フルーツやハーブなど様々な素材を用いて造られているリキュール。
世界各地で個性豊かなリキュールが造られていますが、ここ日本では近年、和の素材を用いたリキュールを多く見かけるようになりました。
2019年6月に発売された新しいリキュールながらも、バーテンダーなどプロからの支持を獲得しているブランドが、サントリーが手がける「奏 Kanade」。
これまでは料飲店向けの販売のみで、一般家庭で味わうことはできなかったのですが、10月よりスーパーや酒屋などの小売店でも販売をスタート!
そこで当記事では、「奏」がどんなリキュールなのか簡単にご紹介!
和素材が奏るジャパニーズクラフトリキュール「奏 Kanade」
ここ数年、その土地ならではの素材を用いたお酒や、独自の個性を持つお酒、いわゆる「クラフト」とも呼ばれるお酒が人気を集めています。
“ジャパニーズクラフトリキュール”として開発された「奏 Kanade」は、まさにそうした個性を持つリキュールです。
「白桃」、「抹茶」、「柚子」といった日本らしさを感じさせる3つの商品がリリースされ、それぞれ厳選された国産素材のみを使用。例えば抹茶なら京都・宇治の抹茶と玉露を使用、柚子は果皮だけでなく果実も使用しています。
また、ボトルにも日本らしさが反映され、古典柄である七宝柄がデザインされた漆黒のボトルを採用。ラベルには福井県の越前和紙を使用し、墨文字でブランド名が描かれています。
条件を変えて仕込み、匠の技術で混ぜ合わせることで素材のリアルな味を再現
このリキュールの特徴は、ただ単純に日本らしいということだけではなく、各和素材の味わいがリアルに再現されてされていることです。
それを実現させたのは、素材を丸ごといっぺんに仕込むのではなく、条件を変えて仕込んで蒸溜し、最後にサントリーがウイスキーなどで培ったブレンドの技術を応用するというこだわりの製法。
ごった煮ではなく、まるで炊き合わせのように手間をかけて造られているのです。
柚子なら、果実と果皮それぞれを最適な方法で仕込んで3つの原酒を製造し、それらに柚子の果汁も加えてブレンド。その他、白桃も同様に果汁も加えてブレンドすることで、私たちが感じる素材の味に限りなく近い味わいを実現させています。
実際に各商品を味わってみたところ、例えば桃なら桃の風味が複雑に折り重なっており、ある意味では桃よりも桃らしい風味が感じられました。
割らずにそのままでも楽しめる
奏は、リキュールなのでもちろん甘さはありますが、一般的なそれより甘みは随分と抑えられ、さらりとした口当たりであることも特徴の一つ。
それゆえに、割らずにそのままで味わってみるのもオススメです。まずは奏本来の味を堪能しながら、氷を加えてみたり、ソーダやトニックなどの割り材を加えて飲むのも良いでしょう。
もちろんカクテル使いにもその力を発揮し、和素材のリアルな味わいがカクテルに日本のニュアンスを与え、味わいを洗練させてくれることでしょう。
そんな奏の希望小売価格は2,000円。質の高さの割には随分とコストパフォーマンスが良い印象で、家飲み用として選択肢の一つになりうると言えます。
商品詳細
奏 Kanade〈柚子〉
容量 700ml
度数 Alc.20%
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奏 Kanade〈抹茶〉
容量 700ml
度数 Alc.25%
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奏 Kanade〈白桃〉
容量 700ml
度数 Alc.20%
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