テキーラとウイスキーなど他のお酒は何が違う?4つのポイントを簡単解説

テキーラとウイスキーなど他のお酒は何が違う?4つのポイントを簡単解説

「そもそもテキーラとウイスキーとか他のお酒って何が違うの?」
多くの人が一度は味わったことがあるテキーラは、それがどういったお酒なのかは意外と知られておらず、誤解がされることもしばしばあるお酒でもあります。
そこで当記事では、テキーラがウイスキーなど他のお酒と違うポイントを4つのポイントに分けてご紹介。
違いを知ることでテキーラの基本が分かるようになり、“美味しく”味わえるようになるでしょう。

[1. 産地の違い] テキーラの産地はメキシコだけ

メキシコの街並み

テキーラが他のお酒とは大きく違うポイント、それは「テキーラはメキシコでしか造れない」ということ。
実はテキーラは、シャンパーニュなどと同様に、原産地呼称が認められた数少ないお酒の一つ。メキシコの、しかも限られた地域(ハリスコ州を中心とした5つの州)でしか造ることが許されていません。
例えばウイスキーなら、スコットランドや日本など様々な国の銘柄がありますが、テキーラはメキシコだけ。テキーラはメキシコの伝統的かつ重要な産業でもあり、テキーラを知ることはメキシコを知ることにも繋がります。

[2. 原料の違い] テキーラはアガベという“植物”が原料

アガベ

もう一つの重要なポイントは、テキーラはアガベと呼ばれる多肉植物が原料になっていること。アガベはテキーラの原料として収穫するまでにおよそ6年以上の年月がかかります。(原料として使用するのは茎の部分)
このアガベには、エッセンシャルオイルのような豊かな香味が詰まっているとされ、穀物が原料のウイスキーなど大多数のお酒と比べ、原料自体の香りがお酒に強く反映されているのが特徴です。
また、そもそも“植物”が原料となるお酒はとても珍しく、さらに、その収穫に複数年要するのもテキーラぐらいです。
かなりの手間をかけてテキーラは造られているのです。

[3. 熟成による違い] テキーラは味のバリュエーションが豊か

ブランコ、レポサド、アネホ

テキーラには、「ブランコ」や「シルバー」などとも呼ばれる無色透明の樽熟成させないクラスと、樽で熟成させることで茶色づいた「レポサド」、より長く熟成させる「アネホ」と呼ばれるクラスがあります。
ブランコは、原料のアガベ由来の味わいを堪能できるほか、カクテルにも使いやすいのが特徴です。
一方でレポサドやアネホは、樽での熟成によって、それ由来の甘いバニラのような香りが強くなり、ブランコの味とは印象が異なるウイスキーにも似た味わいになる傾向があります。

また、テキーラは、一つのブランドで熟成なしの商品と有りの商品が当たり前のようにリリースされているのが特徴で、故に味のバリュエーションが豊かだと言えるでしょう。

[4. 飲み方の違い] テキーラには独自の飲み方が

パローマの写真

他のお酒同様に、テキーラにも様々な飲み方があります。
ストレートでゆっくり味わうように飲む方法や、ソーダで割るハイボールスタイル、マルガリータに代表されるようなカクテルなど、実に様々。
その中でも、特に現地メキシコで人気だとされるのが「パローマ」というカクテル。テキーラとグレープフルーツジュース、ソーダ、塩で作る簡単な飲み物で、現地では日本でいう焼酎の水割りのような位置付けなのだとか。
このパローマ、実はかなり飲みやすく、アルコール度数がだいたい10度未満である他、とても爽やかな味わいは飲み手を選びません。このテキーラ独自の飲み方は、日本人の舌にもピッタリで、試してみる価値アリです。

簡単にパローマを作る方法は下記の記事でご紹介
テキーラとキリン・メッツで作るカクテルが美味いというので試してみた

メキシコ発のこだわりの美酒を、今こそ美味しく味わってみよう

このようにテキーラには、他のお酒にはない独自の特徴があるのです。
また、厳しい規定の中、非常に手間ひまかけて造られています。(数あるお酒の中でとりわけ定義が厳格だとされています)
熟成のクラスによって味わいが異なることから、好みによって飲み分けることが出来たり、パローマなどのカクテルやソーダ割りなど様々な飲み方があることがお分かりいただけたかと思います。

