テキーラと聞いて、皆さんは何をイメージするでしょうか?
実はアメリカなど海外では、テキーラは「セレブのお酒」とも認知されており、ハリウッドスターなどセレブから愛され、中には自らプロデュースするケースもあるほど。
そんなテキーラの中でも、セレブに愛されるブランドとしてよく挙げられるのが「パトロン」です。
その質の高い味わいから多くの人に支持されるブランドですが、実はパトロンは、サスティナビリティな取り組みのもと、社会に寄り添いながら生産されています。
当記事では、その取り組みについてご紹介。
テキーラ業界きってのラグジュアリーブランド「パトロン」
多肉植物であるブルーアガベを主な原料に、メキシコの限られた地域でのみ生産されるテキーラ。
その中でもブルーアガベのみを原料としたテキーラは、アガベ100%テキーラと呼ばれ、質の高い本格派のテキーラとして知られています。
そのアガベ100%テキーラであるパトロンは、プレミアムレンジのテキーラの代表的なブランドです。
ヘアケアブランドとして知られるJohn Paul Mitchelの共同創業者でアメリカの富豪、ジョン・ポール・デジョリアらが、最高のテキーラを追い求めて1989年に創業。
トップクラスのテキーラが生み出されるハリスコ州ロスアルトス地方で、同地方産の最高級ブルーアガベのみを使用して造られています。
ユニークな製法を駆使し、人の手で丁寧に生み出されるテキーラは、上品な甘みを伴うスムースな口当たりが特徴。
その質の高さから海外のセレブらを中心に支持される、ラグジュアリーテキーラの代名詞的ブランドでもあります。
パトロンの「サスティナビリティ」な取り組みとは
ラグジュアリーでセレブなテキーラであるパトロンは、華やかなイメージが取り沙汰されることが多いのですが、実は、テキーラ業界きっての「サスティナビリティ」を大切にするブランドでもあります。
サスティナビリティとは、日本語で「持続可能性」の意味。
自然環境や社会、経済の観点から、良い環境をずっと保ち続けるための活動を言います。
では、具体的にどのような取り組みがされているのでしょうか?
雇用促進のためにあえて人の手で
テキーラの製造技術は、年々進化を遂げており、人の手をあまり使わずとも、機械の力で効率的に造られるようになってきています。
そんな中パトロンは、世界的なテキーラブランドでありながらあえて工業化は最小限にとどめ、人の手で丁寧に造られています。
これは、現地の人々の雇用を守るためでもあると言います。
それゆえ蒸留所で働くスタッフの数は、1800名にも上るのだとか。
決して大きな都市ではない地域で造られるパトロンは、サスティナブルな観点から、人々の雇用ための取り組みを行なっているのです。
廃棄物を肥料として還元
パトロンでは、廃棄物対策にも注力し、同分野のテクノロジーへ積極的に投資を行なっています。
例えば、テキーラを造るにはアガベを搾る必要があるのですが、その際に発生する繊維などの搾りかすは通常廃棄されます。
パトロンではこれを廃棄せずに、蒸留残液も活用することで、オーガニックの肥料として還元。
それをアガベを栽培する農家に寄付しています。
このような廃棄物削減の取り組みは、メキシコ政府にも認められています。
ただ良いモノを造るだけでは社会を豊かにできない
良いモノを世に送り出し、人々を喜ばせることは素晴らしいことです。
しかし、ただ良いモノというだけでは、社会全体を豊かにはできません。
環境や経済など、暮らしに直結する分野の将来、いわばサスティナビリティをも考慮されてこそ、社会をより豊かにしていくことができます。
パトロンはそこも重要視している、だからこそそういった意識が高いセレブらから愛されているのかもしれません。
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