  • バラライカ
  • ソルティードッグ
  • スクリュードライバー
  • コスモポリタン
  • セックスオンザビーチ
  • ブラックルシアン

代表的なウォッカ銘柄

ここでは日本でも有名な、代表的ウォッカ銘柄のご紹介です。

スミノフ

日本でもとても有名なウォッカ銘柄で、チューハイ感覚で飲めるスミノフ・アイスも人気ですね。
ロシアのイメージが強いスミノフですが、実はアメリカのウォッカ銘柄です。(生産は世界各地)

アブソルート

先ほど少し触れたスウェーデン産のウォッカ。原料は小麦のみで作られています。
シトロン(レモン)やマンダリン(オレンジ)、それにバニラなどそれぞれフレーバーがついたシリーズなども人気です。

スカイ

青いボトルが特徴的なアメリカ産のウォッカで、日本ではスミノフ・アイスと同ジャンルのスカイブルーも人気ですね。
クセがないとにかくクリアの味わいで、カクテルのベースとしても好まれています。

ズブロッカ

ポーランド産のウォッカで、同国内で採れるズブロッカ草のエキスを配合したフレーバー付きのウォッカです。
その独特の味わいが人気で、しばしば日本の桜餅に例えられます。

ベルヴェデール

ルイヴィトングループであるLVMHが所有する、ポーランド産の高級ウォッカ銘柄です。
見た目の高級感だけでなく、丁寧に濾過することにより味わいもクリーミーでリッチなものとなっています。

まとめ

ここまでウォッカの基本情報についてお送りしてきました。
これでざっくりとウォッカについてお分かりいただけたと思います。

最後にまとめると、ウォッカは…
穀物全般から作られる蒸留酒…
白樺の活性炭濾過で味が左右される…
ロシア、ポーランドなど寒い地域が主産地…
といったお酒です。

ちなみにご紹介した銘柄の中で、筆者的におすすめなのはベルヴェデールです。
カクテル用ならアブソルートといった感じでしょうか。

それではこの辺で。
以上、「初心者向け!ウォッカとはどんなお酒?がざっくりわかる記事」でした。

参考文献:スピリッツ銘酒事典|新星出版社 著:橋口孝

小針 真悟
著者:小針 真悟

[LiquorPage運営責任者] お酒の現場を7年経験したのちに独立。お酒の魅力を多くの人に知ってもらうべく、2016年11月に「LiquorPage」の運営を開始。 洋酒から和酒まで幅広い知見をベースに、ジン専門書籍やテキーラメディアなど外部酒類メディアの執筆協力の他、イベントの企画運営にも携わる。(ただの酒好き)

関連記事

  1. 海外で大人気の“ハードセルツァー”、遂に国産が登場!オリオンビールが「DOSEE」を新発売 海外で大人気の“ハードセルツァー”、遂に国産が登場!オリオンビー…
  2. 焼酎も名門が手がける洋酒シリーズ「AKAYANE」から、アブサンが登場! 焼酎の名門が手がける洋酒シリーズ「AKAYANE」から、アブサン…
  3. アルコール度数が高すぎるお酒たち 日本でも購入可!「アルコール度数が高すぎる」お酒8選
  4. エンジェルズシェア(天使の分け前)とは? 樽熟成用語「エンジェルズシェア / 天使の分け前」を理解する
  5. 世界のウォッカ、売り上げTOP5 世界一売れているウォッカは?TOP5のウォッカ銘柄を発表!
  6. 赤ワイン、カラダに良い? 赤ワインは体の良い?ワインを健康面から考える
  7. 日本酒の名門「南部美人」がクラフトジン&ウォッカの製造開始を発表!2021年3月頃に発売予定 日本酒の名門「南部美人」がクラフトジン&ウォッカの製造計画を発表…
  8. 世界のリキュール・売り上げTOP10 世界一売れているリキュールは?世界の売上TOP10を発表!

おすすめ記事

トップバーテンダーがオススメする、バーで飲みたいテキーラカクテル5選 トップバーテンダーがオススメする、バーで飲みたいテキーラカクテル5選

その道のトッププロがオススメするカクテル、飲んでみたくありませんか?アメリカを中心に、“美酒…

“クラフトジン”徹底解説 〜 本当の意味と、これまでの経緯と人気の理由 “クラフトジン”徹底解説 〜 クラフトの本当の意味と、これまでの経緯と人気の理由

あなたは“クラフトジン”の本当の意味、ご存じですか?昨今、日本を含め世界中で人気を集める“ク…

クラフトジンのパイオニア「シップスミス」誕生秘話と、創業者に聞くこだわり〜飲み方のヒント クラフトジンのパイオニア「シップスミス」誕生秘話と、創業者に聞くこだわり〜飲み方のヒント

一つの大きなムーブメントが巻き起こる時、そこには必ず何かきっかけとなる出来事があるもの。今、…

人気の記事

  1. あのパーカーポイントが日本酒に!90点以上78銘柄を発表 日本酒版パーカーポイント
  2. ジャパニーズ・クラフトジンが今アツい!話題の4銘柄をご紹介 ジャパニーズ・クラフトジン
  3. 日本でも流行必至!「クラフトジン」の特徴と銘柄まとめ クラフトジンとは?
  4. ウイスキー世界売り上げランキングTOP20 世界ウイスキー売上ランキング
  5. 世界一売れているビールは?2015年世界シェアTOP10を発表! 世界一のビールは?

新着記事

関連記事

PAGE TOP