テキーラの産地・メキシコってどんな国?特徴・魅力をざっくりご紹介

テキーラの産地・メキシコはどんな国?

テキーラといえば「メキシコのお酒」
そもそもテキーラは、定義上メキシコ国内のテキーラ5州と呼ばれる一部地域でしか造ることができないお酒です。
(ハリスコ州、グアナファト州、タマウリパス州、ミチョアカン州、ナヤリ州をテキーラ5州と呼ぶ)

テキーラがメキシコのお酒であることは知っている人も多いのですが、メキシコがどういった国なのかは、案外知られていません。
そこで今回は、テキーラの生産国・メキシコについて、基本情報や特徴・魅力などざっくりご紹介していきます。

産地・メキシコについて知ることで、よりテキーラを美味しく、そして楽しめるかもしれません

メキシコの基本情報

メキシコは北米大陸の南に位置しており、アメリカやグアテマラなどと接しています。
正式名称は「メキシコ合衆国」であり、隣国のアメリカ同様、合衆国を名乗っていることはあまり知られていません。

面積: 1,972,550km2(世界13位)
人口: 1億2863万人(世界10位)
公用語: スペイン語
首都: メキシコシティー

面積・人口見ればわかるように規模が大きい国であり、面積に至っては日本の5倍を誇ります。

公用語はスペイン語とありますが、法令上の正式なものではなく、あくまで事実上なのだとか。
スペイン語を使用する国のほとんどがそうですが、メキシコもラテンであり陽気な国民性であることが知られています。

ちなみに日本とメキシコは、自由貿易協定を結んでおり、現在テキーラは関税なしで輸入されています。

アメリカと仲良し?

すでに述べているように、メキシコはアメリカと隣国関係にあり、切っても切れない仲となっています。
地名や料理など、文化的にお互いの影響を強く受けており、経済面では自由貿易協定(NAFTA)がありますが、実はテキーラの観点から見てもとっても重要な間柄。

何を隠そう、テキーラの最大消費国は実はアメリカ。(※Economistより。ゆえに最大輸出国もアメリカということ)
本場のメキシコ以上にテキーラを飲んでいるありがたい存在であり、最重要マーケットなのです。

メキシコはサボテンで有名だが…

さて、メキシコと聞いて、皆さんは何をイメージするでしょうか?
きっと「サボテン」をイメージする人は少なくないと思います。

事実メキシコはサボテンの一大産地であり、国内に多く自生しており、観葉だけでなく、食用としても重宝されています。
そのため、テキーラはサボテンから造られていると誤解されることが多いのですが、テキーラはアガベと呼ばれるサボテンとは別の多肉植物が原料です。

ちなみにこのアガベにおいても、メキシコは世界的な産地となっています。

アガベについてはこちらの記事でご紹介しています。
テキーラの原料「アガベ」とはどんなもの?【徹底解説】

なんと言ってもメキシコ料理!

メキシコのタコス

タコスは日本でもおなじみのメキシコ料理。

メキシコは料理でも有名。
メキシコ独特の料理が多く、タコスやワカモレといったように、トルティーヤやサルサソース、アボカドなどを使った料理が多いのが特徴。
また、一般的にメキシコ料理は辛いことで知られ、熱狂的なファンが多いことでも知られています。

日本にもメキシカンレストランは多く、人気があるため、日本人の間でメキシコの料理は案外身近かもしれません。

世界屈指の観光地!

メキシコのカンクン

カンクンなど有名リゾート地も。

メキシコは実は観光地としても有名。
世界遺産が数多くあり、マヤ文明の遺跡などの古代都市群や歴史的な街並みが有名ですが、実はテキーラ関連の世界遺産もあります。
テキーラの古い産業施設群とリュウゼツランの景観」として世界文化遺産に登録されているのです。

それもあり、テキーラの産地周辺は人気の観光スポットとなっており、テキーラエクスプレスなる観光列車や蒸留所ツアーなどが人気を博しています。

また、メキシコはリゾート地としても有名で、カンクンやロスカボスなど世界屈指の南国リゾートがあります。

オリンピックのおかげでテキーラは世界に羽ばたいた

あまり知られていませんが、メキシコは、オリンピックとサッカーW杯の両方を開催した経験のある数少ない国
テキーラの観点で見ると、特にオリンピックの開催は大きかったようです。

1968年に開催されたメキシコオリンピックによって、世界的な関心がメキシコに集まり、当時まだ「メキシコの地酒」に過ぎなかったテキーラが世界に認知され始めたとされているのです。
テキーラの普及に関しては、他にもキッカケは挙げられますが、やはりオリンピックの力は大きかったようです。

今や、特にアメリカでは「テキーラはセレブの酒」と言われるまでになっていますが、地位を確立したのはそう遠くない過去なのです。

テキーラの歩みについてはこちらの記事でご紹介しています。
テキーラはセレブのお酒?メキシコの地酒がアメリカで大人気になるまで

まとめ

最後にテキーラの産地・メキシコについて、ざっくりとまとめると…

  • アメリカの隣国で関係が深い。
  • サボテンが有名だがテキーラの原料はアガベ。
  • メキシコ料理は独特でファンが多い。
  • 歴史的景観やリゾート地など世界屈指の観光地。
  • オリンピックとW杯の開催経験あり。

メキシコは「メキシコと言ったら〇〇」とイメージできるものが多い国でもあります。
テキーラももちろんその一つでしょう。

ちなみに記事中では触れていませんが、メキシコは実はビールでも有名で、コロナやネグラ・モデロといった世界的なビールブランドがあります。
陽気なお国柄ですから、きっとお酒が好きなのでしょう。

小針 真悟
著者:小針 真悟

[LiquorPage運営責任者] お酒の現場を7年経験したのちに独立。お酒の魅力を多くの人に知ってもらうべく、2016年11月に「LiquorPage」の運営を開始。 洋酒から和酒まで幅広い知見をベースに、ジン専門書籍やテキーラメディアなど外部酒類メディアの執筆協力の他、イベントの企画運営にも携わる。(ただの酒好き)

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