ジンの定番の飲み方といえば「ジントニック」。そして、近年では「ジンソーダ」も身近な飲み方として親しまれています。
どちらもジンを炭酸飲料で割ったシンプルな飲み方ですが、割り材の違いによって味わいは大きく変わります。
そこで今回は、ジントニックとジンソーダの違いを、それぞれの特徴や楽しみ方とともにご紹介します。
ジントニックとジンソーダ、何が違う?
両者の最大の違いは、ジンを割る炭酸飲料の種類です。
ジントニックは「トニックウォーター」、ジンソーダは「炭酸水」でジンを割った飲み方。それぞれの特徴を簡単にまとめると、次のようになります。
| ジントニック | ジンソーダ | |
|---|---|---|
| 割り材 | トニックウォーター | 炭酸水 |
| 甘味 | あり | 基本的になし |
| 苦味 | トニックとジン由来 | 主にジン由来 |
| 味わい | 甘味と苦味のある爽やかな飲み口 | すっきりとドライな飲み口 |
| 特徴 | 割り材との組み合わせを楽しめる | ジンそのものの個性を感じやすい |
※味わいは使用するジンや割り材、配合によって異なります。
ジントニックの特徴は、トニックウォーターの甘味と苦味

ジントニックの味わいを大きく左右するのが、トニックウォーターです。
トニックウォーターとは、炭酸水に糖類や香料、苦味成分などを加えた清涼飲料水のこと。甘味と独特の苦味が特徴で、かつてはキナの樹皮に含まれる「キニーネ」が苦味成分として使われていました。現在はキニーネ以外の苦味成分を使用した製品もあります。
ジンの持つジュニパーベリーや柑橘、ハーブなどの香りに、トニックウォーターの甘味と苦味が加わることで、爽やかで奥行きのある味わいが生まれます。
ちなみに、バーの世界では、トニックウォーターやソーダ、ジンジャーエールなどの割り材を「ミキサー」と呼ぶこともあります。
代表的なトニックウォーターには、長い歴史を持つ「シュウェップス」、日本でもおなじみの「ウィルキンソン」、英国発のプレミアムミキサー「フィーバーツリー」などがあります。
それぞれ甘味や苦味、香りが異なるため、同じジンでもトニックウォーターを変えるだけで味わいの印象は大きく変わります。

⇒日本で買える“トニックウォーター”全14銘柄まとめ 〜 特徴と味をグラフで紹介
ジン本来の個性を楽しむならジンソーダ

ジンソーダは、ジンを炭酸水で割った飲み方。日本ではサントリーの「翠ジンソーダ」の普及もあり、家庭でも親しまれるようになりました。
トニックウォーターのような甘味や苦味が加わらないため、ジン本来の香りや味わいを比較的ストレートに感じられるのが特徴です。
ジンは、ジュニパーベリーを中心に、柑橘類の果皮やハーブ、スパイスなど、さまざまな植物由来の素材「ボタニカル」で香りづけされた蒸溜酒。銘柄によって香りの個性も多彩で、ジンソーダはその違いを楽しむのにも適しています。
また、トニックウォーターに比べて炭酸水は入手しやすく、自宅での晩酌やアウトドアなど、さまざまなシーンで気軽に楽しめるのも魅力です。
代表的な炭酸水には「ウィルキンソン」や「サントリー天然水」の炭酸水などがあり、選択肢も豊富。まずは身近なお店で手に入るものから試してみるとよいでしょう。
さらにこだわりたい人には、フィーバーツリーの「プレミアム ソーダウォーター」などもおすすめ。炭酸の強さや口当たりによっても、ジンソーダの印象は変わります。
ハーブやフルーツを加えてアレンジを楽しもう!

ジントニックもジンソーダも、ハーブやフルーツなどを加えて自由にアレンジできます。
定番のライムやレモンをはじめ、オレンジやグレープフルーツなどの柑橘類、ローズマリーやミントといったハーブ、キュウリやスパイスなどもおすすめです。
例えば、柑橘類で爽やかな香りや酸味を加えたり、ローズマリーでハーバルな香りをプラスしたり。ジンに使われているボタニカルと共通する素材を合わせるのも面白いでしょう。
自宅でも簡単!基本的な作り方
どちらも特別な道具は必要なく、ジン1に対して割り材3を目安に、手軽に作れます。
基本のジントニック
- ジン:30ml
- トニックウォーター:90ml
- ライム:お好みで
- 氷:適量
基本のジンソーダ
- ジン:30ml
- 炭酸水:90ml
- レモンまたはライム:お好みで
- 氷:適量
氷を入れたグラスにジンを注ぎ、よく冷やした割り材を加えて軽く混ぜれば完成。炭酸を逃さないよう、混ぜすぎないのがポイントです。
ジンと割り材の割合に決まりはないので、好みに合わせて調整してみてください。
シンプルだからこそ、奥深い。自分のスタイルで楽しもう!

ジントニックやジンソーダは、バーではバーテンダーが素材の組み合わせや温度、炭酸の扱い方など、細部にまでこだわって仕上げる一杯でもあります。
一方で、ジンと割り材さえあれば、誰もが気軽に楽しめるのも魅力です。
まずは同じジンを使って、ジントニックとジンソーダを飲み比べてみるのもおすすめ。
プロが追求する奥深さを味わうのも、自分好みにアレンジしてカジュアルに楽しむのも自由。ぜひ自分のスタイルで楽しんでみてください。
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