失敗しないテキーラ銘柄の選び方とは【初心者向け】

テキーラの選び方

ここ数年、テキーラのイメージは随分よくなり「罰ゲームのお酒」ではなく、「美味しい洋酒」として認知されるようになってきました。
より一般層にも飲まれるようになってきたのですが、テキーラに関する情報は決して多くはないため「テキーラを飲みたいけど選び方が分からない」という方もいると思います。

というわけで本記事では、テキーラ銘柄の選び方について、テキーラ初心者の方でも分かりやすいようにシンプルにご紹介していきます。

本記事でご紹介する選び方は以下の4つ。

  • プレミアムテキーラかミクストテキーラか
  • テキーラの色合い(熟成度合い)で選ぶ
  • 産地で選ぶ
  • 味のタイプで選ぶ

それでは見ていきましょう。

テキーラとは
メキシコのテキーラ5州でのみ生産が許される蒸留酒で、主な原料に大型の多肉植物であるアガベを使用。
度数は38〜40度がほとんど。樽で熟成させたタイプ(お酒の色がややゴールド)と、樽熟成なしのタイプ(無色透明)がある。

プレミアムテキーラ(アガベ100%テキーラ)かミクストテキーラか

テキーラにはミクストテキーラとプレミアムテキーラ(アガベ100%テキーラ)なるものがあるのはご存知でしょうか?

テキーラの主な原料はアガベという多肉植物なのですが、原料比率の51%以上、つまり半分以上アガベを使用すれば良く、他の原料(糖蜜のアルコールなど)も使用されるケースがあります。
こうして他の原料も混ぜて造られたテキーラを「ミクストテキーラ」と呼びます。
値段は安価で、一般的「テキーラのショットください」と言って出てくるのはこのタイプです。

対して、アガベだけしか使用しない、つまりアガベ100%のテキーラも存在し「プレミアムテキーラ」とも呼ばれています。
ミクストテキーラに比べやや高価ですが、現在の人気を集めているのはこのタイプです。

ミクストテキーラが安さが売りなのに対し、プレミアムテキーラは味の良さがウリで、雑味がなく甘みを感じる味わいで、一般的に飲みやすいと言われています。

アガベの写真。プレミアムテキーラではこれのみを使用する。

アガベの写真。プレミアムテキーラではこれのみを使用する。

By Jay8085 – originally posted to Flickr as Blue Agave, Tequila, Mexico, CC BY 2.0, Link

目的に応じてプレミアムテキーラかミクストテキーラか選ぶ

目的に応じてプレミアムテキーラかミクストテキーラ、どちらか選ぶのがオススメ。
例えば、パーティードリンク用やカクテル用であればミクストテキーラ。しっかり味わいたいのであればプレミアムテキーラといった感じで分けるのが良いでしょう。

ちなみにプレミアムテキーラは、ボトルに必ず「100% de Agave」「100% Puro de Agave」などの表記がある上、ほぼ必ず宣伝文句として使われるので見分けがつきます。それがない場合はミクストテキーラです。

プレミアムテキーラはこちらで詳しく解説しています。
ハリウッドで大流行!プレミアムテキーラとはどんなもの?

テキーラの色合い(熟成度合い)で選ぶ

冒頭で述べたように、テキーラには色合いが透明なタイプと、ややゴールドに色づいたタイプがあります。
これは樽熟成の有無によるもので、その熟成期間によって名称が決まっています。

熟成期間 名称 色合い
熟成なし シルバー、ブランコ、プラタ 無色透明
2ヶ月以上熟成 レポサド 薄いゴールド
1年以上熟成 アネホ ウイスキーのような色

※これらの名称は銘柄名にほぼ必ず記載されています。

これらは当然のことながらテキーラの味わいにも影響します。
シルバー(ブランコ、プラタ)が、アガベの風味が強くやや辛味も感じる傾向があるのに対し、熟成期間が長いアネホは、まるでウイスキーのようなバニラに似た甘みも感じる味わい。レポサドはその中間となっています。

一般的に、アネホなど甘みが強いタイプは初心者の方に好まれる傾向があり、一方でシルバーはマニアの方に好まれる傾向があります。

産地で選ぶ

テキーラは、メキシコのハリスコ州など指定された5つの州でのみ造られるお酒ですが、その中でも産地分けがされています。
なかでも有名なのが、ハリスコ州のバジェス地方とロスアルトス地方
ほとんどのテキーラがこの2つの地域で造られているのですが、それぞれ違った特徴を持つため、産地で選ぶというのもアリです。

バジェス地方
特徴:辛味・苦味が効いた、香りと口当たりが強い伝統的なテキーラ
主な銘柄:クエルボ、サウザ、エラドゥーラ

ロスアルトス地方
特徴:甘味・旨味が効いた、スムースな口当たりのテキーラ
主な銘柄:ドンフリオ、パトロン、カサドレス

産地について詳しくはこちら。
ワンランク上のテキーラの選び方【産地編】

味のタイプで選ぶ

いくら嗜好性が高いとはいえ、テキーラは飲み物ですから味はかなり重要な要素。

味で選ぶ場合、上記の項目を考慮した逆算的な選び方となります。
もちろん銘柄ごとに特徴は異なるので、あくまで参考程度ですが、以下のような選び方がおすすめです。

甘み&スムースな味わい
→ロスアルトス産テキーラ

熟成感&甘味、しっかり飲みごたえ
→アネホ

アガベ本来の甘味・辛味、テキーラらしい味わい
→シルバー、レポサド

はっきりした口当たり、伝統的なテキーラの味わい
→バジェス産テキーラ

この基準をもとに言うなら、ロスアルトス産のアネホの銘柄が、甘みが強くスムースな口当たりなので、テキーラ初心者の方でも飲みやすいと言えます。
よりテキーラらしさを求めるならバジェス産のシルバーやレポサドがおすすめです。

まとめ

ここまで、テキーラの銘柄の選びのコツについて解説してきました。

最後にざっくりまとめると…

  • まずは用途に合わせてプレミアムテキーラかミクストテキーラか決める。
  • そのあとに味のタイプ、もしくは産地や熟成度合いを決める。

ちなみに記事内でご紹介してはいませんが、ボトルデザインで選ぶのもおすすめです。
テキーラは他の酒類と違って、ボトルの形状に定型がなく、銘柄ごとに形が異なるのが特徴で、とても凝ったおしゃれなボトルが多い傾向にあります。
見た目にこだわるところは味にもこだわる傾向があるため、テキーラに限らず他の酒類選びでもおすすめです。

小針 真悟
著者:小針 真悟

[LiquorPage運営責任者] お酒の現場を7年経験したのちに独立。お酒の魅力を多くの人に知ってもらうべく、2016年11月に「LiquorPage」の運営を開始。 洋酒から和酒まで幅広い知見をベースに、ジン専門書籍やテキーラメディアなど外部酒類メディアの執筆協力の他、イベントの企画運営にも携わる。(ただの酒好き)

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