あのギタリストが魅了され、オーナーになったテキーラ「カサノブレ」

あのギタリストが魅了され、オーナーになったテキーラ「カサノブレ」

日本でもおなじみのメキシコの地酒、テキーラ。
実はテキーラはアメリカでは「セレブのお酒」ともされています。
その理由はいくつかありますが、うち一つが「ハリウッドセレブが手がけるテキーラが少なくないこと」

そのセレブが手がけるテキーラの一つが、今回ご紹介する「カサノブレ」
当記事ではこのカサノブレの特徴や魅力について、筆者が参加したメーカー主催の試飲会の情報も踏まえてご紹介していきます。

ギター界のレジェンド、カルロス・サンタナがオーナーを務めるカサノブレ

カサノブレは、メキシコのハリスコ州・バジェス地方にあるラ・コフラディア蒸留所で造られるプレミアムテキーラ。
実はこのブランド、世界的に有名なギター界のレジェンド、カルロス・サンタナ氏がオーナーの一人として名を連ねています。

メキシコ出身でもあるサンタナ氏に支えられるカサノブレは、世界三大酒類コンペの一つ、サンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティション(SWSC)での最高賞など、いくつもの世界的な賞を受賞している本格派テキーラです。
原料には、テキーラの主原料である多肉植物、アガベのみを使用した“アガベ100%テキーラ”で、なおかつそのアガベは有機栽培されていることからオーガニック認証されているテキーラでもあります。

カサノブレのボトル。左は旧デザイン。

カサノブレのボトル。左は旧デザイン。

しかし実は、カサノブレ誕生当初からサンタナ氏がオーナーだったわけではなく、後から共同オーナーとして加わったとされています。
それはなぜでしょうか?

サンタナをも魅了したカサノブレのこだわり製法とは

カルロス・サンタナ氏がオーナーとしてはカサノブレ・ファミリーに加わった理由、それはこのテキーラの“本格的な造りに共感したから”だとされています。
ではその、本格的な造りとはどんなものなのか、みていきましょう。

10年以上栽培したアガベのみを使用

テキーラに使用されるアガベは、ウイスキーの熟成年数と同じように、その栽培年数が長いものほど独自の甘みが生まれ、高級品になるとされています。
一般的なテキーラに使用されるアガベは、6年前後栽培されたもの。
しかしカサノブレでは、10年〜13年栽培したアガベのみが使用されています。

こだわりの3回蒸留

蒸留酒であるテキーラは、アルコール度数を高めるために蒸留を行うのですが、通常のテキーラではその回数は2回。
しかしカサノブレでは3回蒸留が行われています。
より多くの蒸留を行うことで、雑味の少ないピュアでクリアな質の原酒を造ることが可能となります。
(3回蒸留のテキーラは手間がかかることもあって高級品が多い)

通常より長い熟成期間

テキーラには、30日未満熟成のブランコ(シルバー)と、2ヶ月以上樽で熟成されたレポサド、1年以上樽熟成されたアネホ、といったグレードのようなものがあります。
カサノブレのレポサドとアネホは、とりわけ長い期間熟成されており、レポサドは他に類を見ない364日もの期間熟成されています。(あと1日熟成すればアネホになる)
さらにアネホも2年間熟成されており、両銘柄とも同グレードの他のテキーラに比べ、より熟成感を感じられる味わいとなっています。

USDAオーガニック認証テキーラ

USDA(アメリカ農務省)のオーガニック認証

USDA(アメリカ農務省)のオーガニック認証。

カサノブレに使用される原料のアガベは、有機栽培にて育てられたもの。
USDA(アメリカ農務省)からもオーガニック商品としっかり認められた、正真正銘のオーガニックテキーラです。
テキーラのみならずオーガニックのお酒は、アメリカなどでは健康意識が高い層から絶大な支持を得ているとされています。

