飲み手が自由にブレンドすることに特化したクラフトジン…ジンラバーなら気になりませんか?
ジュニパーベリーを軸に、ハーブやスパイスなど複数のボタニカルを用いて造られるお酒、ジン。当然のことながら普段私たちが飲んでいるのは、造り手のこだわりのレシピによって造られた味が完成されたジンです。
そんな中6/28に新発売されたのが、あえて1種類のボタニカルごとに1本の商品として瓶詰めし、自分なりのレシピの作成やブレンドを楽しめるように設計された国産クラフトジン「TATEYAMA GIN」です。
本来ジンのレシピ作成やブレンドといえば、特殊な技術を持った者のみに許される大切な工程。「TATEYAMA GIN」なら、その工程を擬似体験でき、自分好みのオリジナルレシピを作成できるかも…?
DIY文化が発達する千葉・館山にちなんだカスタマイズできるクラフトジン
「TATEYAMA GIN」を手がけるのは、千葉・館山に拠点を置く「TATEYAMA BREWING inc.」。
館山市内にあるカフェ&バー、ゲストハウス、シェアオフィスを展開する複合施設「TAIL」のカフェ&バーに併設された蒸溜所にて「TATEYAMA GIN」は造られています。
同社の代表である大田聡さんは、「館山はDIY文化がすごく発達している」とし、「DIY文化が発達している館山だからこそ、自分で作ること自体の体験価値を大きくしたい」との思いから、産地の特産品を使用する多くの国産クラフトジンとは違う方法でローカルさを表現し、カスタマイズやブレンドといった、いわばDIYを前提としたタイプのジンを発案。
また、その企画制作を担当した、東京・代々木上原でクリエイティブオフィス&カフェバー「No.(ナンバー)」を運営しながら、ジンのプロジェクトにも複数携わった実績を持つクリエイティブチーム「301.inc」の大谷省悟さんは「TATEYAMA GINの表現の形態として、“ラボ” や “実験” をコンセプトにしています。完成した味をただ売るだけじゃなくて、選択肢を持たせたかった」と語り、だからこそあえて複数のボタニカルで風味付けせず、1種類のボタニカルごとに蒸溜することで素材由来の風味に特化した「TATEYAMA GIN エレメントシリーズ」が誕生したのだそうです。
そのラインナップは、ジンに欠かせないジュニパーベリーはもちろん、世界中のジンに多用されているアンジェリカやコリアンダー、レモンピールなどのほか、山椒やクロモジ、煎茶など日本らしい素材も含む合計19種類で展開。レシピやブレンド次第では、世界の主流であるロンドンドライジンのようなタイプから、日本で人気の和素材香るジンも作成できるようになっており、ジンラバーには嬉しい構成となっています。
このような飲み手がブレンドを楽しむことに特化したジンは、イギリスなどジンの文化が広く浸透している海外諸国では前例があったものの、日本ではほぼ前例のない新しいタイプのジンと言えるでしょう。
一方で、造り手によってあらかじめブレンドされた、味が完成された「ブレンドシリーズ」も同時展開。まずはフローラルでフルーティーな味わいにブレンドされた「001」から発売し、シリーズとして以後新たなブレンドのボトルが製造されていくそうです。
「ブレンドシリーズ」をお手本にしながら、様々な「エレメントシリーズ」を用いて、“実験”のようにオリジナルレシピをどんどん考案していくのも良いかもしれません。
「TATEYAMA GIN」詳細
【素材を単品蒸留する「エレメントシリーズ」】
19種類の素材(エレメント)をそれぞれ単品で蒸留して作られるジン。季節に合わせた旬の素材がラインナップ。
また購入者がそれぞれの蒸留酒を自由にセレクトし、好きな分量を入れてブレンドしながら自分だけのカスタマイズブレンドを作ることもできる。
容量: 200ml
度数: 40%
価格: 各1,980〜2,090円
販売: 6/28より公式オンラインストア、TAIL 1F カフェ&バーで販売
【エレメントシリーズをブレンドして作られる「ブレンドシリーズ」】
“JUNIPER” “SPICY” “FLORAL” “FRUITY” ”SPECIAL”の5つのパラメーターによってテイストが表現される。オリジナルブレンド「001」は“FLORAL” “FRUITY” が強調され、初心者でも飲みやすいテイストにブレンド。「002」以降も順次製造予定。
オリジナルブレンド「001」
容量: 200ml
度数: 40%
価格: 2,200円(税込)
販売: 6/28より公式オンラインストア、TAIL 1F カフェ&バーで販売
※ジュニパーベリー、コリアンダーなど7種類をブレンド
⇒TATEYAMA BREWING オンラインストア
⇒TAIL 公式HP
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