先日、栃木県那須にある「サッポロビール那須工場」に行ってきました。
元々行く予定だったわけではなく、那須ついでに当日急遽ビール工場にも行くことになったので、ざっとしか見れていませんが、その時の様子を写真付きでご紹介していきます。
サッポロビール那須工場は那須観光の中心エリアにあり、工場は木々に囲まれているため、いかにも避暑地の那須らしい雰囲気です。
さすがに大手のビール工場ということもあり、(クラフトビールなどの工場と比べると)規模は大きいですが、大手ビールの工場としては決して大きくはない印象です。
建物自体は西洋風の立派なもので、もちろん駐車場はあります。
基本的にガイドツアーなどはなく、自分で自由に見て回る自由見学スタイル。
なのでもちろん、行くにあたって予約は必要なく、かなり気軽に見て回れます。
いざ中へ潜入!すべての設備は見れないが、展示物が充実していた
当日、実際にビール工場についたのは閉館間際の16時過ぎ。(閉館は17時)
外は暗く、雨が割と強めに降っていたので外観等の写真は撮れていません。
それでは中の様子を振り返っていきます。
時間がなかったこともあり、中に入り吹き抜けのエントランスから、すぐさま階段を上り2階へ行き、見学・展示エリアへ。
見学とはいえ、サッポロビール那須工場では多くの設備を見れるわけではありません、
実際に見れるのは仕込みの設備のみ。
しかし、展示エリアがかなり充実しているため、ビール造りについて知ることができます。
ビールの基礎がわかる展示エリア
展示エリアでは、ビールの製造工程がわかる特大のジオラマがあり、かなりリアルに再現されています。
実物の設備は見れずとも、ざっくりとどのような設備か知ることができます。
ちなみにこのジオラマ、各設備の下に説明文とともにモニターがついており、ビデオでどのような工程なのか学ぶことができます。
一般向けになっているので、もちろん分かりやすくなっています。
このジオラマだけで、ビールがどのようにできているのか、ざっくりと分かります。
しかもジオラマの脇には、ビールの原料である「麦芽」が展示されており、何がどのようにしてビールになっているのかが分かります。
仕込み設備だけは実物を見れる
展示エリアを奥に進むと、唯一実物が見れる仕込み設備のエリアへ。
ちなみに仕込みとは、麦芽に水やホップなど加え、麦のジュース(麦汁)にする工程。発酵させるための準備段階です。
デコクション法と呼ばれるやや手間のかかる仕込み方法を採用しており、そのため仕込みに使用する設備(仕込釜)はいくつかあります。
上から見下ろす形となるので、ちょっとずつ大きさや形が違う仕込釜を確認することができます。
説明のパネルもあり、どの釜がどのような使われているか知ることができます。
仕込釜のエリアを抜けると見学・展示エリアは終了。
ここまで30分もかかりませんでした。(筆者が急いでいたというわけではない)
ただ、サッポロビール那須工場は、さすがは大手らしく見学・展示エリア以外の施設も充実しています。
⇒ビールの基礎講座 〜 ビールの製造工程を理解する
サッポロビール那須工場はレストランや売店など施設も充実
700席の大型レストランや出来立てのビールが味わえるビアカフェ、そしてもちろん売店もあります。
ビール造りを知った後に、ここで飲むサッポロビールはきっと格別でしょう。
が、しかし、筆者が訪問したのは閉館間際だったこともあり、ビアカフェ等は利用はできませんでした…
というわけで、ささっと売店へ。
売店にはここでしか買えない限定ビールも
売店ではビールだけではなく、那須の名産品やお菓子などのお土産品も売られています。(もちろんビールのつまみも)
とはいえ、なんといっても目玉は「那須工場限定ビール」でしょう。
ここでしか買えないものですから、迷わず全3ラインナップを購入しました。
ちなみにどのようなビールかというと…
「陽ざしのピルスナー」=ピルスナータイプ
「月夜のデュンケル」=デュンケルタイプ
ヴァイツェンは小麦も使用した、いわゆる「白ビール」の一種で、デュンケルは色が濃い濃色ビール、ピルスナーは色が淡い一般的なビールタイプです。
味は、いずれもタイプのわりにはスッキリしており、かなり飲みやすい味わいに仕上がっています。
⇒ピルスナーやペールエール、IPAにスタウトなど…ビールタイプを簡単解説
結論、かなり気軽に見て回れるので那須観光ついでにオススメ
時間にして1時間も中にはいませんでしたが、中々の充実感がありました。
何はともあれ、良くも悪くも自由見学なので、自分のペースでかなり気軽に見て回れます。
那須という土地柄、周りにはたくさん観光スポットやアウトレットモールなどもあるので、観光ついでに寄るのも良いでしょう。
それから、筆者は時間の都合上叶いませんでしたが、レストランもあるので昼食ついでに、というものアリかもしれません。
気軽とはいえビールについてはしっかり知れるので、きっとその後飲むビールは一味違うように感じるでしょう。
ぜひ気になった方は行ってみてください。
⇒誤解されやすい「生ビールと普通のビールの違い」について
⇒クラフトビール・おすすめのIPA8選
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