「お酒が飲めないのに付き合いでバーに…」
「飲めないけどバーに行ってみたい」
バーに行くけど(来たけど)なんらかの事情によってお酒が飲めない方や、そもそもお酒が苦手な方もいることでしょう。
本記事では、そんな方のために「ノンアルコールカクテル」について解説しながら、バーで頼めるカクテルについてもいくつかご紹介していきます。
バーだからといって「お酒」を飲む必要はありません
「バーはお酒を飲みに行く場所」
「お酒好きの人が行く場所」
そう思っている方も多いのですが、バーだからといって「お酒」を飲む必要はありません。
本来バーは、その空間を楽しむための場所。
お酒が飲めない方でも、もちろんバーテンダーは歓迎してくれます。
「そうは言ってもオレンジジュースじゃ気まずいし、せっかくのバーなのにもったいない」
と思う方もいるでしょう。
実はバーで提供されるカクテルの中には、お酒が全く入っていない「ノンアルコールカクテル」があるのです。
単なるジュースではなく、本格的なカクテルとしてしっかりカテゴリーが確立されており、メニューにもよく載っています。
お酒が苦手な方でも、ノンアルコールカクテルなら自信を持って頼むことができますね。
ノンアルコールだからといって手抜きカクテルではありません
ノンアルコールカクテルと聞くと「ジュースのような扱い?」と感じてしまうかもしれませんが、お酒のカクテル同様のいちカクテルです。
お酒が入っていないというだけで、普通のカクテル同様に作られています。
見た目もカクテルそのもので、しっかり飾り付けされるカクテルもあります。
なかにはシェイクする(バーテンダーがシャカシャカ振るアレです)かなり本格的なノンアルコールカクテルもあります。
ノンアルコールだからといって手抜きではなく、味や見た目、作り方的にも、しっかりと「カクテル」として作られているのですね。
おすすめノンアルコールカクテル
ノンアルコールカクテルは、お酒を使用したカクテルと同様にたくさんの種類があります。
本記事では、特におすすめものを8つに絞ってご紹介していきます。
それでは見ていきましょう。
シンデレラ
爽やかで甘酸っぱい王道カクテル。
【入っているもの】
- オレンジジュース:20ml
- パイナップルジュース:20ml
- レモンジュース:20ml
シンデレラは、おそらく最も有名なノンアルコールカクテル。
レモンの酸味が効いていて、甘すぎを防いでいます。
バーでは、基本的にシェイクするカクテルなので、想像よりもまとまった味になります。
基本的には、バーでよく見る逆三角形のカクテルグラスで提供されます。
シャーリー・テンプル
甘酸っぱいジンジャーエール。
【入っているもの】
- グレナデンシロップ:20ml
- ジンジャーエール:適量
こちらもシンデレラと並ぶ有名なノンアルコールカクテル。
グレナデンシロップが入ることで、ジンジャーエールに甘さが加わります。
ルビーのような薄い赤色で見た目もキレイなカクテルです。
ザクロのシロップです。ほんの少量で甘さを加えることができるので、カクテル用によく使用されます。
例えば、有名カクテルであるテキーラサンライズの美しい2層の色合いを演出しているのはこのグレナデンシロップです。
プッシー・キャット
とてもフルーティーでかわいらしいカクテル。
【入っているもの】
- オレンジジュース:30ml
- パイナップルジュース:30ml
- グレープフルーツジュース:10ml
- グレナデンシロップ:1tsp
プッシー・キャットは、かわいらしい子猫を意味するノンアルコールカクテル。
こちらも甘酸っぱいカクテルですが、シンデレラとは違い、レモンジュースではなくグレープフルーツジュース使用します。
バーで頼むと、基本的にはシェイクして作られます。
お店によってカクテルグラスだったり、普通の細長いグラスに氷を入れて提供することもあります。
バーテンダーがカクテルを混ぜるために使用する「バースプーン」という器具のスプーン1杯分を表します。
小さじ1杯の半分程度の量です。
サラトガ・クーラー
ジンジャーエールにライムを加えて爽やかに。
【入っているもの】
- ライムジュース:20ml
- シュガーシロップ:1tsp
- ジンジャーエール:適量
サラトガ・クーラーは、ノンアルコール版モスコー・ミュールとも言われるカクテル。
フレッシュな味わいでいつ何時でも飲めます。
こちらは男性女性問わず人気のカクテルです。
バージン・ブリーズ
クランベリーとグレープフルーツの爽やかカクテル。
【入っているもの】
- クランベリージュース:45ml
- グレープフルーツジュース:45ml
バージン・ブリーズは、「シーブリーズ」というウォッカベースのカクテルのお酒なしバージョン。
クランベリージュースの甘酸っぱさと、グレープフルーツジュースのほろ苦さが絶妙にマッチした、とても爽やかなカクテルです。
筆者の経験上、より万人に好まれる好評のカクテルでした。
基本的にはシェイクして、ロックグラスで提供されます。
バージン・モヒート
酔わないけれど、しっかりモヒート。
【入っているもの】
- シュガーシロップ:2tsp
- ライム:1/2
- ミントの葉:適量
- ソーダ:適量
バージン・モヒートは、「モヒート」のノンアルコールバージョン。
ラムを入れないだけで、その他は同様に作るので、しっかりモヒートを味わうことができます。
爽やかで気分転換にもなるモヒートは、夏に限らずおすすめです。
カクテルで用いられる「バージン」は、基本的にノンアルコールを意味します。
他にもバージン・ピニャコラーダなどたくさんのノンアルコールカクテルがあります。
フルーツ・パンチ
気軽に楽しめるフルーツカクテル。
【入っているもの】
- オレンジジュース:80ml
- パイナップルジュース:60ml
- レモンジュース:20ml
- グレナデンシロップ:1/2tsp
フルーツ・パンチもまた、シンデレラやプッシーキャットに似たフルーティーなカクテル。
氷と材料を入れてかき混ぜるだけの簡単カクテルでもあります。
自宅で試してみるのもいいかもしれませんね。
筆者イチオシ
牛乳をコーラで割るカクテル
【入っているもの】
- 牛乳:60ml
- コーラ:適量
「え?牛乳をコーラで?」と思ってしまうかもしれませんが、面白いことにミルクティーのような風味になります。
炭酸もわずかに感じる程度で飲みやすくなります。(筆者はよく、一息つきたい時に自分で作って飲んでました)
一応「ブラック・アンド・タン」という名前があるのですが、同じ名前で全く材料の違うお酒入りカクテルがあり、こちらの方が有名です。
バーで頼むときは気をつけた方がいいかもしれません。
まとめ
気になるノンアルコールカクテルは見つかりましたでしょうか?
本記事でご紹介したカクテルは、比較的有名なものですし、一般的なバーなら置いてある材料を使用しているので、ほとんどのバーで頼むことができると思います。
もしバーテンダーが知らなくても、材料を教えてあげれば作ってもらえるはずです。
ぜひ今度バーに行った際は、ノンアルコールカクテルを頼んでみてください。
それではこの辺で。
以上、「お酒が弱い方必見!バーで飲めるおすすめノンアルコールカクテル」でした。
主要参考文献:カクテル・パーフェクトブック 桑名伸佐 監修|日本文芸社
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