ついつい見惚れてしまう!ボトルデザインで選ぶクラフトジン厳選7選

ボトルデザインで選ぶクラフトジン厳選7選

ボトルの見た目で何を飲むか決める…実はこれ、大アリです。

クラフトジンの台頭によって世界的にジンの人気が急上昇。日々新たなジンが誕生しており、今や世界ではおよそ6000種類ものジンが流通しているとされています。
近年リリースされるクラフトジンは、中身だけでなく、ボトルやラベルのデザインにもこだわっているものが多いのも特徴。各ブランドの世界観が反映させた自由なデザインが多く、見ているだけでも楽しませてくれます。
ボトルデザインはいわばブランドの顔。中身であるそのジンの香りや味わいとリンクしている傾向があり、例えば、華やかな見た目であれば中身も華やかな特徴を持つ傾向があります。
だからこそ「見た目で選ぶ=失敗しにくい」とも言えるのです。

当記事では、数多あるクラフトジンの中から、ついついSNSにアップしたくなるようなデザインのブランドを6つ厳選し、それぞれ特徴をご紹介します。
ぜひ自分好みのジンを探してみてください。

コーヴァル ジン

コーヴァル ドライジン

ドライジンとバレルドジンのギフトセット

まず最初にご紹介するのは、アメリカ・シカゴにある全米で最も大きなクラフト蒸溜所・コーヴァル蒸溜所が手がける「コーヴァル ジン」。
こちらのジンは、健康意識の高いアメリカ人に即するように、使用する原料はボタニカルも含め全てオーガニック。それに加え、近年アメリカで注目されている食品規定「コーシャ認定」も受けています。
そのボトルデザインは、元モデルの女性が社長を務めていることも関係してか、ハイセンスなモザイクのような洗練されたデザインを採用しており、これまでに世界的な酒類コンペでデザイン賞も受賞。日本でも「ボトルがおしゃれなクラフトジン」として知られています。
特にドライジンとバレルドジン(樽熟成ジン)のギフトセットは、サイズもちょうどよく、空き瓶はアロマディフューザーやちょっとした花瓶に有効活用できそうです。
見た目の華やかと同調するように、華やかな香りと優しい甘みが特徴で、その味わいも高く評価されています。

さらに詳しくはこちらの記事でご紹介!
オーガニック・クラフトジン「コーヴァル」の魅力を徹底解説


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ジン マーレ

ジン マーレ

ジン マーレのボトル

次にご紹介するのは、ジンの世界的産地であるスペインが誇る人気ブランド「ジン マーレ」。
バルセロナに程近い地中海沿いのリゾート地で造られるこちらのクラフトジンは、ボトルに「MEDITERRANEAN GIN(地中海のジン)」と記されているとおり、地中海のハーブをふんだんに使用しています。
オリーブを軸に、バジルやタイム、ローズマリーなど地中海産のハーブ類をふんだんに使用しているのが特徴で、数あるジンの中でもとりわけオイリーな口当たりはこのブランドならでは。ハーブの香りも強く感じさせるスタイルは唯一無二とも言えます。
その味わいを表すように、ボトルにはオリーブの木が描かれ、2007年に誕生した昨今のクラフトジンの中ではそう新しくないブランドながらも、洗練されたスタイリッシュなデザインのボトルは、長年存在感を放ち続けています。
ジン&トニックとして味わってもその特徴は崩れず、ハーバルなジン&トニックを味わいたい方にもぜひおすすめしたいジンです。


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No.3

No.3 ロンドンドライジン

No.3 ロンドンドライジン

続いてご紹介するのは、伝統的なスタイルのロンドンドライジンとして、ジンラバー達からも人気を集める「No.3」。
イギリス最古のワイン商であり、英国王室御用達として認定されているベリーブラザーズ&ラッド社(BB&R)が手がけています。
そうした由緒正しき造り手によるジンは、製造場所こそオランダではあるものの「最もロンドンドライジンらしいジンであり、最もマティーニに合うジンであること」をコンセプトを掲げており、それゆえ使用されるボタニカルは、アンジェリカやオレンジピールなど伝統的な素材6種類のみ。ロンドンドライジンの伝統を、現代の技術によってブラッシュアップさせています。
鍵のアイコンが印象的なボトルデザインは、一昨年から昨年にかけてリニューアルされ、香水の瓶のような美しいデザインへと変更されました。
ジンのアイデンティティとも呼べるジュニパーベリーの香りをしっかりと感じさせながら、柑橘の華々しさやスパイシーさが感じられる「NO.3」は、“ジンらしさ”を知る上でもぴったりの一本です。


