バー初心者向け!これだけは覚えておきたいクラシックカクテル10選

バー初心者向け!これだけは覚えておきたいクラシックカクテル10選

バーは本来、レストランなどと同じように知識を持たずとも楽しめる場所であり、カウンター越しに立つバーテンダーに身を委ねても良い場所です。
とはいえバー未経験者や不慣れな方の中には「少しぐらいの予備知識は欲しい」と思う方もいるでしょう。
そこで今回は、これだけ覚えておけば安心できるであろう、バーで人気のド定番クラシックカクテルを10個ご紹介!度数やレシピなど簡単な特徴もご紹介します。

1. ドライ・マティーニ

ドライ・マティーニ

“カクテルの王様”と喩えられるジンの王道カクテルの一つ。ジンとドライ・ベルモット(香草を加えたワイン)で作るシンプルなカクテルで、アルコール度数は30度前後。その名のとおりキリリとドライな味わいが特徴です。日本においてはバーの顔ともされているカクテルです。

2. ネグローニ

ネグローニ

ネグローニは、ジンの他、イタリアが世界に誇るリキュールであるカンパリと、スイート・ベルモットで作られるイタリア発祥のカクテル。ハーブの香りと、甘さとほろ苦さが絶妙に絡み合っています。世界のトップバーでは全カクテルの中で2番目に人気のあるカクテルです。アルコール度数は25度前後。

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3. ギムレット

ギムレット

ジンのカクテルとして根強い人気を誇るギムレットは、ジンの他、ライムジュース、砂糖というとてもシンプルなレシピで作られるカクテル。アルコール度数は30度前後とやや高めですが、柑橘系のさっぱりした味わいが魅力です。

4. ダイキリ

ダイキリ

ラムのクラシックカクテルとしておそらく最も有名なダイキリ。ラムとレモンジュースで構成され、シャープながらも多少の甘みも感じさせるアルコール30度前後のカクテルです。文豪ヘミングウェイが愛したとされるシャーベット状の“フローズン・ダイキリ”も有名です。

5. モヒート

モヒート

今やバーでなくとも多くの飲食店で味わえるようになったモヒート。ミントの葉とソーダを加えることで与えられる清涼感はこのカクテルならではのものです。アルコール度数は15度前後が一般的。

6. マルガリータ

マルガリータ

テキーラの王道カクテルであり、アメリカを筆頭に世界的な人気を博すマルガリータ。テキーラとコアントロー(オレンジの皮のリキュール)、ライム、塩はそれぞれ相性が抜群。甘さも感じさせるさっぱり系の味わいで、グラスの縁の塩がそれらを引き立たせてくれます。アルコール度数は25度前後。フローズン・マルガリータも人気です。

7. パローマ

パローマ

テキーラの産地メキシコでは最もポピュラーな飲み方であるパローマ。グレープフルーツジュースとソーダ、そして塩で作られる、太陽の下で味わいたいとても爽やかな味わいのカクテルです。アルコール度数は10度前後で、今回ピックアップしたカクテルの中では最も飲みやすいと言えます。

8. コスモポリタン

コスモポリタン

ウォッカ・カクテルとしてとりわけ高い人気を誇るコスモポリタン。ホワイト・キュラソー(オレンジの皮のリキュール)の他、クランベリー&ライムジュースで作る美しい見た目のカクテルです。飲みやすい味わいですが、アルコール25度前後と決して度数は低くありません。

9. オールド・ファッションド

オールド・ファッションド

ウイスキーベースのカクテルの中でも特に有名なオールド・ファッションド。世界のトップバーではあらゆるカクテルの中で最も人気の高いカクテルとされ、バーの顔ともされています。ウイスキーの他、カクテルの隠し味としてしばしば用いられる苦味酒ビターズと砂糖で作る、シンプルながらも味わい深いカクテルです。アルコール度数は40度前後と高めですが、一度は味わっておきたいカクテルの一つです。

10. マンハッタン

マンハッタン

マティーニがカクテルの王様ならマンハッタンは女王様。ウイスキーの定番カクテルとして日本でもとても有名なクラシックカクテルです。スイート・ベルモットとビタースを加え、チェリーを沈める見た目も女性的なカクテルですが、度数は30度前後と高めです。

著者:小針 真悟

[LiquorPage運営責任者] お酒の現場を7年経験したのちに独立。お酒の魅力を多くの人に知ってもらうべく、2016年11月に「LiquorPage」の運営を開始。 洋酒から和酒まで幅広い知見をベースに、ジン専門書籍やテキーラメディアなど外部酒類メディアの執筆協力の他、イベントの企画運営にも携わる。(ただの酒好き)

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