ウイスキーはやっぱりストレート飲むのがおすすめ?

ストレートであるべき?

ウイスキーには様々な飲み方があります。
ストレートやロック、トワイスアップ(後述)、それからソーダ割りや水割りなど。

「ウイスキー好きやマニアほどストレートで飲む人が多い」こういったイメージをお持ちの方は多いのではないでしょうか?
また、そのイメージから「本格的にウイスキーを楽しむならやっぱりストレートが良いの?」と思う方も少なくないでしょう。

果たして本当に、ストレートこそがウイスキーの最もらしい飲み方なのか?
本記事ではこの疑問について、あくまで筆者の主観的な意見とはなりますが解説していきます。

ストレートが最もらしい飲み方というわけではない

まず先に結論というか前提を言うと、ストレートこそがウイスキーの最もらしい飲み方ということはありません。
というのも人それぞれ、善し悪しの判断基準や好みが違うからです。
たしかにウイスキー好きの間ではストレートで飲む人が多いかもしれません。
しかしもちろんロックで飲み続けている人もいます。ソーダや何かガーニッシュ(レモンなどの添え物)を加えて飲む人もいるでしょう。

それぞれの飲み方にはそれぞれの特性やメリットがあり、どの飲み方も否定できるものではありません。
なので、ストレートこそが最もらしい飲み方というわけではないのです。

ただ強いて言うなら個人的にはストレートをおすすめする

ただもし、おすすめの飲み方を一つだけ教えてくださいと言われたら、個人的にはストレートをおすすめします。
単純に「自分が好きな飲み方だから」というのが一番の理由ではありますが、他にもおすすめできるポイントはあります。
2つほどパッと浮かんだポイントがありますので、これについて列挙していきます。

1. 「そのものの味」であることは間違いない

ストレートがそのままの味であることは間違いない

ストレートが「そのものの味」であることは間違いない

ストレートという飲み方は当然、水やソーダで割ったり氷で冷やしたりしませんから、「ウイスキーそのものの味」であることは間違いありません。
ソーダなど割りものを入れたり氷を入れたりすると、どうしても香りや味は感じにくくなり、「そのものの味」からは大なり小なり変化します。(この変化こそがそういった飲み方の醍醐味ではありますね)
ストレートの場合、素のままの状態でさらに常温ですから、最もナチュラルな状態で本来の味と言えるでしょう。
ウイスキーのそのものの香り・味を、ダイレクトに感じることができる飲み方とも言えますね。

もしウイスキーそのものをしっかりと味わいたいとお思いなら、ストレートはおすすめの飲み方です。
ただし、そもそもウイスキーはアルコール度数が高いお酒ですので、きついと感じる方や合わない方はいると思います。
何もストレートにこだわる必要性はありません。

2. ストレートは実はお得な飲み方?

1つめのポイントはよく語られるストレートのメリットでしたが、2つめのポイントはあまり語られることはないかもしれません。

それは、実はストレートは経済的にお得な飲み方かもしれないということ。
どういうことかというと、度数が高いお酒をストレートで飲むのですから、当然飲みごたえがあります。飲んだ後の余韻も長いです。
すると一口当たりの「飲んだ感」が大きいので、飲むスピードが遅くなり、ロックなどど比べ飲む量を抑えられるということです。

ロックやソーダ割りは冷えているぶんノドごしが良く、スイスイ飲めてしまうため、飲むスピード、つまり減る量が早くなりがちです。
これは筆者自身がたまにロックなどで飲んだ際に実際に感じることですし、お店に立っていた者としても見ていて感じていたことです。

飲む量を抑えられるのでお得な飲み方である、ということですね。
それに家飲みの場合、氷もいらなければ割り物もいらないので、余計なコストはかかりません

言い換えれば飲み過ぎを防げるということでもありますね。

トワイスアップという飲み方もおすすめ

ここまで2つのメリットを挙げましたが、先にも挙げたようにストレートが合わない方やきついと感じる方もいることでしょう。
そんな方に個人的におすすめしたいのが「トワイスアップ」という飲み方です。

これはウイスキーと同量の水で割って飲む飲み方のこと。つまりウイスキーと水、1:1です。
水割りのように氷は入れませんが、水を加えることでアルコールの刺激が和らぎ、飲みやすくなります。(アルコール度数40度のウイスキーなら20度前後に薄まります)
冷やしているわけではなく水の量も少量なため、香りや味を感じにくくなることはありません。むしろそれらが開き、より風味を感じやすくなります。
そのことから、実はこのトワイスアップが一番ウイスキーの味を捉えやすい飲み方とされています。

ストレートにウイスキーと同量の水を加えたのがトワイスアップ

水を加えることでかえって味がわかりやすくなる

トワイスアップはプロも実践する飲み方

それもあり、実はこのトワイスアップは、プロによるテイスティングでも取り入れられている飲み方です。
ウイスキーのプロによるテイスティングの工程にはほぼ必ず「加水」というものが存在し、それはこのトワイスアップという飲み方を指しています。
加水して変化した状態も加味したうえで、テイスティングの評価をつけたりするのです。

ちなみに何も水の量は半分である必要はなく、たった数滴でもウイスキーの香りや味が開き、変化を感じることができます。
少しずつ段階的に水を入れていって変化を楽しむといったこともできます。
何れにしてもストレートよりは飲みやすく、それでいながらウイスキーをしっかり味わえる本格的な飲み方ですのでおすすめです。

まとめ

ここまでウイスキーの飲み方、それからストレートとトワイスアップについて解説してきました。
個人的なおすすめの飲み方として2つをあげましたが、だからと他の飲み方をおすすめできないというわけではありません。

結局のところ、「ウイスキーをどう楽しみたいかによる」と思います。
特にこだわりはなく日常的な晩酌のイメージという方もいるでしょうし、強いお酒が苦手な方にとっては、別にウイスキーそのものの味をしっかり味わう必要はないと思います。
ウイスキーだからといって、そのままの味を味わなければいけないわけではありません。
もちろん勿体ないと思う方もいるかもしれませんが、それは個人の自由であり、自分好みの味にアレンジするのも自由です。

何よりそのお酒を飲みことによって満足感を得られる、それが重要だと思います。
いろいろな飲み方を試し、よりウイスキーを好きになっていただければと思います。

それではこの辺で。
以上、「ウイスキーはやっぱりストレート飲むのがおすすめ?」でした。

小針 真悟
著者:小針 真悟

[LiquorPage運営責任者] お酒の現場を7年経験したのちに独立。お酒の魅力を多くの人に知ってもらうべく、2016年11月に「LiquorPage」の運営を開始。 洋酒から和酒まで幅広い知見をベースに、ジン専門書籍やテキーラメディアなど外部酒類メディアの執筆協力の他、イベントの企画運営にも携わる。(ただの酒好き)

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