ウイスキー界のスターバーテンダーに聞く「進化系ハイボール」オススメ4つをご紹介

ウイスキー界のスターバーテンダーに聞く「進化系ハイボール」オススメ4つをご紹介

数年前のブームから、今や定番の飲み物となっているウイスキーのハイボール。
多くの人にとって親しみやすいシンプルな飲み方ですが、実はそのハイボールも進化していっているのはご存知でしょうか?
「ウイスキー+ソーダ」という常識にとらわれない、様々なレシピのハイボールが登場しているのです。(本来ハイボールは炭酸飲料などジュースで割ったカクテルの総称)

そこで今回、ウイスキー業界を代表するバーテンダーの一人、静谷和典さん(BAR LIVET/東京・新宿)に、「進化系ハイボール」を訪ねてみました。
実は静谷さんは「Whisktail」というウイスキーカクテルのプロジェクトを主導しており、その中に「ウイスクテイルハイボール」というシリーズがあるそう。
当記事では、いくつか作っていただいたものの中から、オススメのものを独自に4つピックアップしご紹介していきます。

静谷和典
静谷和典
株式会社ロイヤルマイル代表取締役 / BAR LIVETオーナーバーテンダー / Whisktail.tokyo代表
[ウイスキー文化研究所認定ウイスキープロフェッショナル取得 / ブラインドテイスティング大会2大会連続優勝 / ウイスキー検定3級、2級、1級を全国1位 / その他、ワインエキスパート、ショコラアドバイザー、ウイスキーレクチャラー等所有 / 2014年度 ザ・グレンリベット ベストブランドアンバサダー受賞]
ウイスキー雑誌ウイスキーガロアで専属テイスターとして活躍するテイスティングの第一人者の一人。

Whisktailとは
ウイスキーをベースにその特色・風土・歴史を踏まえ、個性を最大限に活かしたカクテルの新しい形態。

1. バーテンダー達のお疲れ様の一杯〜「Bartender 〜after closing〜」

Bartender 〜after closing〜

最初にご紹介するのは、おなじみのソーダではなくトニックウォーターで作るハイボール。
人気のスコッチ・ウイスキー「デュワーズ」はバーテンダー達の間では定番のブランド。それをベースに、グレープフルーツジュースとトニックウォーターで作るのが「Bartender 〜after closing〜」です。
静谷さん曰く、「その名のとおりバーテンダー達が営業後に飲む、お疲れ様の一杯です」と言う。
グレープフルーツとトニックの風味によって、ハイボールがより爽やかになり、一日の疲れを癒してくれそうです。
こちらはレシピが簡単なので、自宅でも試せます。

レシピ
デュワーズ/30ml、グレープフルーツジュース/45ml、トニックウォーター/適量、ミント

2. 人気カクテル、ペニシリンから発想を得た〜「THE two pistols」

THE two pistols

ウイスキーをベースに使ったカクテルの仕上げに、アイラ島のスモーキーなウイスキーを垂らす「ペニシリン」というカクテル。
静谷さんが「2種の異なるウイスキーを使うペニシリンから発想を得た」というのが「THE two pistols」です。
グレンリベット12年をベースに用いたハイボールに、同じグレンリベットのカスクストレングス(樽出しそのままの度数)シリーズであるナデューラを注射器で垂らします。
2種のウイスキーを使うことで複層的な香り、味わいに仕上がり、アルコール度数もハイボールにしては高くなるため、満足感も増します。
ちなみに静谷さん曰く「使用するウイスキーを変えても面白い」そうです。

レシピ
グレンリベット12年/30ml、ソーダ/適量、グレンリベット・ナデューラ(ファーストフィル)/10ml

3. 梅の風味が意外にもマッチ〜「横丁梅ミュール」

横丁梅ハイボール

ウイスキーのハイボールというと、いささか“洋”をイメージさせますが、南高梅を用い“和”にアレンジしたのが「横丁梅ミュール」
こちらはウォッカベースの定番カクテル、モスコミュールを大幅にアレンジしたもので、ジャパニーズウイスキーの知多を用い、ジンジャービアとソーダで割って作ります。
名前のとおり、横丁をイメージさせるような、どこか親しみが湧く味わいとなっており、自家製のゴボウビターズがその味を引き締めています。

レシピ
知多/30ml、赤玉ポートワイン/5ml、ゴボウビターズ/1t、ジンジャービア&ソーダ/適量 (ジンジャービア7:ソーダ3)

4. アイラ島の冬を表現〜「Snow of Askaig」

Snow of Askaig

最後にご紹介するのは、青と白のグラデーションが美しい「Snow of Askaig」というカクテル。
静谷さん曰く「スコットランド・アイラ島の北側にポートアスケイグという港があります。冬になると雪が降り風情ある景色になるのですが、それをイメージして作りました」と言います。
アイラ島の人気ウイスキー、カリラの12年を贅沢にもベースに用い、カルピスや冷やし飴など昔懐かしい素材も使用する斬新なカクテルです。
そうした素材の優しい甘さと、カリラ特有の潮っぽいスモーキーフレーバーが絶妙なハーモニーを奏でます。

レシピ
カリラ12年/30ml、カルピス/20ml、冷やし飴/1t、ソーダ/適量、ブルーキュラソー/適量

今こそ「進化系ハイボール」を味わってみよう!

今回ご紹介した進化系ハイボールは、「ウイスキーのソーダ割り」という常識を超えたものばかりです。
香りや味わいもそれぞれ異なることから、今までは違う楽しみ方ができます。

興味を持った方は、静谷さんのお店BAR LIVETに赴き、まずは試しては。

それから、静谷さんが主導するウイスキーカクテルのプロジェクト「Whisktail」も、是非試してみてください。

小針 真悟
著者:小針 真悟

[LiquorPage運営責任者] お酒の現場を7年経験したのちに独立。お酒の魅力を多くの人に知ってもらうべく、2016年11月に「LiquorPage」の運営を開始。 洋酒から和酒まで幅広い知見をベースに、ジン専門書籍やテキーラメディアなど外部酒類メディアの執筆協力の他、イベントの企画運営にも携わる。(ただの酒好き)

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