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サイレントプール

サイレントプールのボトルとオリジナルグラス

サイレントプールのボトル

ジンの本場イギリスで最も美しい田園地帯とされるサリー州のサイレントプール湖畔にある蒸溜所で造られるクラフトジン「サイレントプール」。
サイレントプール湖は、石灰層でろ過された湧き水による青く澄んだ色合いの美しい湖。それをイメージしたというエメラルドグリーンのボトルには、使用されているボタニカルも描かれており、その美しいデザインは、個性豊かなデザインのクラフトジンたちと並んでいても際立ちます。
香り付けのボタニカルには、イギリスらしくラベンダーやエルダーフラワー、バラなどの花形の素材も多用しながら24種類の素材を使用。それらのボタニカルは、3つの方法に分けて抽出することで素材の特徴を活かしながら香りを引き出しています。
そうして造られるジンは、ボトルデザインのような透明感を感じさせ、フローラルで香り高いまるで香水のような仕上がりとなっています。
2016年に誕生したばかりのブランドながら、世界的な酒類コンペで既に多くの賞を受賞している実力派でもあります。


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クローバー ジン

クローバー ジンのボトル

クローバー ジンのボトル

こちらは、ベルギーの三姉妹が手がけるクラフトジン「クローバー ジン」。
今や女性発のジンは決して少なくないものの、姉妹で手がけるケースはとても希少。彼女たちの関係性を示す三つ葉のクローバー(シロツメクサ)の名を冠し、それがあしらわれたシンプルで可愛らしいボトルは、昨今、個性豊かなクラフトジンが続々と登場しているベルギーの中でも目を引きます。
香り付けのボタニカルも、クローバーの花をキーとしており、そのほかラベンダーやエルダーフラワー、洋梨など9種類の素材で紡がれる香りは、とてもフローラルでフルーティー。数あるジンの中でもとりわけソフトな味わいを有しており、ジンを飲み慣れていない方にもおすすめできるブランドです。
上位銘柄である、四つ葉のクローバーがあしらわれた「ラッキー4」もまた、可愛らしいボトルに身を包んでいます。


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テヌ ジン

テヌ ジン

テヌ ジン ※画像は公式サイトより引用:https://www.tenugin.jp/

続いてご紹介するのは、北欧フィンランドの地で修道士たちが造るクラフトジン「テヌ ジン」。
北欧のテキスタイルに幻想的なデザインがあしらわれたボトルは、ついつい見入ってしまうような美しさを有しています。
実はこちらのボトル、マリメッコやD&Gなどのほか、伊勢丹にもデザインを提供していることから、日本でもよく知られているクラウス・ハーパニエミ氏がデザインを担当しています。
どこか荘厳さも感じさせるボトルの中身は、北欧最後の原生の森(タイガ)で採れたリンゴンベリーや野薔薇などを中心としたボタニカルを、修道士たちが丁寧に蒸溜したもの。華やかなフローラルさを感じさせながらも、どこか落ち着きのある香りが印象的で、その完成度の高さから、見た目のイメージに沿うような美しさを感じさせてくれます。

YASO GIN

80 “YASO” GIN

YASO GIN

最後にご紹介するのは、日本の人気クラフトジン「YASO GIN」。新潟県上越市に拠点を置く「越後薬草」が手がけるジンです。
同社は健康食品メーカーとして40年間歩みを続けた中で、野草の酵素を活かした飲み物や食品などを手がけてきた薬草使いのプロであり、その技術と知見を活かして造り上げたのが「YASO GIN」です。
こちらのジンは、よもぎなどの野草を軸に80種類の素材を原料とした「YASO SPIRITS」をベースに、ジュニパーベリーやジンセンベリーなど23種類のボタニカルを加えて香り付けしており、その複雑で深みのあるハーバルな香りが特徴です。
それら多数の素材をイメージしたという80本のラインがはしるデザインは、とてもスタイリッシュ。2020年に誕生した新しいブランドながら、すでに国産クラフトジンの市場で多くのファンを獲得しています。

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著者:小針 真悟

[LiquorPage運営責任者] お酒の現場を7年経験したのちに独立。お酒の魅力を多くの人に知ってもらうべく、2016年11月に「LiquorPage」の運営を開始。 洋酒から和酒まで幅広い知見をベースに、様々な酒類専門メディアの執筆・編集のほか、酒類イベントの企画運営やWEB制作、プロモーション業にも携わる。写真撮影も行うなど、お酒を通じた様々な制作業を一人でこなす。(ただの酒好き)

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