オシャレなだけじゃない!クラフトジン「サイレントプール」の魅力とは

クラフトジン・サイレントプール

今や世界的なブームとなり、世界に6,000もの銘柄があるとされるジン。
なかでもクラフトジンと呼ばれる少量生産で地域性や個性に特化したジンは大注目の分野です。

クラフトジンはオシャレなボトルのブランドが多いのですが、その中でもとりわけデザインで目を惹くのが今回ご紹介する「サイレントプール」です。
本記事ではサイレントプールの特徴と魅力を詳しくご紹介していきます。

実はこのサイレントプール、ボトルがオシャレなだけじゃありません。

ジンとは
ジンは、ベースのスピリッツにハーブや果皮、スパイスなどの「ボタニカル」を数種加え風味づけされたお酒。
ジュニパーベリーは必須だが、ボタニカルのレシピは各銘柄様々。度数は40〜50度前後が一般的。

クラフトジン「サイレントプール」とは

サイレントプールとは、イギリスの「サイレントプール蒸留所」で造られるクラフトジン。
サイレントプール蒸留所は、2014年に創業したばかりで、イギリスのなかでも最も美しい田園地帯とされるサリー州のサイレントプール湖畔に蒸留所を構えています。
サイレントプール湖は、石灰層でろ過された湧き水によって青く澄んだ色合いとなっており、水が綺麗でとても美しい湖として知られています。
もちろんジンにはこの湖の水を使用しています。

比較的新しいブランドながら、IWSC、ISC、SFSCといった世界三大スピリッツコンペで既に賞を受賞
海外での高い評価を受け、2017年9月に日本で解禁になり、バーテンダーの間で瞬く間に話題となり、王道クラフトジンの仲間入りを果たしました。(正規輸入元:ウィスク・イー)

その華やかな香りから「香水のようなジン」とも言われ、香水と例えるにふさわしいオシャレなボトルが話題を呼んでいます。

サイレントプールはどんなジン?その特徴に迫る

サイレントプールはクラフトジンらしく、ボトルデザイン以外にもとてもユニークな特徴があります。

  • 24種のボタニカル3つの方法で蒸留
  • 香水を思わせる華やかな香り
  • SNS映えするオシャレなボトル

それぞれ詳しく見ていきましょう。

24種のボタニカルを3つの方法で蒸留

サイレントプール蒸留所

サイレントプール蒸留所。ボタニカルの蒸留には写真中央のホルスタイン社のハイブリッドスチルが使用される。©︎ウィスク・イー

ハーブや果皮、スパイスなどの「ボタニカル」といえば、ジンの根幹と言っても過言ではないとても重要な要素。
サイレントプールでは、24種ものボタニカルを使用し、ジュニパーベリーやアンジェリカ、オリス、オレンジなどジンによく使用されるボタニカルの他に、英国らしく地元産のラベンダーやバラ、エルダーフラワーなど花系のボタニカルも使用されています。

特徴的なボタニカル
オーガニックラベンダー、バラの花びら、エルダーフラワー、カフィアライムの葉、リンデン、ドライペアー(洋梨)など

また、これらのボタニカルは、性質によって異なる3つの方法で蒸留されています。
一つは一般的な浸漬による蒸留、もう一つはジンティー方式とされる、ボタニカルをティーバッグのような袋で浸漬し蒸留前に取り出す方法、そしてバスケット方式による蒸留(蒸留の際の蒸気のみでボタニカルの香味を抽出)です。
このように蒸留方法を分けることで各ボタニカルの特性を活かすことができ、出来上がるジンは複雑な味わいとなります。

ボタニカルの蒸留方法についてはこちらで解説。
ジンの基礎講座〜ボタニカルの抽出・蒸留方法とは?

香水を思わせる華やかな香り

前述のようにサイレントプールでは、24種ものボタニカルが使用され、一般的なジンのボタニカルの他に花系のボタニカルが多く使用されています。
さらに3つの蒸留方法によって、適切に香味を抽出することで、フローラルで香り高いジンとなっています。
どこかフレッシュなみずみずしさも感じ、その複雑かつ華やか香りはまさに香水

味わいは、やや軽快ながらもシトラスの風味が広がり、その中にほのかに甘みも感じものとなっています。
全体的にスッキリしており、ジンの中でもとりわけ飲みやすいと言えるでしょう。