近年テキーラは、アメリカを筆頭に人気度を上げ続けており、ジョージ・クルーニーやMAROON5のアダム・レヴィーン、ドウェイン・ジョンソンなど錚々たるセレブらが続々と自らテキーラをリリースしていることから「セレブのお酒」と呼ばれる側面も。
今こそそんな美酒を、自分のスタイルで味わってみてください。

小針 真悟
著者:小針 真悟

[LiquorPage運営責任者] お酒の現場を7年経験したのちに独立。お酒の魅力を多くの人に知ってもらうべく、2016年11月に「LiquorPage」の運営を開始。 洋酒から和酒まで幅広い知見をベースに、ジン専門書籍やテキーラメディアなど外部酒類メディアの執筆協力の他、イベントの企画運営にも携わる。(ただの酒好き)

関連記事

  1. 豪華ゲストらが来日!「AGAVE LOVE×TEQUILA FESTA in TOKYO」が11/3〜11/4に初開催! 豪華ゲストらが来日!「AGAVE LOVE×TEQUILA FE…
  2. 女性達が手がけるメスカル「アハル」の魅力と、プロに聞く美味しい飲み方 女性達が手がけるメスカル「アハル」の魅力と、プロに聞く美味しい飲…
  3. 個性豊かなマルガリータの魅力を発信 〜 「マルガリータの日」Celebration Party 2020・レポート 個性豊かなマルガリータの魅力を発信 〜 「マルガリータの日」Ce…
  4. アガベとは テキーラの原料「アガベ」とはどんなもの?【徹底解説】
  5. テキーラの度数、そんなに高くない? テキーラの度数は高いわけではない?他の蒸留酒と度数を比較
  6. トッププロに聞く、初心者にもオススメのテキーラ厳選5選 トッププロに聞く、初心者にもオススメのテキーラ厳選5選
  7. 初心者にもオススメ!本当に美味しい“テキーラの飲み方”を6つご紹介! 初心者にもオススメ!本当に美味しい“テキーラの飲み方”を6つご紹…
  8. 超高級テキーラ・おすすめ8選 おすすめの超高級テキーラ8選!贈り物にも最適!

おすすめ記事

【九州・沖縄版】国産クラフトジン全ブランド一覧 〜 37ブランドの特徴を紹介 【九州・沖縄版】国産クラフトジン全ブランド一覧 〜 37ブランドの特徴を紹介

今や日本各地で造られるようになったクラフトジンですが、その中でも九州・沖縄地方が一大産地となっている…

「YASO GIN」の造り手に聞く - なぜ健康食品メーカーがジンを手がけることになったのか? 「YASO GIN」の造り手に聞く – なぜ健康食品メーカーがジンを手がけることになったのか?

今や100前後のブランドが流通する国産クラフトジンの市場において、発売から1年足らずで品切れが続出す…

【大阪・京都・近畿版】国産クラフトジン全ブランド一覧 〜 15ブランドの特徴を紹介 【大阪・京都・近畿版】国産クラフトジン全ブランド一覧 〜 15ブランドの特徴を紹介

世界に羽ばたくクラフトジンへと成長した「季の美」と「ROKU」は、どちらも近畿地方の府県を産地とする…

人気の記事

  1. あのパーカーポイントが日本酒に!90点以上78銘柄を発表 日本酒版パーカーポイント
  2. ジャパニーズ・クラフトジンが今アツい!話題の4銘柄をご紹介 ジャパニーズ・クラフトジン
  3. 日本でも流行必至!「クラフトジン」の特徴と銘柄まとめ クラフトジンとは?
  4. ウイスキー世界売り上げランキングTOP20 世界ウイスキー売上ランキング
  5. 世界一売れているビールは?2015年世界シェアTOP10を発表! 世界一のビールは?

新着記事

関連記事

PAGE TOP