こだわりの製法だからこそ、質の高いテキーラが生まれる

このように、サンタナ氏をも魅了したこだわり製法によってカサノブレは造られるのですが、当然そのこだわりは味にも反映され、洗練された味わいのテキーラとなります。

今回、筆者は輸入元であるアイコン・ユーロパブ社主催の試飲会に参加し、カサノブレを味わいましたが、改めてその質の高さを感じさせられました。
いずれの銘柄も雑味のないクリアな酒質でありながらも、アガベの旨味をしっかり感じさせ、なかでもレポサドやアネホなどの熟成ものは、樽の香りと熟成感によって、クリーミーで複雑な味わいが特徴的。
そうした味わいはカサノブレ独自のこだわりの製法によるものなのだと強く感じさせられました。

伝説のギタリストをも魅了したテキーラは伊達じゃない、といったところです。

小針 真悟
著者:小針 真悟

[LiquorPage運営責任者] お酒の現場を7年経験したのちに独立。お酒の魅力を多くの人に知ってもらうべく、2016年11月に「LiquorPage」の運営を開始。 洋酒から和酒まで幅広い知見をベースに、ジン専門書籍やテキーラメディアなど外部酒類メディアの執筆協力の他、イベントの企画運営にも携わる。(ただの酒好き)

関連記事

  1. テキーラ選びのポイント ワンランク上のテキーラの選び方【産地編】
  2. テキーラ・個性的で魅力的なボトル テキーラほどアート性が高く個性的な”ボトル̶…
  3. テキーラの“定義”をシンプルかつ丁寧に解説!実は厳しい決まりが……
  4. 世界で最も売れてるテキーラは?テキーラ世界売上ランキングTOP6【2019版】 世界で最も売れてるテキーラは?テキーラ世界売上ランキングTOP6…
  5. アネホなのに透明?ドンアグスティン・クリスタルアネホが日本初上陸! アネホなのに透明?ドンアグスティン・クリスタルアネホが日本初上陸…
  6. テキーラのRTD、ついに登場 ついにテキーラのRTD「サウザクーラー」が登場!よりテキーラが身…
  7. ALTOS BANDERA Competition 人気のテキーラ「オルメカ・アルトス」のカクテルコンペが開催!優勝…
  8. “今味わっておきたい”世界で人気を集めるテキーラカクテル 5選 “今味わっておきたい”世界で人気を集めるテキーラカクテル 5選

おすすめ記事

和と洋の良さをあわせ持つ新時代の泡盛「尚」、その誕生ストーリーと特徴に迫る 和と洋の良さが合わさる新時代の泡盛「尚」、その誕生ストーリーと特徴に迫る

日本には伝統的なお酒がいくつかありますが、それらは実は少しずつ進化しています。改めて味わってみる…

2021版・世界のバーで人気の“ジンカクテル”ランキングTop13 - 1位はやはり“あの”カクテル! 2021版・世界のバーで人気の“ジンカクテル”ランキングTop13 – 1位はやはり“あの”カクテル!

マティーニやネグローニなど、数えきれないほどジンのカクテルがある中で、世界のバーではどのカクテルが人…

仏産ブドウのジン「ジーヴァイン フロレゾン」の魅力と、プロが教える美味しい飲み方 仏産ブドウのジン「ジーヴァイン フロレゾン」の魅力と、プロが教える美味しい飲み方

世界中に数えきれないほどのジンが存在する中で、人気を集めるジンにはやはり明確な理由があるもの。…

人気の記事

  1. あのパーカーポイントが日本酒に!90点以上78銘柄を発表 日本酒版パーカーポイント
  2. ジャパニーズ・クラフトジンが今アツい!話題の4銘柄をご紹介 ジャパニーズ・クラフトジン
  3. 日本でも流行必至!「クラフトジン」の特徴と銘柄まとめ クラフトジンとは?
  4. ウイスキー世界売り上げランキングTOP20 世界ウイスキー売上ランキング
  5. 世界一売れているビールは?2015年世界シェアTOP10を発表! 世界一のビールは?

新着記事

関連記事

PAGE TOP