国産クラフトジン「槙-KOZUE-」が新発売!気になる特徴とは

クラフトジン「槙-コズエ-」

今年に入り日本の大手メーカーも参入するなど、ブームの様相を呈しているクラフトジン。
日本産のクラフトジンは「ジャパニーズクラフトジン」などとも言われますが、そのジャパニーズクラフトジンの新ブランドが発売されます。

そのジンの名は「槙-KOZUE
梅酒などで有名な「中野BC」が手がけるクラフトジンで11月1日(水)にリリースされました。(700ml、税込2,916円、アルコール度数47度)

本記事では「槙-KOZUE」について、どのような特徴を持つジンなのか、リリース資料を元にポイントをご紹介していきます。

クラフトジンとは
ジンはベースのスピリッツに、ハーブや果皮、スパイスなどの「ボタニカル」を数種加え蒸留させてできるスピリッツ。
ジュニパーベリーは必須だが、ボタニカルのレシピは各銘柄様々。度数は40〜50度が一般的。
クラフトジンとは、ジンの中でも少量生産で(ボタニカルや製法など)強いこだわりのもと造られる個性的なジン。
【クラフトジンの基本について〜特徴と銘柄まとめ】

ジャパニーズジン「槙-KOZUE-」とは

槙(KOZUE)のボトル

非常にシンプルで洗練されたボトルデザイン。

「槙-KOZUE」を端的に表すなら「世界初、[高野槙-コウヤマキ]をボタニカルとして使用した香り高きジン
和歌山にある「中野BC」が手がけているとだけあって、和歌山産の温州ミカンやレモン、山椒もボタニカルとして使用しており、クラフトジンらしい地域性も活かされたジンとなっています。
中野BCは日本酒や梅酒などを手がける酒造大手であり、蜂蜜梅酒やゆず梅酒など梅酒で特に有名な作り手でもあります。

「槙-KOZUE」では、希少価値の高い針葉樹「高野槙(コウヤマキ)」の葉をボタニカルとして使用しており、ジンへの使用はさることながら、食用(飲料用)としての使用も世界初。
清らかな森林のような香りを与えるとされ、このコウヤマキとジュニパーベリー、そしてミカンやレモンなど柑橘類が合わさることで「森林の香りと柑橘の華やかなで爽やかな香りが上品に混じり合ったジン」に仕上がっているとのことです。

また「槙-KOZUE」では、他のジャパニーズクラフトジンによく使用される柚子や茶葉が使用されていないなど、ジャパニーズクラフトジンの中でも少し違った路線で、独自性の強いブランドとも言えるでしょう。

「槙-KOZUE-」の4つの特徴

次に、筆者が感じた「槙-KOZUE-」の個性ともいうべき、独自の特徴について挙げてみます。

  1. アロマオイルにもなる高野槙(コウヤマキ)を使用
  2. ジュニパーベリーと和歌山産4種のボタニカル
  3. クラフトジンらしい工芸品のような丁寧な造り
  4. 良心的な価格設定

それぞれ詳しく見ていきましょう。

1. アロマオイルにもなる高野槙(コウヤマキ)をボタニカルとして使用

高野槙(コウヤマキ)は、世界遺産の「高野山」に多く自生していることからその名がついており、同地では霊木として大切にされている針葉樹。その葉は香り高く、アロマオイルにも使用されるほど
深い森のようなスッキリとしたウッディな香りを特徴としています。

槙(KOZUE)に使用されるボタニカル5種

右奥の松のようなものが高野槙。

また、ジンには必須のボタニカルであるジュニパーベリー(こちらは葉でなく実)も、同様にウッディな香りを特徴としており、「槙-KOZUE-」の香りに強く影響していると見られます。

2. ジュニパーベリーと和歌山産4種のボタニカル

「槙-KOZUE」では、ジュニパーベリーを除いてボタニカルは全て和歌山産
前述したコウヤマキの他に、温州ミカンとレモンの皮、そして山椒もボタニカルとして使用されており、いずれも和歌山産となっています。
どうやら、コウヤマキの香りは柑橘類と相性が良いらしく、それを考慮した上での組み合わせだそう。

これらボタニカルは浸漬にて香味の抽出を行い、蒸留は、よりしっかりした特徴が現れやすい常圧蒸留にて行われています。

使用ボタニカル
ジュニパーベリー、高野槙(コウヤマキ)、温州ミカンの果皮、レモンの果皮、山椒

3. クラフトジンらしい工芸品のような丁寧な造り

クラフトと言えば「工芸」を意味する言葉ですが、「槙-KOZUE-」もまるで工芸品のように丁寧に造られています。
ボタニカルはベーススピリッツに少量ずつ漬け込み、手作業で撹拌しながら香味を抽出。
その後蒸留されたのち、香味を馴染ませるため一定期間低温にて熟成され、完成しています。合成着色料や酸味料、着色料等は一切使用されていません。

ちなみに、このジンを手がける中野BCは梅酒や果実酒の作り手としても有名。
つまり香味成分を抽出する技術はすでに有しており、その技術力が活かされた格好でしょう。

4. 良心的な価格設定

現在ブームとなっているクラフトジンですが、少量生産でこだわり志向という特性のため、いずれの銘柄も価格は高い傾向にあります。
その相場は4,000〜5,000円前後となっており、ウイスキーと比べると安くも見えますが、一般的に見て決して安いものではありません。

しかし、「槙-KOZUE」の価格は700mlで税込2,916円と、相場を下回る価格となっており、良心的な価格設定となっています。

香り・味わい

最後にその香り・味わいについて、資料をもとにまとめてみましょう。

香り
上質で清らかな“森林の香り”が、柑橘類ならではの華やかな甘い香りとスッキリとした爽やかな香りと上品に混じり合う。
味わい
柑橘の香りが口当たりをやわらかくし、飲むとほのかな甘酸っぱさを感じ、後味に、ジンらしいキレとスパイシーさ。

まとめ

先に述べたように、「槙-KOZUE」他のジャパニーズクラフトジンとは少し路線が違う、独特のクラフトジンです。
高野槙(コウヤマキ)や温州ミカンなど和歌山特有のボタニカルが使用されていることから、”日本のジン”はもとより、”和歌山のジン“といったところでしょう。

著者:小針 真悟

[LiquorPage運営責任者] お酒の現場を7年経験したのちに独立。お酒の魅力を多くの人に知ってもらうべく、2016年11月に「LiquorPage」の運営を開始。 洋酒から和酒まで幅広い知見をベースに、ジン専門書籍やテキーラメディアなど外部酒類メディアの執筆協力の他、イベントの企画運営にも携わる。(ただの酒好き)

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