ジンといえば、定番の飲み方はやはりジン&トニック。季節問わず、いつでもどこでも美味しくジンを味わえる素晴らしい飲み方ではあるのですが、寒い冬は温かいジンを味わってみたい、なんて思ったことがある方もいるのではないでしょうか?
というわけで今回ご紹介するのは「ジンのお湯割り」。
少し意外かもしれませんが、実は相性がよく、オススメできる飲み方なのです。
その理由を解説しながら、作り方と応用カクテルをご紹介します。
この冬、意外とハマる飲み方かもしれませんよ。
実は美味しいジンのお湯割り
今、世界的に人気が急上昇し、日本でも、国産クラフトジンが続々と登場するなど、注目度が増しているジン。
その飲み方は、キンキンに冷えたジン&トニックやマティーニなど、どちらかといえば冷たさをウリにした飲み方が一般的で、夏か冬かでいうと、夏のイメージが強いかもしれません。
とはいえ、ジンそのものの多様性とともに、飲み方の多様性も増しており、そんな中でジンラバーの間で人気が高まりつつあるのがお湯割りです。
ジンといえば、ジュニパーベリーを軸とした様々なボタニカルを蒸溜することで、香りを持たせたお酒。実は、そのボタニカルの中にはハーブティーなどに使われる素材も多く、温めることで広がる香りもあり、リラックスするような優しい香りに包まれるのです。
また、日本のクラフトジンには、焼酎をベースとして使ったブランドも多くありますが、これらもまた相性が良いといえます。
なぜなら焼酎は、お湯割りが定番の飲み方であり、その焼酎の香りがほんのり残っているジンだからこそ、お湯割りで美味しく楽しめるのです。
それともう一つ。日本のジンは、柚子を使うケースが多いですが、柚子がホットドリンクと相性が良いのは知られているとおり。日本人としてはどこか懐かしい香りを堪能できます。
日本では、焼酎ベースのクラフトジンが登場したあたりから、一部のファンの間で人気だったお湯割りですが、最近は海外でも、温かくして味わうジンが人気を集めてきているのだとか。
ウイスキーやラムなど、いわゆるブラウンスピリッツにはホットカクテルが今までもありましたが、ホワイトスピリッツであるジンは、また違った志向で楽しめるのですね。
美味しいお湯割りの作り方
では、実際にどのようにお湯割りを作ったら良いか、そのレシピをご紹介します。
とはいっても、単にお湯にジンを入れるだけ。焼酎のお湯割りと同じ要領で簡単に作ることができます。
ジン 1/3、お湯 2/3 ※ジンとお湯1:1でも可
ポイントは、お湯を先にグラスに注ぎ、ジンを後から入れること、くらいでしょうか。
かき混ぜなくとも、温度差による対流で自然と混ざり合います。
お湯の温度は90度前後が適していますが、こちらもお好みで調節すると良いでしょう。
また、少し物足りない、という方は、上記のレシピにお好みで砂糖を加えてみるのもオススメです。
ホットジントディもオススメ
海外で今人気なのが、ホットジントディ。
ホットトディといえば、ウイスキーで作るのが本来のレシピですが、それをジンに変えたのがこちらのカクテルです。
ジン 45ml、お湯 60ml、レモンジュース 20ml、砂糖 小さじ1、シナモンスティック
このように、比較的入手が簡単な素材で作ることができるホットカクテルです。
甘さが加わり、優しく体を温めてくれます。
今回ご紹介した飲み方以外にも、ジンを使ったホットカクテルはいくかあります。
まだお湯割りやホットカクテルを試したことがない方、気軽にできるのでぜひ一度試してみてください。
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