おそらく誰もが一度は飲んだことがあるであろう「ジン&トニック」。
実はそのジン&トニックは、クラフトジンに脚光が集まるなどジン業界全体が世界的に盛り上がる中で、進化を続けています。
フルーティーなものやスパイシーなもの、ハーバルなものなど、様々な香りを持つ個性豊かなジンブランドが増えていることもあり、どのブランドをチョイスするかによって、ジン&トニックの仕上がりも大きく変わり、様々な楽しみ方をできる飲み方なのです。
近年、日本でもジンに特化したバーが増える中で、ついにそのジン&トニックを専門とするお店が登場!
東京・中目黒に10/31、日本初のジン&トニック専門店「Antonic」がオープンしました。今回はこちらのお店について簡単にご紹介します。
ビギナーでも気軽にジン&トニックを楽しめる「Antonic」
ジンをトニックウォーターで割っただけのシンプルな飲み物であるジン&トニック。
度数が低く、カジュアルにもフォーマルにも楽しめることから、ジンの最もポピュラーな飲み方の一つとされ、例えばジンの本場イギリスでは、ジンの消費量のうち、7割がジン&トニックとして消費されているとされています。(※WSTAより)
今回新たにオープンした「Antonic」は、そんなジン&トニックをカジュアルに楽しめる専門店です。
お店は、美食の街としても知られる中目黒にあり、洋酒の専門店として珍しく路面店。大きな窓からは、照明で明るく照らされた店内を覗くことができる他、その中は、カフェのようなスタイリッシュな雰囲気となっており、気軽に入りやすくなっています。
ジンは、世界各国のクラフトジンなど、個性豊かなジンブランドを80種類前後取り揃え、それらをベースとしたジン&トニックのオーダーが可能。それだけ種類が多いと、選ぶのが難しく感じてしまう方もいるかもしれませんが、Antonicは、バーに行き慣れていない方やジンに詳しくない方でも楽しめるように、メニューが工夫されています。知識がない方でも視覚的に選びやすいようにとインスタグラムでメニュー化されており、全メニューの値段を800円、1000円、1200円の3つに限定。ジン&トニックの専門店だからこそ、ジンを選ぶだけでオーダーができます。
お店のディレクターである武田光太さんは、元々ジンなど洋酒を取り扱うインポーターに長年勤めたお酒のプロフェッショナルですが、武田さん以外のスタッフは実は全くバーに関連のないバックグラウンドの方たち。だからこそ洋酒やバーのカルチャーに慣れてない客にも寄り添うことができ、客側はリラックスして利用することができます。
こだわりのメニューは、そんなスタッフ同士で「どうしたらビギナーでも選びやすいか」徹底的に議論した末に完成しており、「選ぶ難しさ」は簡単に、「選ぶ楽しさ」はそのままに、ジン&トニックを楽しめます。
ジン&トニックで美味しいジンブランドのみを厳選
Antonicには、本場イギリスなどのヨーロッパやアメリカなどの北米のジンの他、日本のジンなど、世界各国のブランドが取り扱われていますが、そのこだわりは、「ジン&トニックで美味しいジン」を厳選していること。
ディレクターの武田さんが「当店としてはジンそのものにスポットを当てたいんです。基本的に当店オリジナルのカクテルなどはなく、シンプルにジン&トニックの飲み比べで遊んでいただきたいですね」と語るように、その提供スタイルも、ジン&トニックの定番の付け合わせであるフレッシュなライムは使用せず、極力ジンの香りや味わいに影響が出ないよう、ドライのライムやレモン、グレープフルーツの他、香りが強すぎないハーブを用いるのだそう。
肩肘張らずにカジュアルに、個性の豊かな世界のジンのジン&トニックを楽しめそうです。
詳細
「The World Gin&Tonic〔Antonic〕」
住所: 東京都目黒区東山1-9-13
営業: 13:00〜22:00 不定休
公式SNS: https://instagram.com/antonic.gin/
メニュー: https://instagram.com/antonic.menu/
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