バーテンダーへの8つの質問 – BAR K-9 / 名古屋・栄

BARで働き始めたのは20歳の終わり頃でした。
インテリア雑誌を読むのが好きで、その中に出てくるお酒がたくさん並んだ部屋やBARみたいな部屋に憧れがありまして、その影響からずっとBARそのものに興味があったんです。大人になってから実際にBARに行ってみたとき、自分もカウンターの中に立ってみたいと思ったんですよね。
その後すぐにBARでアルバイトすることになり、毎日のように働きました。24歳のときにBARから離れ、イタリアン、鉄板フレンチに就職するんですが、その頃にはすっかりお酒の世界に魅了されていましたし、一旦離れたことで自分はBARにいる方が楽しめることに気付かされたんです。1年後、再びBARで働く頃には、よりバーテンダーとしての自覚を持つようになっていましたね。

ウイスキー、特にスコッチが大好きです。
3年前に念願だったスコットランドにも行き、合計35箇所の蒸留所を巡りました。
カクテルなら「コープスリバイバーNo.2(ジンを使ったクラシックカクテル)」は本当に好きでよくオススメしています。レシピを初めてみたときに素直に「うわぁ美味しそう」って思ったカクテルなんです。

観葉植物が大好きでして…そのインポーターをやりつつ塊根(かいこん)植物のショップをやってみたいですね。
特に南アフリカ、マダガスカル島の塊根植物が好きなんです。日本ではまだまだ馴染みのない植物なんですが、唯一無二の形や外観から想像もつかない綺麗な花を咲かせたりと魅力がすごいんです。現地で育ったものを輸入して現地の環境を作ってあげて育てるのがとても楽しいんですよ。

特に強く心がけていることは、早寝早起きです(笑)
寝る時間は仕事の都合でバラバラですが、起きる時間は毎日決まっていて、その時間にはほぼ必ず起きています。
昼食もなるべく決まった時間に摂るようにしていますし、出勤前の小一時間はストレッチ中心のトレーニングを欠かしません。機械的に過ごすのが結構好きなのかもしれませんね。

先ほどお伝えしたように観葉植物です。
ハマり始めたのは去年なんですが、今ではどっぷりでして、マダガスカルに自生する「パキポディウムグラキリス」が特に好きなんです。たくさん種類がある中で同じ形は一つもなく、違った表情があります。国内でも専門店が増えていて、そこに行くのもまた大好きでして…新たな出会いやその業界の変態(褒め言葉)にも出会えたりと、すごく夢中になっています。

寒い所が苦手でして…南国に憧れますね。
老後はハワイの田舎に住んでみたいなとよく思います。海が大好きですし、高い建物などがないような自然が多い所がすごく好きです。

バーテンダーの仕事とは関係ないんですけど、学生の頃にパリとロンドンに2週間ほど滞在したときですかね。
ルーブルやモン・サン・ミシェル、リドなどなど、想像より遥かに美しくて…絶対に忘れません。ロンドンではマーケットやパブ巡りをしました。学生ですからお酒の知識なんてなかったし、言葉も通じないのに、ビールを飲んで酔った勢いと身振りだけで現地の人たちと馴染もうとしていたのを覚えています。

世界中のBARを巡りたいです。
やっぱり何より一番好きなのはBARという空間なんです。BAR巡りは僕にとって巡礼的な部分もあり、勉強、刺激、経験と良いことしかないんです。それらを自分なりに吸収して得たものをバーテンダーとしてお客様にお伝え出来ればと思っています。行ってみて経験しないと得られないことはたくさんあるでしょうし、バーテンダーとしての引き出しを増やしたいんです。