家での過ごし方が注目される昨今、“おうちカクテル”に代表されるように、お酒の楽しみ方も変わってきています。
そんな家でのお酒の嗜みを充実させるアイテムの一つであり、近年少しずつ認知度が上がっているのが自分で作る漬け込み酒。
様々なハーブやフルーツを漬け込んで作るお酒は、色や香り、味わいの変化を楽しめることはもちろん、自分で作るという体験もまた醍醐味です。
とはいえ、漬け込む素材やその量、漬け込み時間などを自分で決めなければならないため、ハードルが高いと感じる方も少なくないでしょう。
そこで今回は、そんな方にもオススメできる、バーテンダーが開発した“誰でも簡単”に本格的な漬け込み酒を作られるキットをご紹介します。
紅茶フレーバージンとレモンフレーバーウォッカを簡単に作られるキット「N bottleletter」
近年のバーではよく見られるようになった漬け込み酒。バーシーンでは漬け込みのことをインフューズと言い、例えばインフューズド”ジンや“インフュージョン”ウォッカなどとも呼ばれるのですが、いささか専門性が高い分野と捉えられがちです。しかし実は、昔から日本の家庭で作られてきた梅酒やかりん酒なども同じくインフューズさせたお酒であり、レシピの考案を除いては、基本的に特別な技術や道具を要しません。
今回ご紹介する「N bottleletter」は、そのレシピ考案という最大の課題を解決済みの、名古屋市のバー「Bar N」のオーナーバーテンダー・松本さんが開発したジンとウォッカ用のインフューズ・キットです。
漬け込みに使うハーブなどの素材とレシピのセットで、「ティービター」という紅茶フレーバーのジンを作製できるキットと、「レモンドライブ」というレモンフレーバーのウォッカが作製できるキットの2種類がそれぞれオンラインで販売されています。
ジン用には、ダージリンやアッサムなど3種類の紅茶の茶葉をブレンドしたものがキットの中に。一方でウォッカ用には、レモンバーベナとレモンマートルというハーブが入っています。
作製方法はいたって簡単で、それらの素材を丸ごとジンまたはウォッカに入れ、冷蔵庫に入れるだけ。漬け込み時間はレシピに記載されているため、迷うことがありません。時間もジンで5時間半、ウォッカで8時間と1日待たずに完成します。
漬け込みのベースとなるジンまたはウォッカは自分で用意する必要がありますが、レシピにはオススメの銘柄がいくつか記されています。
このように、誰でも簡単に、バーで提供されるような本格的なインフューズド・ジンとウォッカが作製できます。
見た目もフレーバーも大きく変化!トニックやソーダ割りで楽しめる
「ティービタージン」と「レモンドライブウォッカ」は、その名に見合うように見た目もフレーバーも大きく変化します。
ティービタージンからは力強い紅茶の香りと深みが、レモンドライブウォッカからは乾いたレモンのようなハーバルな香りが感じられます。
どちらも茶色く色づき、既製品のジンやウォッカとは全く異なる、素材の風味が活きたナチュラルなフレーバーに。プロであるバーテンダーが開発した、本格的かつ独自性にあふれるフレーバーを自宅でも楽しめるようになります。
その飲み方は、基本的にはソーダやトニックウォーターで割るだけでも十分。詳しいオススメレシピはキットに同封されています。
N bottleletterの開発者・松本さんは製品について、「私どもは、(ジンやウォッカなど)スピリッツのインフューズはかけ算だと考えています。BARで飲むお酒が月の世界だとすると、レモンドライブは太陽をイメージし、ティービターはサンセットをイメージしブレンドしています。N bottleletterはおうちでの午後に届けたいと思っております」と語ります。
簡単にできるとはいえ、やはり少しでも自分が手にかけたものは特別に感じられるものです。
おうち時間の一つの楽しみとして、漬け込み酒を試してみては?
⇒https://www.nta.go.jp/taxes/sake/qa/06/32.htm
「N bottleletter」詳細
内容:ティービター、レモンドライブ
価格:各1,000円(税別)
販売サイト:N bottleletter公式サイト
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