世界的なジンのブームを皮切りに、日本国内でも国産ブランドが続々と登場するなど、ジン業界が盛り上がってきています。
そんな中、英Drinks Internationalが、世界のトップバー(2019年版は127店舗)を対象に、今注目のジンブランドについて集計したランキング「World Top Trending Brands 2019」を発表!
当記事では、そのうちTOP5のブランドを5位から順にご紹介。
なんと、日本の「季の美」と「六」がランクインしています!
5. ROKU<六>
[産地]
日本
[主なボタニカル]
柚子、桜の花、玉露、煎茶、山椒など
サントリーが手がけるクラフトジン、ROKU<六>が5位にランクイン!
ROKUの大きな特徴は2つ。1つは旬の時期に収穫した和のボタニカル6種をメインのボタニカルとして使用していること。もう1つは、それらのボタニカルを個別に、なおかつ素材の特性に合わせ蒸留器を使い分けて蒸留し、複数の原酒をブレンドする、こだわりの製法によって仕上げられていることです。
同社が長年培った洋酒造りの技術が活かされたジンは、柚子や桜など、和素材が複雑に香ります。
⇒サントリーのクラフトジン「ROKU(ロク)」を徹底解説!
4. ヘンドリックス
[産地]
スコットランド
[主なボタニカル]
オリスルート、エルダーフラワー、バラエキス、キュウリエキスなど
4位にランクインしたのは、1999年にリリースされたプレミアムジンの先駆けであり、昨今のクラフトジンブームの礎を築いたブランドの一つ、ヘンドリックス。
このジンは、11種のボタニカルをタイプの異なる2つの蒸留器で蒸留し、仕上げにバラのエキスとキュウリのエキスが加えられるという、リリース当時でいえばかなり革新的だった製法で造られています。
バラの華やかさとキュウリの爽やかさが、上品に香るジンです。
3. ネバー ネバー
[産地]
オーストラリア
[主なボタニカル]
ジュニパー、アンジェリカ、コリアンダー、シナモンなど
3位にランクインしたのは、オーストラリア発、ジンの根幹であるジュニパーにこだわりを見せる3人の男たちによって造られるネバー ネバー。
フラッグシップ銘柄であるトリプルジュニパージンは、その名のとおり、ジュニパーを3つの異なる製法で蒸留し、ジュニパーらしさが最大限引き立つように造られています。
残念ながら2019年1月現在、日本未入荷のブランドですが、今後が楽しみです。
2. 季の美 京都ドライジン
[産地]
日本(京都)
[主なボタニカル]
柚子、玉露、山椒、生姜、ヒノキなど
2016年に創業したばかりの京都蒸溜所で造られる、日本のクラフトジンのパイオニア的ブランド「季の美」が、なんと2位にランクイン!
このジンの最大のポイントは、“京都であること”に徹底的にこだわり、老舗茶舗の玉露や無農薬の柚子、ヒノキや山椒など京都産の和のボタニカルを軸としていることです。
さらにベースのスピリッツには、日本らしく米100%のスピリッツを使用し、和素材含む全11種のボタニカルはカテゴリーを分け個別に蒸留・ブレンドによって仕上げられています。
こだわりの製法による、和素材が上品に香るジンは、世界で最も権威ある酒類品評会の一つ、インターナショナル・ワインアンドスピリッツ・チャレンジ(IWSC)2018では最高賞を受賞。今、各方面でトレンドになっています。
⇒「季の美」独占取材!いかにして京都から“世界最高のジン”が生まれたのか?
1. モンキー47
[産地]
ドイツ
[主なボタニカル]
ジュニパー、クランベリー、トウヒ、エルダーフラワーなど47種
1位に輝いたのは、数あるジンの中でも一際異彩を放つ、世界的なラグジュアリーブランド、モンキー47。
ドイツ・シュヴァルツヴァルトの森の中にあるブラックフォレスト蒸留所で造られるモンキー47は、この地で、サルをモチーフにしたジンのレシピが遺品として見つかり、それを現代に甦らせたもの。
森で採れたクランベリーなどのベリー類やフルーツなど、個性豊かなボタニカルをなんと“47”種も使用。アルコール度数も“47”%に合わせる徹底ぶりです。
ベリーの甘みも感じさせる、とりわけ華やかで香水のような香りが特徴的で、その唯一無二のフレーバーから、男女関係なく幅広い層から愛されています。
⇒日本のクラフトジン・全25ブランドまとめ【2018年12月最新版】
⇒クラフトジンとは?特徴〜飲み方までお酒初心者でも分かるように解説してみた
Amazonのジン・クラフトジンストアはこちら!
⇒Amazonのジンストア