200年以上の長い歴史を持つメキシコの地酒、テキーラ。
その中でも、1840年にルーツを持つオレンダイン社はテキーラ業界を代表する老舗メーカーの一つです。
そのオレンダインより、アガベ100%のテキーラシリーズ「オレンダイン・オリータス」の新商品「 クリスタリーノ」が9/1に発売されました。
伝統的なテキーラ造りで知られる同社ですが、実はこの新商品、かなり革新的な造りをしたテキーラなのです。
三大テキーラの一つ「オレンダイン」
テキーラの伝統的な産地、ハリスコ州テキーラ村でテキーラを造り続けるオレンダイン社。
1926年からオレンダイン家による家族経営となっており、その創業者である“ドン”エドゥアルド・オレンダインは、テキーラの定義や普及、ひいては今日のテキーラブームを下支えしているテキーラ規制委員会(CRT)の創設に携わり、初代会長を務めた人物でもあります。
また、5000ヘクタールもの自社畑でテキーラの原料となるアガベを栽培しており、その規模と歴史、伝統からテキーラ御三家の一つとされています。
これまでに世界的な種類コンペで数々の受賞を果たしており、日本でも有名なブランドです。
特殊の製法による透明なテキーラ「オレンダイン・オリータス クリスタリーノ」
オレンダインにはいくつかシリーズがあり、そのうちの一つが“アガベ100%テキーラ”「オレンダイン ・オリータス」です。
そのオレンダイン・オリータスから、9/1に新発売されたのが「クリスタリーノ」
樽で熟成されていないブランコ、シルバーのような透明のテキーラなのですが、実は熟成された3種類のテキーラをブレンドした熟成もののテキーラです。
普通、樽で熟成されたものはウイスキーのように色づきますが、特殊な製法によって透明になっているのです。
エクストラ・アネホ、アネホ、レポサドをブレンド
オレンダイン・オリータス クリスタリーノには、自社畑で栽培されたアガベを100%使用したエクストラ・アネホ(3年以上熟成)、アネホ(1年以上熟成)、レポサド(2ヶ月以上熟成)の3種類がブレンドされています。
それぞれは元々(濃淡あれど)琥珀色に色づいているのですが、特殊なろ過を重ねることで、まるでクリスタルのような色合いになっているのです。
また、この製法による変化は色だけでなく、味わいにも変化が生まれ、雑味が取り除かれクリアで飲みやすい味わいに仕上がります。
近年見かけるようになった熟成ものの透明テキーラは、そのほとんどがクリアアネホなどと呼ばれ、アネホのみをろ過し透明にしたものなのですが、このクリスタリーノは、アネホだけでなく、レポサドと贅沢にもエクストラアネホも使用しているのが特徴的です。
オレンダイン・オリータス クリスタリーノは飲み方、楽しみ方が多様
革新的な手法によって誕生したクリスタリーノは、その飲み方、楽しみ方も革新的です。
熟成もののテキーラが持つ複雑でしっかり味わいを保持しながらも、ろ過によりすっきり仕上がっているため、ストレートやロックでも飲みやすくなっています。
また、通常の熟成ものはウイスキーのように色づいている上、その濃厚な味わいゆえにカクテルに合わせにくい難点があるのですが、透明なクリスタリーノはそれらの問題を解決しており、カクテルでも楽しみやすくなっています。
しかも、エクストラ・アネホやアネホといった高級品を使用していながらも、価格は4,500円(希望小売価格)
家でも気軽に楽しみやすい価格設定は魅力です。
まとめ
伝統と革新が同居するテキーラ業界。
今回発売されたオレンダイン・オリータス クリスタリーノはそれを象徴するような商品と言えるでしょう。
ちなみに、今回の新商品発売にあわせ、他のオレンダイン・オリータスもボトルがスタイリッシュなデザインへと一新されています。
見かけた際はまずは味わってみては。
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