世界一売れているジンは?ジン世界売上ランキングTOP8【2020版】

世界一売れているジンは?ジン世界売上ランキングTOP8【2020版】

2020年最新版のジンブランドの世界売上ランキングをご紹介!2019版に続き、上位8ブランドを解説付きでお知らせします。(出典は英Drinks International「THE SPIRITS RANKING 2020」)

日本でも国産ブランドが続々と登場するなど“クラフトジン”の台頭が騒がれる近年のジン業界ですが、世界的な盛り上がりはまだまだ続いており、ジンカテゴリー全体の売上は昨年から13%もプラスに。お酒のカテゴリーとしては最も成長しており、今回ランクインしたブランドもほぼ全てが売上を伸ばしています。
それでは8位から順にご覧ください。

8位 ヘンドリックス / Hendrick’s

ヘンドリックス
売上(出荷数):140万ケース(1ケースあたり9L換算)
産地:スコットランド

まずはスコットランドのプレミアムジン「ヘンドリックス」が、2019版同様に8位にランクイン。
1999年に発売されたこのジンは、通常の香りづけのボタニカルの他に、バラとキュウリのエキスを加えるというユニークな特徴を持ちます。その斬新さはジンの世界に大きな影響を与え、現在の世界的なクラフトジンのムーブメントを礎を築いたブランドの一つです。
特にここ5年ほどは大きな成長を続けており、その売上は2倍以上に。2018年年末に発売された「ORBIUM」も好調とされ、昨年からは9%売上が伸びています。

7位 ラリオス / Larios

売上:150万ケース
産地:スペイン

サントリー傘下のビームサントリーが手がけるスペイン産のジン「ラリオス」が再び7位に。
スペインは現在のジンのムーブメントを代表する国の一つであり、世界でもトップクラスのジン消費量を誇ります。
そのスペインで圧倒的な人気を誇るのがラリオス。近年急成長を遂げていたブランドでしたが、昨年からは1%プラスと、その勢いは落ち着きつつあります。
なお、日本では展開されていないブランドです。

6位 シーグラム ジン / Seagram’s Gin

売上:260万ケース
産地:アメリカ

かつて世界で名を馳せたスピリッツメーカーの名を冠する「シーグラム ジン」が5年以上連続で6位に。
2000年にシーグラム社の酒類部門がペルノ・リカール社に買収されたのを機に、こちらのブランドも同社のポートフォリオに仲間入りしています。
特に北米で高い人気を誇るこちらのジンは、トップブランドとしては珍しく長期熟成が特徴。
かつては日本でも流通していましたが、現在は正規輸入はされていません。

5. ビーフィーター / Beefeater

ビーフィーター  ピンクストロベリー
売上:340万ケース
産地:イングランド

日本でも高い知名度を誇るイングランドのジン「ビーフィーター」が4年連続で5位という結果に。
創業から200年経った今もなおロンドンで造り続ける伝統的なジンですが、近年は新たな商品を積極的にリリース。特に昨年より日本でも発売された「ピンクストロベリー」は、その見た目の鮮やかさやカジュアルな飲み方が若い層を中心に支持され、ブランド全体の9%プラス成長を支えているとされています。
なおオーナー企業はペルノ・リカール社ですが、日本ではサントリーが販売を担当しています。

4. タンカレー / Tanqueray

タンカレー
売上:450万ケース
産地:イングランド

昨年と変わらずの4位は、カクテルのベースとして世界中で愛されている「タンカレー」。
定番商品のロンドンドライジンの他、2000年に発売されジンのプレミアム化に大きな影響を与えた「ナンバーテン」も、変わらず高い人気を誇ります。
また、昨年6月に発売されたジン&トニックなどのRTD(カクテルボトル)商品がとても好調なようで、世界中に浸透しているトップブランドでありながら昨年より13%も売上を伸ばしています。

3. ボンベイ / Bombay

ボンベイ・サファイア
売上:470万ケース
産地:イングランド

ブルーのボトルでおなじみの「ボンベイ・サファイア」などを展開する「ボンベイ」ブランドがTOP3に。
ジン業界が低迷していた80年代にリリースされたボンベイ・サファイアは、鮮やかなボトルデザインやクリアな香り、そして使用ボタニカルの公開など、当時では斬新な手法で展開され、それまでのジンのイメージを覆し業界に変革をもたらしました。
こちらも好調を続けており、2015年から4割以上売上が伸びています。

2. ゴードン / Gordon’s

ゴードン
売上:670万ケース
産地:イングランド

昨年より3%プラスと低成長ながらも、ジン人気の急拡大を象徴するように近年その売上を大きく伸ばし続けてきた「ゴードン」が670万ケースも売り上げて2位に。
1769年にアレキサンダー・ゴードンが創業したこのブランドは、ジンとしては初めて英国王室御用達の認可を取得するなど、業界の発展やジンの地位向上に大きく貢献。そのチャレンジ精神は今も変わらず、近年リリースしたフレーバージンやジン&トニック缶などのRTD商品はいずれも好調だとされています。


1. ヒネブラ サンミゲル / Ginebra San Miguel

売上:2890万ケース
産地:フィリピン

栄えあるNO.1ジンブランドとなったのはフィリピンの「ヒネブラ サンミゲル」に。
2890万ケースという他ブランドの追従を許さないダントツぶりで、長きに渡りトップに君臨しています。というのも実はフィリピンはジンの消費量が世界一(※IWSRより)。そんな同国で最も飲まれているブランドだからこそ圧倒的なボリュームなのです。
なお2015年と比較すると5割も売上を伸ばしており、今後も絶対的な王者であり続けるでしょう。

2020年版・ジンの世界売上ランキング表

小針 真悟
著者:小針 真悟

[LiquorPage運営責任者] お酒の現場を7年経験したのちに独立。お酒の魅力を多くの人に知ってもらうべく、2016年11月に「LiquorPage」の運営を開始。 洋酒から和酒まで幅広い知見をベースに、ジン専門書籍やテキーラメディアなど外部酒類メディアの執筆協力の他、イベントの企画運営にも携わる。(ただの酒好き)

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