写真多数掲載!東京インターナショナル・バーショー2018〜レポート

ここ数年、今まで決してメジャーではなかったお酒にも注目が集まるようになり、大小さまざまなイベントが開催されるようになりました。
その数多ある酒類イベントの中でも、特に規模が大きいイベントの一つが「東京インターナショナル・バーショー」

今年は5/12(土)-5/13(日)の二日間、東京ドームシティ・プリズムホールにて行われ、LiquorPageでは5/13に取材参加してきました。
当記事では、その際のハイライトなどをレポートしていきます。

※記事末尾にてギャラリーをご覧になれます。

東京インターナショナル・バーショーとは?

東京インターナショナル・バーショー2018のイメージポスター

東京インターナショナル・バーショー2018のイメージポスター

東京インターナショナル・バーショーは、2012年から毎年開催されている酒類・バー業界の大イベント。
今や本格的な酒類イベントとしては国内最大規模となっており、昨年は二日間で11,200人もの来場がありました。
各メーカーやインポーターなどがブースを出展し、ウイスキーやジンなど様々なお酒の試飲が可能なだけでなく、トップクラスのバーテンダーによるカクテルも堪能できるイベントです。
例えるなら、あらゆるお酒を堪能できる“美酒の祭典”といったところです。

東京インターナショナル・バーショー公式サイト
http://tokyobarshow.com/

取材レポート〜過去最高の盛り上がりだった!

東京インターナショナル・バーショーについて、筆者は初開催を含め過去に3度ほど参加しており、今回と同会場で行われた昨年も参加。
その雰囲気を知るものとしては、今年のバーショーは過去最高の盛り上がりだった感じました。
コンテンツも盛りだくさんで、非常に内容が濃いイベントだったと感じています。

簡単にハイライトをレポートしていきます。

来場者の数は過去最多の11,300人!

過去最大の盛り上がりだと感じた今年のバーショー。

今年最大の目玉は季の美バー?

今年のバーショーも昨年に引き続き女性によるカクテルコンペ、なでしこカップが開催され、帝国ホテルのランデブーラウンジのバーテンダー、青木由衣さんが見事優勝。

その他にも多くのイベントやセミナーが開催されましたが、(あくまで筆者個人の感想ですが)一番のハイライトだと感じたのは、特設された、京都発のクラフトジン、季の美の“町家バー”
京都の町屋をモチーフにした予約限定のバーで、中に入るとイベント会場にいるとは思えない京都らしさを感じさせ、京都木屋町、レスカモトゥールのバーテンダー、クリストフ・ロッシさんによる季の美の世界観を感じさせる素敵なカクテルが提供されました。
(町家バーの詳細は別記事でご紹介予定)

町家バー内部は別世界。季の美の世界観が見事に表現されている。

季の美・町家バー内部は別世界。

今年も名だたるバーテンダーが集結し美酒を提供

一方、バカルディ・ラムのブースではバカルディレガシー(バカルディラムのカクテルコンペ)で日本一となった阿部央さんのパフォーマンスや、今やバー業界では知らぬ者はいないとまでされる世界で活躍するトップバーテンダー、後閑信吾さんによるトークなどが行われ大盛況。
(後閑さんは今年6月に待望の国内店舗、THE SG CLUBをオープン予定)

またその他ブースでも、カクテルコンペで優勝歴のある名だたるバーテンダーらが立ち、最高峰のカクテルを振る舞っていました。
バーショーほどトップバーテンダーが集結し、多くの美酒を一度に堪能できるイベントはそうないと思います。

バカルディ・ラムのカクテルコンペ、バカルディレガシーで世界NO.1になった経歴を持つ、世界で活躍するトップバーテンダー、後閑信吾さん。今年6月には待望の国内店舗、SG CLUBを渋谷にオープン予定。

バカルディ・ラムのブースでは今年も後閑信吾さんが出演。

昨年に増してジンのブースが目立つ

昨年もそうでしたが、今年はより一層ジンを提供するブースが目立ちました。
サントリーのROKUは大々的なブースが用意されており、一方人気のジン、ヘンドリックスのブースは世界観がしっかり表現され、常に賑わいを見せていました。
もちろん、先ほどご紹介した季の美の町家バーもジンのブースです。

昨今ブームと言われるジンですが、バーショーではそれが目に見えてわかりました。

クラフトジンだけでも10種前後提供された。

昨年にも増してジンが提供されるブースが目立った。

来場者数は過去最多!一般の方が目立つ

公式発表によれば、今年のバーショーの来場者数は二日間で延べ12,300人。
過去最多であることはもちろんですが、会場にいた時から、昨年より明らかに来場者が増えていると感じました。
なかでも個人的に強く感じたのが、海外からの来場者の多さと一般の方の多さ。
これまではどちらかというと飲食店関係者が目立ったバーショーですが、今回はそうでない一般の方と思しき来場者も多く、楽しんでいる光景を多く目にしました。
それはブースに立っていた方達も感じていたようです。

まとめ〜 来年にも期待!

チケット入場制のイベントにあって、有料試飲のものが年々増えているなど気になるポイントもありますが(とはいえお酒そのものが値上がり傾向にあるので仕方ない)、やはりバーショーほど気軽に多くの美酒を堪能できるイベントはそうないと改めて感じました。
また、LiquorPageでは、バーショーのようなイベントは業界関係者だけでなく一般の方でも楽しめると常に書いてきましたが、それは今回の一般の方の来場者数の多さからも見て取れたと感じています。

来年にも期待です。

著者:小針 真悟

[LiquorPage運営責任者] お酒の現場を7年経験したのちに独立。お酒の魅力を多くの人に知ってもらうべく、2016年11月に「LiquorPage」の運営を開始。 洋酒から和酒まで幅広い知見をベースに、様々な酒類専門メディアの執筆・編集のほか、酒類イベントの企画運営やWEB制作、プロモーション業にも携わる。写真撮影も行うなど、お酒を通じた様々な制作業を一人でこなす。(ただの酒好き)

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