バーテンダーへの8つの質問 – The Bar Authentic 坂梨 / 沖縄・那覇

子供の頃、父が飲んでいたウイスキーのボトルを見て、ただただ「カッコいいな〜」なんて思っていました。
そこからお酒への興味がわき、時が経つにつれてバーで働いてみたいと思うようになりました。ただ、当時はバーテンダー志望者が多く、なかなかスタッフを募集しているお店もなくて…面接で4〜5軒落ちたことを覚えています。それでも諦めきれず、なんとかレストランのウェイティングバーで働かせてもらえることになり、バーの世界に入りました。そこでより一層カクテルやウイスキーの魅力に引き込まれ、もっとお酒を学びたいという思いが強くなりました。その後ご縁があり、オーセンティックバーで修行させていただき、2009年に独立して現在のお店を開業しました。

シングルモルトウイスキーが大好きです。
その中でもジャパニーズウイスキーをよく飲みますね。僕は北海道から沖縄へ移住してバーをさせてもらっているのですが、故郷のお酒ということもあり、ニッカウイスキーへの想いが強く、いつも飲んでいます。

お酒の製造に携わる仕事でしょうか。
いろいろな蒸溜所を見学させていただく度に、とても繊細な仕事に感銘を受けていました。バーテンダーからお酒を製造する側に転職した知り合いもいらっしゃるので、とても興味と憧れがあります。

毎日必ずウイスキーを飲むことでしょうか…（笑）
銘柄や飲み方は問わず、毎日ウイスキーを飲んでいます。お酒を飲む場が好きで、二日酔いになることもありますし、休肝日を設けたりもしているのですが、5mlなどの少量も含めると毎日飲んでいますね。テイスティングという名目で…（笑）

お酒以外のことではゴルフですね。
なかなか体を動かすことがなかった中で、何かしようと始めたのがきっかけです。沖縄は一年中ゴルフができますし、ゴルフ場も近くにあるため、時間を考えても仕事への支障が少ないんです。地元のお客様とはもちろん、県外からいらっしゃるお客様ともよく行かせてもらってます。様々な方とのコミュニケーションの場になったり、お店では見られないお客様の顔を見ることができることもあって面白いんですよ。

海外への憧れはありますが…地元の北海道ですかね。
10代で移住してるため、今の年齢で地元に戻ってバーを営んでいたらどうなっていたんだろう？と考えたりします。僕の地元はとても田舎なので…友人が数名来店してくれたらありがたいな〜でも経営としては難しいかな〜なんて想像したりしています。

10代の頃に北海道から沖縄へ移住したことです。
きっかけは父の転勤だったのですが、当時は沖縄に住むことになるとは全く想像していませんでした。そこから縁があってバーで働くことになったのですが…修行時代には、県外出身者をよく思わない一部の年配のお客様から、僕の顔を見て「どこの出身か？」と聞かれることもありました。「北海道出身です！」と言うと「沖縄と北海道は合うから頑張りなさい」と返され、態度がコロッと変わったり…そうした県外からの移住者としてバーで挑戦する日々がエキサイティングだったかと思います（笑）
今では自分のお店を持たせてもらっていますので、沖縄には何かしらのご縁と感謝を感じています。

今後は、ずっとお世話になっている那覇の夜の街に、たとえ微力でも貢献出来るようなことをしていきたいと思っています。自分のお店とバー業界全体の発展ももちろんですが…
地元はもちろん県外からのお客様を少しでも多く迎え入れ、満足していただけるように、夜の街の発展に貢献できればと思っております。