ちなみに、その香りの良さから、現地ではサイレントプールのキャンドルやミストなどもリリースされています。

SNS映えするオシャレなボトル

サイレントプールのボトルとオリジナルグラス

サイレントプールのボトルとオリジナルグラス。©︎ウィスク・イー

サイレントプールを語る上で、どうしても欠かせないのがそのビジュアル。
ボタニカルを描いた美しいエメラルドグリーンのボトルは、実はサイレントプール湖の水の色をイメージしています。

いくらお酒だとはいえ、ビジュアルは満足感を左右する重要な要素
数あるクラフトジンの中でも、まるでアロマディフューザーのようなとりわけオシャレなボトルは、SNS映えするのはもちろんのこと、空き瓶を花瓶やインテリアとして活用できそうです。

まとめ

最後にサイレントプールの特徴・魅力についてざっくりまとめると…

  • とても綺麗なサイレントプール湖の水を使用
  • 24種のボタニカル3つの方法で蒸留
  • 香水を思わせる華やかな香り
  • SNS映えするオシャレなボトル

個性的なボトルデザインが多いクラフトジンの中でも、サイレントプールは、バーや酒販店で並んでいるととても目立ちます。
そのビジュアルに目がいきがちですが、実は有名酒類コンペですでにいくつか賞を受賞している実力者でもあるのです。

まずは賞を受賞しているジントニックから味わってみては?

小針 真悟
著者:小針 真悟

[LiquorPage運営責任者] お酒の現場を7年経験したのちに独立。お酒の魅力を多くの人に知ってもらうべく、2016年11月に「LiquorPage」の運営を開始。 洋酒から和酒まで幅広い知見をベースに、ジン専門書籍やテキーラメディアなど外部酒類メディアの執筆協力の他、イベントの企画運営にも携わる。(ただの酒好き)

関連記事

  1. ジンの製造工程 ジンの基礎講座〜ドライジンの製造工程を簡単に解説!
  2. ヘルシンキ発・クラフトジン 北欧フィンランドが生むクラフトジン「ヘルシンキ・ドライジン」の魅…
  3. 世界で最も売れてるジンは?ジン世界売上ランキングTOP8【2019版】 世界で最も売れてるジンは?ジン世界売上ランキングTOP8【201…
  4. 実は家でも作れる!“ジンの本格的&超人気カクテル”6選 〜 作り方とレシピをご紹介 実は家でも作れる!“ジンの本格的&超人気カクテル”6選 〜 作り…
  5. 造り手に聞く – 「酒食堂 虎ノ門蒸留所」と「COMMON ジン」の誕生秘話 造り手に聞く – 東京産のジン「COMMON」と「虎ノ門蒸留所」…
  6. ジンのボタニカルの抽出・蒸留方法 ジンの基礎講座〜ボタニカルの抽出・蒸留方法とは?
  7. ジュニパーベリーとは ジンの原料?ジュニパーベリーってどんなもの?
  8. 割材こそが重要?ナチュラル志向の飲料ブランド「フィーバーツリー」を徹底解説 割材こそが重要?ナチュラル志向の飲料ブランド「フィーバーツリー」…

おすすめ記事

【九州・沖縄版】国産クラフトジン全ブランド一覧 〜 37ブランドの特徴を紹介 【九州・沖縄版】国産クラフトジン全ブランド一覧 〜 37ブランドの特徴を紹介

今や日本各地で造られるようになったクラフトジンですが、その中でも九州・沖縄地方が一大産地となっている…

「YASO GIN」の造り手に聞く - なぜ健康食品メーカーがジンを手がけることになったのか? 「YASO GIN」の造り手に聞く – なぜ健康食品メーカーがジンを手がけることになったのか?

今や100前後のブランドが流通する国産クラフトジンの市場において、発売から1年足らずで品切れが続出す…

【大阪・京都・近畿版】国産クラフトジン全ブランド一覧 〜 15ブランドの特徴を紹介 【大阪・京都・近畿版】国産クラフトジン全ブランド一覧 〜 15ブランドの特徴を紹介

世界に羽ばたくクラフトジンへと成長した「季の美」と「ROKU」は、どちらも近畿地方の府県を産地とする…

人気の記事

  1. あのパーカーポイントが日本酒に!90点以上78銘柄を発表 日本酒版パーカーポイント
  2. ジャパニーズ・クラフトジンが今アツい!話題の4銘柄をご紹介 ジャパニーズ・クラフトジン
  3. 日本でも流行必至!「クラフトジン」の特徴と銘柄まとめ クラフトジンとは?
  4. ウイスキー世界売り上げランキングTOP20 世界ウイスキー売上ランキング
  5. 世界一売れているビールは?2015年世界シェアTOP10を発表! 世界一のビールは?

新着記事

関連記事

PAGE TOP