個性豊かなクラフトジンの登場によって、世界各国でジンの人気が急上昇している中、その銘柄の数も急増しています。
国産ジンの造り手はもちろん、輸入を手がけるインポーターのおかげで、日本でも数多くのジンを楽しめるようになりましたが、当然ながら世界にはもっとたくさんのジンが流通しています。
一体いくつぐらいジンの銘柄は存在するのか、きっと気になる方もいるはず。
そこで今回は、全世界のジンの銘柄数を調べてみました!
「銘柄数=個性の数」とも捉えることができますが、あなたが思っているより、世界には多くのジンが存在するかもしれません。
今世界で流通するジンの銘柄数は「5,498種」!
今回、全銘柄数を調べるにあたって参考にしたのが、ドイツのジン専門サイト「GINspiration.de」。同サイトの「WORLD GIN MAP」によれば、2019年12月時点での世界におけるジンの銘柄数は…
なんと「5,498種」!
しかも同データによれば、おそらく集計できていないジンが500ほどあるとのこと。
(世界中で造られるジンは、テキーラなどのように管理団体がないために、全て把握することはほぼ不可能)
また、世界的なジンのガイドアプリとして知られる「Ginventory」でも、データベースに登録されているジンの数が「5,670種」と、あまり差がありません。
よって、世界におけるジンの銘柄数はだいたい「5,500種」と見て良いでしょう。
ちなみに、産地国別の銘柄数の内訳を見ると、トップはやはりジンの本場イギリス。
その数は1,722種と、世界中のジンの3割以上が同国で造られていることになります。
なおそれ以下は、2位がアメリカで、その数702種。3位がドイツで692種。4位がスペイン、5位がベルギーと続きます。
これらの国々は、名だたるジンを世に送り出すなど、産地としてもとても有名。やはり造られる銘柄の数も多いわけです。
ジンの相棒、トニックウォーターも数多くの銘柄が存在する
ジンには、5500種もの銘柄が存在することが分かったわけですが、その飲み方の定番であるのがジン&トニックです。
それに用いるトニックウォーターは、ジンを楽しむ上で欠かせない相棒とも言えますが、実はトニックにもまた、数多くの銘柄が存在します。
前述したGinventoryには、トニックのデータベースも登録されており、その銘柄数は「532種」。
日本では、今のところ10数種前後しか流通していませんが、世界にはこれだけ多くのトニック銘柄が存在するのです。
これほどまでに数が多いのは、ジンが多様化したことで、その楽しみ方であるジン&トニックにも多様性が求められ、個性豊かなトニック銘柄が増えてきたからと推測します。
ジンの世界には5,500の“個性”がある、だから楽しい
いずれにしても、昨今のクラフトジン人気によって、ジンカテゴリーは大きな成長を続けており、市場の成長率は、あらゆる酒類カテゴリーの中でトップです。(※IWSRより)
造り手、飲み手双方から注目が集まっているからこそ、日本を含め世界中でジンが造られるようになり、その銘柄数も増えているのです。
記事冒頭で記したように「銘柄数=個性の数」と捉えると、5,500もの個性がジンの世界にはあることに。それだけジンは楽しみがいがあるお酒なのです。
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