クラフトジンを楽しむために知っておきたい“ジンの定番の飲み方”4選

クラフトジンを楽しむために知っておきたい“ジンの定番の飲み方”4選

近年クラフトジンが大注目を浴びるなど世界的なムーブメントとなっているジン。
ここ日本でもジンの人気が急上昇しており、それを楽しむ上で不可欠な飲み方などの情報へのニーズも高まっています。

そこで今回は、専門書籍への執筆協力やイベント運営に携わるなどジンを専門分野としてきた筆者が、ジンを美味しく味わうために、まずは知っておきたい定番の飲み方をピックアップしご紹介。
ぜひそれぞれ試してみてください。

1. ジン&トニック

タイムを加えるジン&トニック

タイムを加えたジン&トニック

最も人気のあるジンの飲み方の一つが、きっと知らない方はいないであろうジン&トニック。
ジンをトニックウォーターで割るだけというシンプルな飲み方ながら、心がリフレッシュされるようなハーブ&スパイスが香る爽やかな味わいは飲み手を選ばない傾向にあります。
昼間からテラスでカジュアルにも、バーでちょっぴりフォーマルにも味わうことができる飲み方で、ジンの本場イギリスではジン消費量のうち7割がジン&トニックとして消費されているのだとか。そのため、造り手はジン&トニックで飲まれることを考慮してジンを製造していることがほとんどです。
近年はライムを搾らないジン&トニックが人気を呼んだり、ローズマリーやタイムなどのハーブやフルーツを加えるスタイルも人気を呼んでおり、飲み手の好みにアレンジできるのは大きな魅力と言えるでしょう。
クラフトジンに合わせるなら、人工香料・甘味料不使用の甘さ控えめのプレミアム系のトニックがオススメ。そのレシピは、ジン1/4、トニック3/4が黄金比とされています。

2. ソーダ割り

ジンのソーダ割り

ウイスキーやテキーラなどと同じように、ジンもソーダ割りは人気の飲み方です。
ソーダ割りはジン&トニックと異なり、基本的に甘みがないため、より爽やかにジンを堪能できます。ソーダならコンビニでも入手できるため自宅でもかなり簡単に試せる飲み方である他、ジンもソーダも糖分はゼロ。よりヘルシーにジンを楽しみたい方にはピッタリです。
ライムを搾り落としてジンリッキーとして味わうのも、ソーダと同量のトニックを加えてソニックスタイルで味わうのも良いでしょう。
レシピは基本的に飲み手の自由ですが、薄めに作れば食中酒として料理に合わせやすくなり、少し濃いめに作ればジンの風味をより堪能できます。

3. オンザロック / ストレート

ジンのストレート

ジンももちろん、オンザロックやストレートでも楽しむことができます。
個性豊かなクラフトジンが登場するようになったことで、従来のドライなジンばかりではなく、口当たりがまろやかなタイプや味がしっかりしたジンも流通するようになり、オンザロックやストレートはより魅力的な飲み方になってきています。
40度前後とアルコール度数は高めですが、ストレートは素のままのジンの香りを楽しむことができ、ジンを深く堪能したいときはまずストレートで味わってみて、その後、オンザロックにするなり、ジン&トニックにするなりして楽しむと良いでしょう。
オンザロックの場合、氷を加えることでアルコールの刺激を感じにくくなるのと同時に、香りと味の感じ方も変化。氷が溶け出していくことで変化していく香りも楽しめます。

4. カクテル

ネグローニ

熱狂的な人気を誇るネグローニ

4大スピリッツに数えられるジンは、カクテルベースとしてとても人気があります。
定番カクテルのマティーニは、昔も今もジンの粋な楽しみ方して不動の人気があり、ドライでキリリとして味わいを堪能できます。
また近年は、同じくジンの定番カクテルであるネグローニが熱狂的な人気を博しており、英Drinks Internationalが発表する世界の人気カクテルランキングでは、マティーニをも上回る2位を6年連続で獲得しています。
そんなネグローニは全てハーブ系のお酒を使用するのが特徴で、その華やかな香りとともに甘苦い独自の味わいを堪能できます。
その他、ライムの酸味が効いたフレッシュな味わいが魅力のギムレットや、近年人気急上昇中のバジルを使ったサラダのようなカクテル、ジンバジルスマッシュもオススメです。

ジンカクテルについて詳しくはこちら
“今味わっておきたい”世界が注目するジン・カクテル 5選
著者:小針 真悟

[LiquorPage運営責任者] お酒の現場を7年経験したのちに独立。お酒の魅力を多くの人に知ってもらうべく、2016年11月に「LiquorPage」の運営を開始。 洋酒から和酒まで幅広い知見をベースに、様々な酒類専門メディアの執筆・編集のほか、酒類イベントの企画運営やWEB制作、プロモーション業にも携わる。写真撮影も行うなど、お酒を通じた様々な制作業を一人でこなす。(ただの酒好き)

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